レースが終わって、片付けも終わりに差し掛かったころ。
克昭の元に、4年間一緒に回った国旗が戻ってきました。アジア選手権のほぼ全員の選手のサインとメッセージとともに。
最後のレースで使うかもしれず、レース後にこれだけのサインを集めてくれたのは大会オーガナイザーのロン。これをみた克、しばらく言葉にならず、涙がとまりませんでした。
4年間のアジア選手権で通算18勝、そして、メーカーの枠を超えて沢山のライダーにいい刺激を与え、成長させてきました。
藤原克昭選手は今後、全日本、アジアのコーチとしての活動が決まっています。
「アジア選手権の選手も、他のメーカーのバイクも速くなってきた。カワサキも、バイクも新しくしなきゃいけないし、ライダーも育てたい。これからアジアでも国内でも、やることがいっぱいで新しい挑戦にワクワクしている。」
「1秒前は過去」と3年前のカタールでも言っていました。レースが終わった瞬間から次の目標に向かって進む克の潔さ。今後の活動が楽しみです。