WR250R 721,440円(9月10日発売)
★ヤマハ WR250R 車両解説
“オフロード版レプリカ”WR250Rがグラフィック変更で2015年モデルに
2007年のモーターサイクルショーに展示され大反響を得たWR250RとWR250X。そしてオフファンが首を長くして待つこと半年、その年の11月に待望の本格トレールモデルとしてオフロードファンの前に姿を現している。特にWR250Rでは「“オフロードでのYZF-R1”を開発コンセプトとした」というほどのアグレッシブさで、発売と同時に人気を集めている。
以来、イヤーモデルとしてカラーリング変更を経てきたのみで、現在もバリバリのオフロードモデルとして君臨しているのはご存じの通り。国内市販オフロードモデル初のアルミ製フレーム、専用に開発された水冷4ストローク単気筒DHOC4バルブ、F.I.採用エンジンなどの特徴は今もって高い戦闘力を誇る。
2011年9月のモデルチェンジもグラフィックの変更が中心で、ブルー系のカラーにはスプラッシュをイメージした躍動感のある新グラフィックとシルバーのマフラーカバーを採用、ブラック系のカラーにはWR250Xで好評のカーボンパターンを織り込んだ新グラフィックとブラック&グレーのシートが採用された。
そして2012年8月のマイナーチェンジでもブルー系のカラー&グラフィックが変更され、2013年モデルのYZシリーズに共通する新グラフィックのエアスクープ、ホワイトリアフェンダーが採用された。
2013年8月の2014年モデルでは、燃料タンク側面のシュラウド部分が新グラフィックとなったのが特徴で、さらに兄弟車のWR250Xでは、フロントフォークエンド部と前後ホイールハブをブラック塗装としている。
今回は、WR250R単独でのモデルチェンジで、ディープパープリッシュブルーソリッドE(青)カラーのガソリンタンク側面のシュラウド周りに新グラフィックが採用されたほか、リアフェンダーを車体色と同一にすることによりYZシリーズの2015年モデルとのイメージの連動を図っている。WRのロゴもYZシリーズに共通するがっちり感のあるボールド系の書体を採用し、その下側にはレーサーのテクニカルスポンサーをイメージするロゴが配置された。もう1色のパープリッシュホワイトソリッド1(白)は継続設定。
★YAMAHA プレスリリースより (2014年8月21日)
YZシリーズと連動を図った新グラフィックを採用
ヤマハ軽二輪オン・オフロード最高峰「WR250R」を仕様変更
ヤマハ発動機株式会社は、高性能250ccエンジンをアルミ製フレームに搭載したオン・オフロードクラスのヤマハ最高峰モデル「WR250R」のグラフィックを変更し、2014年9月10日より発売します。
新グラフィックは、「ディープパープリッシュブルーソリッドE」(ブルー)のガソリンタンク側面のシュラウド周りに施すとともに、リアフェンダーを車体と同一にすることで、2015年モデルYZシリーズとの連動を図りました。“スマッシュムーブメント”のデザインコンセプトによる<直線基調のボディ>と調和させ、力強さを強調しています。
「WR」のロゴは、2015年モデルYZシリーズと同じく、がっちり感のあるボールド系の書体を用い、その下側にはレースシーンにおけるテクニカルスポンサーをイメージするロゴを施しました。
なお、「パープリッシュホワイトソリッド1」(ホワイト)は継続設定となります。
- <名称>
- 「WR250R」
- <発売日>
- 2014年9月10日
- <車両本体販売価格>
- 「WR250R」 721,440円(本体価格668,000円、消費税53,400円)」
- ※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれない。
- <カラーリング>
- ■ディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー/新グラフィック)
- ■パープリッシュホワイトソリッド1(ホワイトWR250Xは継続)
- <販売計画>
- 1,500台(シリーズ合計/国内)
- ※お問い合わせは、「ヤマハ発動機お客様相談室(フリーダイヤル0120-090-819)」へ。
- 「WR250R」フィーチャーマップ
- ・軽量で視認性に優れた多機能デジタル式メーター
- ★テクニカルスポンサーロゴ
- ・ゴールドアウターチューブ
- ・インナーチューブ径46mm倒立式フロントサスペンション(フルアジャスタブル)
- ・外径250mmウェーブ形状ディスクブレーキ
- ・異径ピストンキャリパー
- ・コンパクト設計水冷4ストロークDOHC単気筒
- ・鋳造ピストン、メッキシリンダー採用
- ・フューエルインジェクション
- ・ダウンドラフトストレート吸気
- ・優れた排ガス浄化性能をもつ触媒
- ★YZと連動した新グラフィック
- ・剛性バランスに優れたアルミ製フレーム
- ★車体色と同一のリアフェンダー
- ・軽量アルミ製リアアーム
- ・リンク式モノクロスサスペンション(フルアジャスタブル)
- ・最低地上高300mm
- ★印は本モデルの新たな特徴。
★主要諸元
車名型式 | JBK-DG15J | |
---|---|---|
WR250R | ||
発売日 | 2014年9月10日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.190×0.810×1.235 | |
軸距(m) | 1.425 | |
最低地上高(m) | 0.300 | |
シート高(m) | 0.895 | |
車両重量(kg) | 132 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費(km/L) | 34.0(60km/h定地走行テスト値) | |
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転半径(m) | - | |
エンジン型式 | G363E | |
水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 249 | |
内径×行程(mm) | 77.0×53.6 | |
圧縮比 | 11.8 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 23[31]/10,000 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 24[2.4]/8,000 | |
燃料供給装置形式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | T.C.I.式(フルトランジスタ) | |
潤滑油方式 | 強制圧送ウェットサンプ | |
潤滑油容量(L) | 1.5 | |
燃料タンク容量(L) | 7.6 | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.642 |
2速 | 1.812 | |
3速 | 1.318 | |
4速 | 1.040 | |
5速 | 0.888 | |
6速 | 0.785 | |
変速比 | 3.120/3.307 | |
キャスター(度) | 27°20′ | |
トレール(mm) | 113 | |
タイヤサイズ | 前 | 80/100-21 M/C 51P |
後 | 120/80-18 M/C 62P | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク |
後 | 油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム(リンク式) | |
フレーム形式 | セミダブルクレードル |