ジョグ CE50/CE50D/CE50ZR 160,920円/173,880円/194,400円(2月24日発売)
★ヤマハ ジョグ CE50/CE50D/CE50ZR 車両解説
定番原付一種スクーター、ジョグがカラー設定の変更で2015年モデルに
1983年3月に発売開始されたヤマハの看板原付スクーター、ジョグシリーズ。幾多の変遷を経ながら30年以上も継続生産されてきた数少ない長寿モデルでもある。2ストロークエンジンを搭載したモデルの期間が24年もあり、膨大なヒストリーとなってしまうのでここでは省略させていただくが、大まかには7世代に分けられる。
そして経済性や、環境性能に対応すべく、4ストロークエンジンが採用されたのが2007年(10月発売)。フューエルインジェクション、そして吸気2、排気1という変則的な3バルブのヘッドを持つ4ストロークエンジンが開発され「ニューフレンドリーJOG」として登場している。
フューエルインジェクションは、吸気通路の圧力変位から運転状況を検知する小型の最新センサーを採用したほか、小型インジェクター、フィルター類をモジュール設計することなどにより、軽量コンパクトなシステムとして開発された。この時の4ストロークモデルが基本はそのままに、細かなモデルチェンジが行われたのみで現行モデルへと継がっている。
最近では、2011年1月にカラー設定の変更と、ZRに専用のスモーク調メッキ立体エンブレムが採用されるマイナーチェンジを受けている。また2013年2月には、ピンク系の新色が追加され、計5色のラインナップとなっていた。
さらに2014年12月、ジョグシリーズにシート高を標準モデルよりも25mmダウンさせた低シート仕様(ジョグ CE50P)が登場している。シート高を725mmから700mmに下げ、更なる扱いやすさで女性ユーザーにもよりやさしい仕様としたモデルだった。カラーもそれに合わせ女性向けの3色が設定されていた。
今回は、ジョグ CE50シリーズのCE50/CE50D/CE50ZRのカラーリング設定が変更されて2015年モデルとなった。
★YAMAHA プレスリリースより (2015年1月13日)
華やかな“ゴールド”採用、ZRには“ピンク”を設定
2015年モデル「ジョグ CE50」シリーズを発売
ヤマハ発動機株式会社は、スタンダードな原付1種スクーターとして人気の「ジョグ CE50」シリーズのカラーリングを変更し、2015年モデルとして2015年2月14日より発売します。
2015年モデル「ジョグ CE50」は、明るさと華やかさを強調した新色の「ライトイエローイッシュグレーメタリック9」(ゴールド)など、全5色を設定しました。「ブラックメタリックX」と「シルバー3」は、ホイールをブラック塗装とし、各色ともシートはステッチ仕様としました。
「ジョグ CE50」をベースに、前輪ディスクブレーキとアルミホイールを採用するデラックス仕様の「ジョグ CE50D」は、いずれも前輪にゴールドのブレーキキャリパー、シートにはステッチを採用しました。
クラス唯一のリアスポイラーなどスポーティな装備を備える「ジョグ CE50ZR」は、新色に「パープリッシュレッドメタリック2」(ピンク)と、シックな「ラジカルホワイト」(ホワイト)を設定。継続色の「マットブラック2」(マットブラック)ともに、それぞれボディ色とホイールの調和を図り、ゴールドのブレーキキャリパーを新たに採用しています。
なお、本製品の製造はヤマハモーター台湾で行います。
- <名称>
- 「ジョグ CE50」
- メーカー希望小売価格
- 160,920円(本体価格149,000円/消費税11,920円)
- カラーリング
- ・ライトイエローイッシュグレーメタリック9(新色:ゴールド)
- ・シルバー3(シルバー)
- ・ブラックメタリックX(ブラック)
- ・ダークレディッシュグレーメタリック2(ダークブラウン)
- ・ダルレッドメタリックD(レッド)
- 「ジョグ CE50D」
- メーカー希望小売価格
- 173,880円(本体価格161,000円/消費税12,880円)
- カラーリング
- ・ブラックメタリックX(ブラック)
- ・ホワイトメタリック1(ホワイト)
- 「ジョグ CE50ZR」
- メーカー希望小売価格
- 194,400円(本体価格180,000円/消費税14,400円)
- カラーリング
- ・パープリッシュレッドメタリック2(新色:ピンク)
- ・ラジカルホワイト(新色:ホワイト)
- ・マットブラック2(マットブラック)
- 発売日
- 2015年2月14日
- <販売計画>
- 40,000台(年間、国内)
- ※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれない。
- 「ジョグ CE50」「ジョグ CE50D」フィーチャーマップ
- ・乗り心地に優れたオイルダンパー式フロントフォーク
- ※前輪ディスクブレーキ
- ・フューエルインジェクション採用
