クロスカブ 286,200円(12月12日発売)
★ホンダ クロスカブ 車両解説
“アウトドアスタイル”のクロスカブに新色を追加発売
21世紀の原付二種スーパーカブ、として2009年6月にラインナップに加わったスーパーカブ110だったが、わずか3年でフルモデルチェンジを受けたのはご存じの通り。2009年のスーパーカブ110では、いかに“スーパーカブ”らしいイメージを残すかに配慮されたキープコンセプトのボディスタイルを持って開発されたのに対して、2012年3月発売のニューモデルでは、従来のスーパーカブのデザイン・イメージにとらわれることなく、純粋にビジネスモデルとしてのユーティリティをアップトゥデート、突き詰めていったらこのスタイルになった、と説明されていたが、要は東南アジア系のカブ・デザインの流れをくんだデザインへの変身だった。
それもそのはず、2009年モデルでは、国内モデルとして開発され、生産も国内の熊本製作所で行われていたのに対して、2012年のモデルは、中国の新大洲本田摩托有限公司で生産を行い、東南アジアなど海外市場を主なターゲットとしたグローバルモデルだった。
この2012年のスーパーカブ110をベースに、未だ人気の衰えることのない“ハンターカブ”をイメージして“アウトドアテイスト”でまとめ上げたのがクロスカブだ。黄色と黒をベースにした専用カラーの他、フロントヘッドライトをメーターから独立させ、レッグシールド前方に追加したパイプのフレーム枠にマウント。サス自体もスーパーカブ110プロの仕様に変更。タイヤサイズも専用の17インチに、リブレーキ径をφ130mmに拡大するなどの変更を行っている。
今回、このクロスカブに「ボスグレーメタリック」というモノトーン系でまとめ上げたニューカラーが加わった。従来からの、「パールコーンイエロー」と「ファイティングレッド」と合わせて、計3色のラインナップに。
★HONDA プレスリリースより (2014年12月5日)
アウトドアスタイルの「クロスカブ」に新色を追加し発売
Hondaは、アウトドアイメージのスタイリングでレジャー用途に適した「クロスカブ」に、新色のボスグレーメタリックを追加し、12月12日(金)に発売します。
クロスカブは、ビジネスモデルとして取り回しやすさや経済性などで定評を得ている「スーパーカブ110」をベースに、アウトドアイメージのスタイリングと装備を施したレジャーモデルです。
今回、車体色にクールなイメージのボスグレーメタリックを追加し、従来から好評のパールコーンイエローとファイティングレッドに加えた3種類のカラーバリエーションとして、選択の幅を広げています。
エンジンに、スーパーカブ110に搭載されている低フリクション技術を多岐にわたって採用した高効率な空冷・4ストローク・OHC・単気筒110ccを採用。クロスカブ用に減速比を変更したことにより、さらに低回転域で力強い特性としています。
車体には、剛性に優れたバックボーンタイプのパイプフレームを採用。前・後サスペンションは、「スーパーカブ110 プロ」に採用しているストローク量の多いタイプとすることで、アウトドアでより快適な走行を楽しむことができます。
クロスカブは、2013年6月に発売して以来、日常での使い勝手の良さと、遊び心にあふれたスタイリングなどによって、幅広い層に支持されています。
- ●販売計画台数(国内・年間)
- 3,000台
- ●メーカー希望小売価格(消費税8%込み)
- 286,200円(消費税抜き本体価格 265,000円)
- ※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません
★主要諸元
車名型式 | EBJ-JA10 | |
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クロスカブ | ||
発売日 | 2014年12月12日 | |
全長×全幅×全高(m) | 1.945×0.815×1.150 | |
軸距(m) | 1.225 | |
最低地上高(m) | 0.155 | |
シート高(m) | 0.784 | |
車両重量(kg) | 105 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 1 | |
燃費消費率(km/L)※1 国交省届出値 | 62.5(定地燃費値 60km/h定地走行テスト値 1名乗車時) | |
67.9(WMTCモード値 クラス1 1名乗車時)※2 | ||
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転半径(m) | 1.9 | |
エンジン型式 | JA10E | |
空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ | ||
総排気量(cm3) | 109 | |
内径×行程(mm) | 50.0×55.6 | |
圧縮比 | 9.0 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 5.9[8.0]/7,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 8.5[0.87]/5,500 | |
燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射装置(PGM-FI) | |
始動方式 | セルフ式(キック式併設) | |
点火方式 | フルトランジスター式バッテリー点火 | |
潤滑油方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | - | |
燃料タンク容量(L) | 4.3 | |
クラッチ形式 | 湿式多板ダイヤフラムスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式4段リターン※3 | |
変速比 | 1速 | 2.615 |
2速 | 1.555 | |
3速 | 1.136 | |
4速 | 0.916 | |
変速比 | 4.058/2.642 | |
キャスター(度) | 27°00′ | |
トレール(mm) | 82 | |
タイヤサイズ | 前 | 2.75-17 41P |
後 | 2.75-17 41P | |
ブレーキ形式 | 前 | 機械式リーディング・トレーリング |
後 | 機械式リーディング・トレーリング | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | バックボーン |
※1 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞など)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※2 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果に基づいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます
※3 走行中はリターン式で停車時のみロータリー式になるチェンジ機構です
製造事業者/新大洲本田摩托有限公司 製造国/中国 輸入事業者/本田技研工業株式会社