PART3 KAWASAKI/YAMAHA&DUCATI ブース編 |
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■KAWASAKI
いや、すごい人気でした。欧州メーカーに比べ少し小さめのカワサキブースですが、カンファレンス時にはもうパンパンにメディアが押し寄せ、場所を確保するのが一苦労でした。
注目はやはり、ドイツ・インターモトで発表された「Ninja H2R」のストリートモデル「Ninja H2」の発表です。会場にはベールが掛かった車両がいくつかあり、どこがNinja H2なのか、メディア陣はシルエットを見て場所取りをしていきます。僕は良いポジションではなかったのですが、気がつくと後ろに黒いベールをかぶった角張ったマシンがあるではありませんか!!! ラッキーと思って、タイミングを見てカメラを向けると、キャンギャルのお姉さんが人差し指を立ててそれを振るゼスチャー。???という顔をしていると、人だかりの中にある白いベールが掛けられたマシンを指さします。やっぱりこれか!? 撮影するにはあまり良いポジションでは無かったのですが…。
姿を現した「H2」は想像以上に低くてマッチョ。エッジが立っていて、ボディビルダー的な筋肉ではなく、軽量級のボクサーのような、切れっ切れのスタイリング。メタル系のボディカラーが、そのイメージを増幅させているのだと思います。このあたりは「H2R」と区別がつかないほどの仕上がりでした。
ヘッドライトはカウルの中央。モダンなんだけど、どこか懐かしいアニメの戦隊モノのキャラクターのような、デザインは実に良い感じ。そこがカワサキらしさのような、でもいままでのカワサキのイメージとは別のベクトルにあるような……これは、チャンスがあれば是非その目で見て欲しいです。これが街を走るのか……日本の景色、ヨーロッパの景色にどう馴染むのか(馴染まないのか……)、とても興味があります(編集部注:H2の動画はコチラ)。
またカワサキは650ccパラレルツインエンジンを搭載する「ERシリーズ」のプラットフォームを使った軽量級クルーザーモデル「バルカンS」や、トラスフレームを採用したニンジャ250のバリエーションモデル「Ninja250SL」と、そのネイキッドモデル「Z250SL」を発表しました!このクラスにバリエーションを増やしてくるということは、まだまだ人気が衰えていない証なのか否か……注視していきたいと思います。
興味深かったのが、H2のカンファレンスに、他メーカーの関係者が多数詰めかけていたことです。しかも柱の陰からひっそりと、ではなく最前列で”ガン見”です。これまでの発表会だったらもっとひっそりと見ていたなぁと思ったのだけれど、それだけ興味がそそられるプロダクトであること、またそんな悠長なこと言ってられない的な危機感を感じているのか?とちょっと勘ぐってしまいました。
■YAMAHA&DUCATI Part2
前回、プレスカンファレンスの様子をお伝えした、ヤマハとドゥカティの会場の様子も紹介します。
お膝元のドゥカティ、欧州の拠点がイタリアにあるヤマハ、ともに気合いが入っています。プレスデイとは言え、招待客が多数入ってくる2日目はとにかく人が多いEICMA。この両社は、昼間は人が多くて撮影できません。なのでドゥカティは午前中、ヤマハは終了時間近くに撮影。
いや、いい歳したおじさまグループが、ヤイのヤイの言いながら、順番に取っ替え引っ替えバイクに跨がり、全然どいてくれません(泣笑)。
僕はというと、重い機材を担いで2日間歩き通し、しかも良いアングルを探して立ったり座ったりのスクワット運動を繰り返し、もうクタクタです……といいながら、今日も会場に行ってきます。
(レポート&写真:河野正士)
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