- ・水冷4ストロークオートマチックエンジン
- ・燃焼効率に優れた3バルブ方式
- ・キー孔シャッターとリアホイールロックがワンタッチで可能な盗難抑止機構「Gロックシステム」
- ★ステッチ仕様のシート
- ・約18リットル容量のシート下トランク(ヘルメット等収納物の形状・大きさによっては収納できないものもあります)
- ・シートを開けずに給油可能な給油口
- ※軽量アルミ製キャストホイール(前後)
- ★印は2015年モデルの新フィーチャー
- ※印は「ジョグ CE50D」の特徴
- 「ジョグ CE50ZR」フィーチャーマップ
- ・クリアレンズ採用フラッシャー(前後)
- ・油圧式ディスクブレーキ
- ★ゴールドキャリパー
- ・軽量アルミ製ダイキャストホイール
- ★ボディカラーと調和させたホイール塗装色
- ・フューエルインジェクション採用
- ・水冷4ストロークオートマチックエンジン
- ・燃焼効率に優れた3バルブ方式
- ・専用デザイン文字盤メーターパネル
- ・キー孔シャッターとリアホイールロックがワンタッチで可能な盗難抑止機構「Gロックシステム」
- ・ステッチ入りシート
- ・約18リットル容量のシート下トランク(ヘルメット等収納物の形状・大きさにより収納できないものもあります
- ★マットブラックの“ZR”立体エンブレム
- ・LED大型ハイマウントストップランプ採用リアスポイラー
- ・リザーブタンク付きリアサスペンション
- ・メタル調のマフラープロテクター
- ★印は2015年モデルパープリッシュレッドメタリック2」「ラジカルホワイト」の新フィーチャー
★主要諸元
車名型式 | JBH-SA36J〈JBH-SA39J〉《JBH-SA39J》 | |
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ジョグ CE50〈ジョグ CE50D〉《ジョグ CE50ZR》 | ||
発売日 | 2015年2月14日 | |
全長×全幅×全高(m) | 1.685×0.650〈0.645〉《0.645》×1.035 | |
軸距(m) | 1.160 | |
最低地上高(m) | 0.090 | |
シート高(m) | 0.725 | |
車両重量(kg) | 84〈83〉《83》 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 1 | |
燃費消費率(km/L)※1 | 66.0(国交省届出値 定地燃費値 30km/h 1名乗車時)※2 | |
50.1(WMTCモード値 クラス1 1名乗車時)※3 | ||
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転半径(m) | - | |
エンジン型式 | A312E | |
水冷4ストローク単気筒SOHC3バルブ | ||
総排気量(cm3) | 49 | |
内径×行程(mm) | 38.0×43.5 | |
圧縮比 | 12.0 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 3.1[4.2]/8,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 3.9[0.40]/6,500 | |
燃料供給装置形式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ・キック併用式 | |
点火方式 | TCI(トランジスタ式) | |
潤滑油方式 | 強制圧送ウェットサンプ | |
潤滑油容量(L) | 0.8 | |
燃料タンク容量(L) | 4.4 | |
クラッチ形式 | 乾式遠心シュー | |
変速機形式 | Vベルト式オート | |
変速比 | 2.731~0.844 | |
キャスター(度) | 24°00′ | |
トレール(mm) | 70 | |
タイヤサイズ | 前 | 90/90-10 41J |
後 | 90/90-10 41J | |
ブレーキ形式 | 前 | 機械式リーディングトレーリング〈油圧式シングルディスク〉《油圧式シングルディスク》 |
後 | 機械式リーディング・トレーリング | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | ユニットスイング | |
フレーム形式 | バックボーン |
※1:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
※2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測の燃料消費率。
※3:WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果からの計算値。
〈 〉内はジョグ CE50D、《 》内はジョグ CE50ZRの諸元