ドラッグスター、BOLTなどヤマハ“スターシリーズ”の恒例イベント『スターミーティング』が9月7日、長野、北海道、熊本の3会場で同時開催された。
ドラッグスター誕生10周年を祝い初開催された2006年の第1回から今年で第9回目を迎え、今や“毎年9月の第1日曜日はスターの日！”として定着、今年も3会場を合わせた来場車両は1031台、うちヤマハクルーザー740台、総勢1390人にのぼるヤマハファンが集結して初秋の“スターな1日”を過ごした。
朝の雨模様から一転、極上の快晴に恵まれた長野会場の模様をレポート！

　まるでスターミーティングのオープニング時刻に合わせるようなタイミングで、澄みきった青空が一挙に広がった。
　ドラッグスターの各モデル、昨年デビューしたBOLT、さらにロードスターやミッドナイトスターといった海外向けモデルを駆って、ソロで、タンデムで、２台で、グループで、ライダー達が続々と“スターシリーズ専用駐輪スペース”へ。その数は数十台からあっという間に数百台の単位となり、ぎっしり並んで輝いた。

　
　ほとんどのライダーは朝の雨の中を走り抜けてきたので、到着と同時にまずは急いでカッパを脱いで、次にみなホッとしたように空を仰ぎ、太陽が眩しくて嬉しいッ！　という顔になる。

　待ち合わせや再会の歓声が、あちこちで上がっている。リピーター同士は「久しぶり！」「元気でしたかー？」といった挨拶も多い。「遠い者同士、普段はネット上でのおつきあいで、毎年ここに来ると会えるライダー仲間」が結構いるようだ。
　イベント開催9年目ながら、初参加のライダーも多い。
「今年免許を取って念願のドラッグスターを買ったので、このミーティングは絶対に外せません！」
「話題になっていたので初めて来てみたら、あまりのドラッグスターの多さにビックリだし面白いし、来年もまた来ますよ！」

　さらに駐輪スペースは、オーナーのこだわりに満ちたドレスアップやカスタムのお披露目会場とも言える状況で、それらを眺めながら歩くのもなかなか刺激的なひとときだ。純正アクセサリーを上手に組み合わせていたり、チャップスや拍車、テンガロンハットでばっちり決めていたり、ハンドメイドのレザーバッグを新調してきたり、サイドカーに子犬を連れていたりと、十人十色、個性は尽きない。

　ライヴステージで始まったイベントは、売上金が盲導犬協会に贈られるチャリティーオークションや豪華景品争奪のジャンケン大会、餅つき大会など参加プログラムも多い。
　今回新登場の『Starシリーズマイスタークイズ』大会では、「ドラッグスター400と400クラシックの全長の違いは10cm以上？」「BOLTに搭載のＶ型2気筒エンジンの角度は？」といった、クラクラしそうなマニアックな出題にも涼しく正解を出す解答者もいて拍手喝さいを浴びたりと盛り上がった。
　最初は少し恥ずかしそうに参加していたライダー達も、次々とプログラムが進むにつれ徐々に本領発揮だ。

　さらにBOLTのガレージスタイルやヤマハクルーザーラインナップの展示コーナー、20店舗ほど並んだPR出展ブースと見どころも盛りだくさん。地元富士見町からの美味しい食べ処もあり、とにかく間違いなく退屈している暇はない。
　最後は全員での記念撮影で、スターミーティングは「また来年お会いしましょう！」とエンディングを迎えた。

　このスターミーティングは、スターシリーズオーナーだけのイベントではなく、ヤマハファンならば誰でも入場できるファンミーティングだ。実際にヤマハの他モデルの人、家族でクルマで来たという人も多かった。
　さらには他メーカーのバイクで来た人もいて「ドラッグスターが欲しくて、ここに来ると沢山のドラッグスターが見られるし、オーナーの方達から色々話も聞けるので、次はぜひドラッグスターで」
　なるほど未来のスターライダーも歓迎してくれるスターミーティング。ということで、来年はいよいよイベント10周年、スペシャルゲストの登場も予定されるとのことで、ますます盛り上がるスターミーティングに次はアナタもぜひ参加してみてはいかがだろう。