2014年10月1日 

■最終戦にワイルドカード参戦! スズキ、MotoGP参戦を正式発表

GSX‐RR

 二輪ロードレースの最高峰・MotoGPクラスへのカムバックに向け、着々とテストを重ねてきたスズキ。ドイツ・ケルンで開催されている二輪車の国際見本市「インターモト」のプレスカンファレンスでは、2015年シーズンよりフル参戦することが正式に発表された(以下、プレスリリースより)。


 スズキは、このたびMotoGP 参戦車両の開発とチーム体制が整い、2015 年シーズンからのMotoGP 参戦を決定し、新開発の参戦車両「GSX‐RR」と参戦ライダー、チーム体制を発表した。また、参戦に先立ち、今シーズン最終戦バレンシアGP にワイルドカードで出場する。

 スズキは、2012 年よりMotoGP への参戦を一時休止していたが、同レース復帰に向けて車両開発を継続してきた。MotoGP参戦を通じ商品へのフィードバックを行うことで、より魅力的な商品の開発を進めるとともに、ブランドイメージの向上を図る。

●参戦車両「GSX‐RR(ジー・エス・エックス・ダブルアール)」
「GSX‐RR」は、MotoGPクラスでの高いパフォーマンスと、「GSX‐R」をはじめとした市販車両への技術フィードバックを目的に2012年より開発を進めてきた。
扱いやすく力強いエンジン特性、燃費性能、耐久性を高い次元で実現する新開発の並列4気筒エンジンを搭載した。
車体は運動性能と空力性能の両面より、車幅を抑えたレイアウトとし、車体剛性、重量バランスの最適化を図った。市販車両「GSX‐R」で長年培ってきた素直な操縦性が発揮できる、戦闘力の高いMotoGPマシンを目指した。

「GSX‐RR」基本仕様
全長×全幅×全高:2,096mm × 720mm × 1,140mm
ホイールベース:1,457mm
車両重量:160kg(FIMレギュレーションに基づく)
エンジン形式: 水冷4サイクル並列4気筒DOHC4バルブ
排気量: 1,000cm3
最高出力:169kw(230PS)以上
フレーム形式 :アルミツインスパー
タイヤ(フロント/リヤ): 16.5インチ/16.5インチ
フロントサスペンション: オーリンズ製 倒立フォーク
リヤサスペンション: オーリンズ製
ブレーキ(フロント/リヤ):カーボンディスク/スチールディスク ブレンボ製

●チーム体制
チーム名: チーム・スズキ・モトGP
参戦ライダー: アレイシ・エスパルガロ選手(スペイン):MotoGP参戦中
マーベリック・ビニャーレス選手(スペイン):Moto2参戦中
チームマネージャー: ダビデ・ブリビオ(イタリア):現テストチームのチームマネージャー

SUZUKI RACING REPORT 2014
http://www1.suzuki.co.jp/motor/sports/race/