スカイウェイブ250タイプM 714,000円(1月31日発売)
★スズキ スカイウェイブ250タイプM 車両解説
スカイウェイブ250タイプMをマイナーチェンジして2012年モデルに
1998年に登場したスズキ初のビッグスクーター、スカイウェイブ。2月に250、そして10月に400、と若干発売時期はずれたが、基本的に同一構成の兄弟車だ。
前後13インチ・タイヤにディスクブレーキ、リアにはリンク式モノショックという足回りを持つ車体に搭載されたのは、1軸バランサーを採用し、単気筒SOHCながら4バルブの元気なエンジン。スクーターにも楽しい走りを、というスズキらしいモデルだった。シート下にはA3サイズの書類が入るアタッシュケースが収納できる“パーソナルスペース”を備えるなど、的を得た使い勝手とともに人気を集めることに成功している。
その後、1999年7月にはニューカラーのパールホワイトを追加設定、250ではタイプIIの名称が使われるようになった。そして1999年11月にはナックルバイザーとグリップヒーターを採用した“冬季向け仕様”の特別仕様車、250タイプIIリミテッド、400リミテッドを発売。
2000年7月(400は8月)には初のマイナーチェンジによりシート下の収納スペースを拡大。ヘルメット2個を収納可能としたほか、スクリーン内部に走行風を導入し、ライダーの疲労を軽減するエアインテークを採用。
2002年8月(400は9月)、フルモデルチェンジにより2世代目に発展。全体のデザインをよりスポーティなものへと変更するとともに、ヘッドライトに2灯式マルチリフレクターを採用、ホイールもディッシュタイプから5本スポークタイプへと変更、リアスポイラーも採用している。エンジンでは当時の国産ビッグスクーターでは初のフューエルインジェクションが採用された。
2002年12月には250モデルに“ストリート仕様”として、メッキパイプハンドル、メッキハンドルポスト、スモークタイプのウインカー、テールランプ、ショートスクリーン、ハイマウントストップランプ、黒塗装のホイールとフロントフォークなどを採用した250タイプSを発売。400では2003年8月に、テールランプの点灯方法を1灯から3灯へ変更、ガソリンタンクキャップ、およびフロントの小物入れのフタの開閉方法変更するなどのマイナーチェンジを受けたと同時に、タイプSが加わっている。
より“ストリートカスタム”色を強めたSSが発売されたのは、250が2005年1月、400が6月だ。当時若者を中心にスクーターのカスタムブームが起こり、それに合わせてメーカー・カスタム的なモデルとして登場している。車体前部の風防部分に、車体色と同色の“エアロマスク”を被せ、ヘッドライトには透明感のある青色のマルチリフレクターを採用、ライダー側の背もたれのない新形状シート、各部にメッキ部品を採用、特にハンドルにはクラス初のクロームメッキ仕上げの“インチバー”を採用するなどカスタム色の強いモデルだった。
2006年4月(400タイプSは5月、400は6月)スカイウェイブ・シリーズをフルモデルチェンジして第3世代となる新型を発売。新開発の水冷エンジンはDOHC4バルブを採用、ブランニューのフレームに搭載された。400には新形状の大型スクリーン、400タイプSにはスモーク調小型スクリーンと併せてリアアンダースポイラーを採用した。ちなみにこの第3世代のスカイウェイブでも、250のタイプSのみは1ヵ月早く発表されている(発売も250が4月27日からなのに対して、250タイプSは4月18日と一足早く発売されている)。
電子制御式CVTによる7速マニュアルモードを搭載するバリエーションモデル、250タイプMは2007年3月に発売されている。2004年発売のホンダのフォルツァのマニュアルモード(6速)搭載に対抗するモデルとしての登場だった。
昨年のカラーチェンジでは、250のタイプS、タイプSベーシック、SS、タイプM、そしてリミテッド、400ではタイプS ABS、リミテッドABS、全てのモデルが新色設定となったが、2012年モデルの今回は、細部のマイナーチェンジが主に行われている。
★SUZUKI プレスリリースより (2012年1月13日パブリシティー)
大型スクーター「スカイウェイブ250」シリーズをマイナーチェンジして発売
スズキは250cm3スクーター「スカイウェイブ250」シリーズ4機種をマイナーチェンジし、「スカイウェイブ250タイプM」、「スカイウェイブSS」、「スカイウェイブ250タイプSベーシック」、「スカイウェイブ250リミテッド」を2012年1月31日(火)に発売する。
- スカイウェイブ250タイプM
- ・ブレーキレバー部のゴムカバーを廃止した。
- ・車載工具の内容を変更した。
- ・スタートスイッチリングの照明色をオレンジに変更した。
- スカイウェイブSS
- ・ブレーキレバー部のゴムカバーを廃止した。
- ・車載工具の内容を変更した。
- スカイウェイブ250 タイプS ベーシック
- ・車体色を新色「サンダーグレーメタリック」、既存色「グラススパークルブラック」、「パールミラージュホワイト」の3色設定とした。
- ・ブレーキレバー部のゴムカバーを廃止した。
- ・車載工具の内容を変更した。
- ・トランスポンダイモビライザーを変更した。(外観上の変更はなし)
- スカイウェイブ250 リミテッド
- ・車載工具の内容を変更した。
- ●スカイウェイブ250シリーズの主な特長
- ・フューエルインジェクションシステムを搭載する、最高出力19kw<26PS>/7,500rpmを発揮する水冷DOHC4バルブエンジンを採用。
- ・リンク式リヤサスペンションを採用し、二人乗り時にもしなやかで快適な乗り心地とスポーティな走りを両立。
- ・フルフェイスヘルメット(※2) 2個を収納しても余裕のある63Lの大容量シート下トランクや、エンジンの始動に便利なキーレススタートシステムを採用。(※3)
- ※2 形状、大きさにより収納できないヘルメットもあります。
- キーレススタートシステムはスカイウェイブ250タイプS ベーシックを除く。
- 商品名
- スカイウェイブ250 タイプM
- メーカー希望小売価格
- 714,000円(消費税抜き680,000円)
- 発売日
- 2012年1月31日
- パブリシティー
- 2012年1月13日
- 車体色3色
- グラススパークルブラック、アルバブルーメタリック、パールミラージュホワイト
- 商品名
- スカイウェイブSS
- メーカー希望小売価格
- 682,500円(消費税抜き650,000円)
- 発売日
- 2012年1月31日
- パブリシティー
- 2012年1月13日
- 車体色2色
- グラススパークルブラック、グラスミッドナイトブラウン
- 商品名
- スカイウェイブ250 タイプS ベーシック
- メーカー希望小売価格
- 640,500円(消費税抜き610,000円)
- 発売日
- 2012年1月31日
- パブリシティー
- 2012年1月13日
- 車体色3色
- サンダーグレーメタリック、グラススパークルブラック、パールミラージュホワイト
- 商品名
- スカイウェイブ250 リミテッド
- メーカー希望小売価格
- 672,000円(消費税抜き640,000円)
- 発売日
- 2012年1月31日
- パブリシティー
- 2012年1月13日
- 車体色3色
- オールトグレーメタリック