Ninja 250 553,500円(9月1日発売)

★カワサキ Ninja 250 車両解説

人気のNinja 250がスリッパークラッチ採用で2015年モデルに

2013年2月1日、Ninja 250が新型へ変身した。スーパースポーツのスタイルを纏う以上、時代の流れに逆らうわけにはいかない、ということ。Ninjaシリーズの末弟として、最新のZX-14Rなどに共通するスーパー・スポーツテクノロジーで完全に新しくなったボディが採用され、スタイルだけでなくカワサキ初となるアルミダイキャスト製スリープレスメッキシリンダーの採用や、新設計のクランクケース、コーティングを施した軽量ピストンの採用など、エンジンの中身も大幅にグレードアップしたのは記憶に新しい。

ちなみに、最初の250クラスNinja、Ninja 250Rの発売開始は2008年4月だった。登場するやいなや注目を集め250クラスにフルカウルスポーツ旋風を巻き起こしてくれたのは記憶に新しいだろう。その後、人気に支えられて毎年カラーを変更、リフレッシュが行われてきた。そんな中で2010年には特別なカラー&グラフィックを採用したスペシャル・エディションをリリース。2011年6月にもスペシャル・エディションがラインナップされた。ライムグリーンのボディカラーをベースにブラック基調のグラフィックを採用したモデルで、前後にはピンストライプを配したホイール装備で限定400台という内容だった。2か月後の2011年8月1日には、Ninja 250R本体の2012年モデルが登場。といってもカラー&グラフィック変更のみで価格、主要諸元に変更無し。2012年は4月になって、その2012年モデルにカラーの追加が行われた。メタリックスパークブラックの車体カラーをベースにグラフィックを配したもので、300台の限定発売だった。

新型Ninja 250となってからもわずか半年後の2013年9月、初のモデルチェンジが行われている。といってもカラー&グラフィック変更のみで2014年モデルとなった。またベーシックモデルのNinja 250だけでなく、同時にNinja 250 Special Edition/Ninja 250 ABS Special Editionも登場している。

今回は、カラー&グラフィック変更だけではなく、ビッグマシンなどに装着されているハイグレードメカニズムといえる“アシスト&スリッパークラッチ”を新採用して2015年モデルに発展している。

スリッパークラッチを採用したNinja 250の2015年モデルカラーは2色。こちら、ライムグリーン(LIM)。
2色設定のもう1色はパールスターダストホワイト(WHT)。

★KAWASAKI プレスリリースより (2014年8月1日)

2015年モデル Ninja 250 新発売のご案内
モデル情報
車名(通称名) Ninja 250
モデルイヤー 2015
マーケットコード EX250LFF
型式 JBK-EX250L
発売予定日 2014年9月1日
型式指定・認定番号 II-333
メーカー希望小売価格 553,500円
(本体価格512,500円、消費税41,000円)
カラー(カラーコード) ライムグリーン(LIM)、パールスターダストホワイト(WHT)
■価格(リサイクル費用を含む)には保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う諸費用は含まれません。
【Ninja 250】

2013年、250ccロードスポーツのトップに君臨したNinja 250がこの度、アシスト&スリッパークラッチを搭載し新登場いたします。スーパースポーツやビッグツアラーに搭載されているこのシステムをカワサキはクォーターモデルであるNinja 250に惜しげもなく投入。その魅力をさらに洗練させました。クラッチレバーの操作感を軽くし、高負荷時の駆動力を確実に伝達させる他、過度なエンジンブレーキ時のバックトルクを逃がし、リヤタイヤのホッピングやスリップを抑制します。スタイリッシュで迫力あるフルフェアリングに、研ぎ澄まされたリヤ&テール。何よりも250のスケールを超えた品質はお客様から非常に高い評価をいただいております。2015年モデルのカラーリングはライムグリーンとパールスターダストホワイトの2色をご用意いたしました。

■2014年モデルからの変更点
・カラー&グラフィックの変更
・アシスト&スリッパークラッチの搭載
※性能および諸元に変更はありません。

※当モデルは二輪車リサイクル対象車両です。価格には二輪車リサイクル費用が含まれます。

★主要諸元

車名型式 JBK-EX250L(EX250LFF)
Ninja 250
発売日 2014年9月1日
全長×全幅×全高(m) 2,020×0.715×1,110
軸距(m) 1.410
最低地上高(m) 0.140
シート高(m) 0.785
車両重量(kg) 172
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 2
燃料消費率(km/L)※1 40.0(国土交通省届出値:60km/h定地燃費値、2名乗車時)※2
25.7(WMTCモード値 クラス3-2、1名乗車時)※3
登坂能力(tanθ) -
最小回転小半径(m) 2.4
エンジン型式 -
水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ
総排気量(cm3) 248
内径×行程(mm) 62.0×41.2
圧縮比 11.3
最高出力(kW[PS]/rpm) 23[31]/11,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 21[2.1]/8,500
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セルフ式
点火方式 バッテリ&コイル(トランジスタ点火)
潤滑油方式 ウェットサンプ式
潤滑油容量(L) 2.4
燃料タンク容量(L) 17
クラッチ形式 湿式多板
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 2.600
2速 1.789
3速 1.409
4速 1.360
5速 1.000
6速 0.892
減速比1次/2次 3.086/3.142
キャスター(度) 26°
トレール(mm) 82
タイヤサイズ 110/70-17M/C 54S
140/70-17M/C 66S
ブレーキ形式 φ290mm油圧式シングルディスク
φ220mm油圧式シングルディスク
懸架方式 φ37mmテレスコピック式
スイングアーム(ユニ・トラック)
フレーム形式 ダイヤモンド

※1:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状況などの諸条件により異なります。
※2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※3:WMTCモード値とは、発進・加速・停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
※改良のため、仕様および諸元は予告なく変更することがあります。