ジョルノ 159,600円(1月28日発売)

★ホンダ ジョルノ 車両解説

“ファッションスクーター”ジョルノが空冷4ストロークエンジンで復活

「シンプルでエレガントなスタイルのお洒落な新型メットインスクーター」として初代ジョルノが発売されたのは1992年の3月。前年の第29回東京モーターショーに参考出品されて話題を集めたモデルの市販化だった。

オーソドックスなビンテージスクーター・スタイルを最新のメカと組み合わせて“古いが新しい”の時代感覚にマッチさせたことで、ファッションに敏感な若者層を中心に人気を呼んだ。

搭載されたエンジンは空冷2ストロークで、ジョルノの車名としては1999年の最終モデルまで同一の仕様だった。そして、1999年7月に実質的な後継モデルといえるジョルノクレアが発売開始される。量産二輪車初の水冷4ストローク50エンジンを、これまた国内スクーター初のアルミダイキャスト製フレームに搭載して話題を呼んだモデルだ。

ただし、このジョルノの名称を引き継いだジョルノクレアは短命で、2001年1月に後継モデルのクレアスクーピーにバトンタッチした時点でジョルノの名称は外されてしまっている。

クレアスクーピーはバイクにとっては逆境の2000年代を生き抜いたが、2010年2月にニューカラーがアナウンスされたのを最後に環境対応などの面からラインナップから消えていた。

そして今回、実質的にクレアスクーピーの後継モデルである4ストファッションスクーターとして、名称もシンプルにジョルノとして復活した。

ただエンジンはユニークな存在だった水冷4ストロークからトゥデイに共通するシンプルな空冷4ストロークエンジンに変更され、デザインもキープコンセプトながら完全に新設計なので、クレアスクーピーの後継というよりやはり新時代のジョルノの誕生といった方がいいだろう。

カラーバリエーションは全7色。こちらはアズキブラウンンメタリック。
カラーバリエーションは全7色。キャンディコスモスピンク。
カラーバリエーションは全7色。パールクエンチイエロー。
カラーバリエーションは全7色。パールコットンアイボリー。
カラーバリエーションは全7色。パールキャンサーホワイト。
カラーバリエーションは全7色。デジタルシルバーメタリック。
カラーバリエーションは全7色。パールプロキオンブラック。

★HONDAプレスリリースより (2011年1月27日)

おしゃれで高級感のある原付スクーター「ジョルノ」を新発売

Hondaは、おしゃれで高級感のあるスタイルを、お求め易い価格で実現したファッションスクーター「ジョルノ」を1月28日(金)に発売します。

ジョルノは、ファッションに敏感な若者層を中心に、幅広いお客様の嗜好に応えられるモデルとして開発されました。外観は、“丸くてかわいい”スタイルを採用。少し大きめのヘッドライトとクリアウインカーでかわいらしさと個性を際立たせるとともに、各所に採用したメッキパーツで高級感を演出しました。またボディカラーは、多様化するお客様のお好みにお応えできるよう7色のカラーバリエーションを展開しています。

収納は、ヘルメットと小物が入る22Lのシート下収納スペース、1Lのペットボトルも収納可能なフロントインナーポケットを設け、スクーターに求められる快適な使い勝手を実現しています。

エンジンは、空冷4ストロークOHC単気筒50ccエンジンを搭載。73km/L(30km/h定地走行テスト値)の低燃費を達成し、高い動力性能と環境性能を両立させています。また、Honda独自のコンビブレーキを装備することで、安定した制動力を得ることを可能にしました。

●販売計画台数(国内・年間)
15,000台
●メーカー希望小売価格
159,600円(消費税抜き本体価格 152,000円)
※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません。

★主要諸元

車名型式 JBH-AF70
ジョルノ
発売日 2011年1月28日
全長×全幅×全高(m) 1.685×0.650×1.035
軸距(m) 1.180
最低地上高(m) 0.110
シート高(m) 0.710
車両重量(kg) 81
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 1
燃費(km/L) 73.0(30km/h定地走行テスト値)
登坂能力(tanθ) -
最小回転小半径(m) 1.8
エンジン型式 -
空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ
総排気量(cm3) 49
内径×行程(mm) 37.8×44.0
圧縮比 10.1
最高出力(kW[PS]/rpm) 2.8[3.9]/8,250
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 3.7[0.38]/7,000
燃料供給装置形式 電子制御燃料噴射装置[PGM-FI]>
始動方式 セルフ式(キック併用)
点火方式 フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑油方式 圧送飛沫併用式
潤滑油容量(L) -
燃料タンク容量(L) 4.6
クラッチ形式 乾式多板シュー式自動遠心式
変速機形式 無段変速
変速比 1速 2.850~0.860
減速比1次/2次 3.600/3.769
キャスター(度) 26°30′
トレール(mm) 71
タイヤサイズ 80/100-10 46J
80/100-10 46J
ブレーキ形式 機械式リーディングトレーリング
機械式リーディングトレーリング
懸架方式 テレスコピック式
ユニットスイング式
フレーム形式 アンダーボーン