CB1100 EX<ABS>・特別仕様 1,163,160円(1月26日発売)
★ホンダ CB1100 EX<ABS>・特別仕様 車両解説
アルミホイール、チューブレスタイヤを装着したCB1100 EXの特別仕様車が登場
2010年の3月11日に国内発売されるや、多くの“CBファン”をカムバックさせ、リッタークラスのベストセラーとなったCB1100。ちなみに’07年の東京モーターショーに参考出品され話題を集めたCB1100FとCB1100Rが出発点で、’09年のショーでは、現在の姿に近いスタイルのプロトタイプ・モデルが公開され“市販予定車”として紹介されていた。そして、2010年3月11日にアップハンドルの<タイプI>が先行で発売開始され、ローハンドルの<タイプII>は若干遅れ、6月4日に発売されている。
翌’11年の7月には、CB1100シリーズ初のスペシャルエディションが登場している。期間限定で受注発売された「CB1100<Type Ⅰ>ABS・Special Edition」で、ホワイトとレッド、2色設定のオリジナル・モデルに対して、こちらのスペシャル・エディションはブルー系の車体色を特徴としていた。
また、オリジナル・シリーズがブラック塗装のエンジンを搭載していたのに対して、シルバーの金属肌を強調したエンジンを搭載。ホイールもシルバーでメカニカルなイメージが強調されていた。それ以外では色調が変更された車名のエンブレムステッカーが採用されたぐらいで、スペック的な変更はなかった。
2012年2月には、CB1100シリーズ初のマイナーチェンジが行われた。乗り心地の優れた網状のクッション“e-cushion”シートをホンダ車として初採用、サイドカバーには立体エンブレム、視認性を向上させたメーターパネルなどが採用されている。それまでは、2タイプの形状のハンドルが選べたが、このモデルからは、アップタイプのみの設定となった。車体色は新色の銀と、継続色の赤、白、計3色のラインナップとなっている。
また、このマイナーチェンジを期に、黒の車体色をベースに、エンジンから前後ホイール、リアサススプリング、Fフォークボトムケース、サイドカバー、ステップホルダーまでを黒で統一した“ブラック・スタイル”が誕生している。
2014年2月には、CB1100シリーズのミッションを5速から6速へと変更するなど各部の熟成を図るとともに、左右2本出しマフラーの採用やワイヤースポークホイールの採用などでトラディショナルイメージを高めたCB1100 EXを新たにタイプ設定。また、CB1100<ABS>にETCとグリップヒーターおよび専用インジケーターランプを標準で装備したCB1100 EX<ABS> E Package(こちらのタイプのみ4月18日発売)もラインナップしている
今回は、ユーザーからリクエストが多かったアルミキャストホイール仕様をCB1100 EXタイプにも設定したもの。ただし限定200台のみ。
★HONDA プレスリリースより (2015年1月13日)
「CB1100 EX<ABS>・特別仕様」を限定発売
Hondaは、トラディショナルイメージのロードスポーツモデル「CB1100 EX<ABS>」に、キャストホイールを採用した「CB1100 EX<ABS>・特別仕様」を設定し、200台限定で1月26日(月)に発売します。
CB1100 EXは、CB1100をベースに、2本出しマフラーやワイヤースポークホイールの採用などで、トラディショナルイメージを深めたモデルです。
今回、前・後にアルミキャストホイールを採用することで、トラディショナルなイメージと軽快さを融合させるとともに、前・後にチューブレスタイヤを採用しています。
足回りの軽量化により、車両重量をCB1100 EX<ABS>に対し2kgの軽量化を図ることで、より軽快な取り回し性を実現しています。
車体色は、キャンディアリザリンレッド1色の設定です。
CB1100シリーズは、空冷・4ストローク・直列4気筒1100ccエンジンを搭載し、空冷エンジンならではの味わいや、端正で伝統的なスタイリングなど、ベテランライダーを中心に好評を得ている大型ロードスポーツモデルです。
- ●販売計画台数(国内・年間)
- 200台(限定)
- ●メーカー希望小売価格(消費税5%込み)
- CB1100 EX<ABS>・特別仕様 1,163,160円(消費税抜き本体価格 1,077,000円)
- ※価格には(リサイクル費用を含む)保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません
★主要諸元
車名型式 | EBL-SC65 | |
---|---|---|
CB1100 EX<ABS>・特別仕様 | ||
発売日 | 2015年1月26日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.205×835×1.130 | |
軸距(m) | 1.490 | |
最低地上高(m) | 0.135 | |
シート高(m) | 0.785 | |
車両重量(kg) | 257 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費消費率(km/L)※1 | 31.0(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時) | |
18.6(WMTCモード値 クラス3-2 1名乗車時)※2 | ||
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転小半径(m) | 2.7 | |
エンジン型式 | SC65E | |
空冷4ストローク直列4気筒DOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 1,140 | |
内径×行程(mm) | 73.5×67.2 | |
圧縮比 | 9.5 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 66 [90]/7,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 91[9.3]/5,500 | |
燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射装置[PGM-FI] | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
潤滑油方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | - | |
燃料タンク容量(L) | 17 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング式 | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 3.083 |
2速 | 1.941 | |
3速 | 1.478 | |
4速 | 1.240 | |
5速 | 1.074 | |
6速 | 0.964 | |
減速比1次/2次 | 1.652×2.222 | |
キャスター(度) | 27°00′ | |
トレール(mm) | 114 | |
タイヤサイズ | 前 | 110/80R18M/C 58V |
後 | 140/70R18M/C 67V | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク |
後 | 油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | ダブルクレードル |
※1 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。使用環境(気象、渋滞)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※2 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果に基づいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます