2014年11月18日
■ヤマハ・シグナスX XC125、シグナスX XC125SR、マジェスティS XC155のリコール(平成26年11月18日届出)
対象車両は型式EBJ-SE44J(通称名:シグナスX XC125)の車台番号SE44J-100101~SE44J-287097(製作期間:平成19年8月17日~平成24年6月26日)の21,743台(①)、型式EBJ-SE44J(通称名:シグナスX XC125SR)の車台番号SE44J-130101~SE44J-287053(製作期間:平成19年10月18日~平成24年6月26日)の15,648台(①)、型式EBJ-SE44J(通称名:シグナスX XC125)の車台番号SE44J-287290~SE44J-288297(製作期間:平成24年7月27日~平成24年11月13日)の384台(①③)、型式EBJ-SE44J(通称名:シグナスX XC125SR)の車台番号SE44J-287098~SE44J-288441(製作期間:平成24年7月11日~平成24年11月22日)の960台(①③)、型式EBJ-SE44J(通称名:シグナスX XC125)の車台番号SE44J-288442~SE44J-307078(製作期間:平成24年12月14日~平成26年3月19日)の3,320台(①②③)、型式EBJ-SE44J(通称名:シグナスX XC125SR)の車台番号SE44J-288492~SE44J-307878(製作期間:平成24年12月14日~平成26年4月9日)の16,116台(①②③)、型式EBJ-SE44J(通称名:シグナスX XC125)の車台番号SE44J-308279~SE44J-313278(製作期間:平成26年4月17日~平成26年9月25日)の384台(①②)、型式EBJ-SE44J(通称名:シグナスX XC125SR)の車台番号SE44J-307879~SE44J-313378(製作期間:平成26年4月11日~平成26年9月25日)の5,116台(①②)、型式JBK-SG28J(通称名:マジェスティS XC155)の車台番号SG28J-001001~SG28J-012022(製作期間:平成25年9月13日~平成26年9月19日)の10,946台(②)、計2型式、計3車種、計74,617台(①63,671台 ②35,882台 ③20,780台)。
不具合の部位(部品名)は「①電気装置(方向指示器の電気配線) ②速度計(車速センサー) ③走行装置(後輪ホイール)」。
基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因は「①方向指示器のリレーの固定方法が不適切なため、当該リレーに接続する電気配線が走行中の振動により屈曲することがある。そのため、そのまま使用を続けると、当該電気配線が屈曲を繰り返すことで断線し、方向指示器が不灯となるおそれがある ②前輪車軸部に装着されている車速センサーの構造が不適切なため、走行時にローターが傾くことにより内径摺動部の潤滑用グリスが押し出され、不足することがある。そのため、ローターが回転するときの摺動抵抗が増大し、ローター爪部に過大な負荷がかかり、そのまま使用を続けると、最悪の場合、ローター爪部が破損し速度計が作動しなくなるおそれがある ③後輪ホイールにおいて、製造時のリム部の仕上げ加工が不適切なものがある。そのため、タイヤとの密着性が悪く、リム部とタイヤビード部の間から空気が漏れ、最悪の場合、走行安定性を損ない転倒するおそれがある」というもの。
改善措置の内容は「①全車両、方向指示器のリレーを取り付けるゴムブラケットを対策品へ変更する。また、電気配線に対策用のサブハーネスを取り付けるとともに、クランプを追加し電気配線を固定する ②全車両、車速センサーを対策品に交換する ③全車両、後輪ホイールアッセンブリを対策品と交換する。但し、改善措置用部品の準備に時間を要することから、部品の供給ができるまでの暫定措置として、後輪タイヤのビード部に空気漏れ防止剤を塗布し、部品の準備ができ次第、対策品と交換する」という。
改善箇所説明図はコチラ
問:ヤマハ発動機 お客様相談室
TEL:0120-090-819