CB250F/CB250F<ABS> 464,400円/515,160円(8月1日発売)
★ホンダ CB250F/CB250F<ABS> 車両解説
新型CBR250Rに“ストリートファイター”バージョン、CB250Fが登場
CBR250Rが国内で販売開始されたのは2010年10月。タイで生産していた本格的な250ロードスポーツ「CBR250R」を、日本国内でも発売することに決定。国内導入後の好評ぶりはご存じの通りだ。
その後のトピックといえば、2012年11月に“Repsol Honda Team”カラーのSpecial Edition(600台の限定販売)と、もう一車種“MORIWAKI”をイメージしたSpecial Edition(こちらは受注期間限定だった)を発売している。そして、2013年2月、販売もそろそろ一段落かという時期に、ホンダのスポーツモデルの定番スペシャルといえる“無限スペシャル”を発売。CBR250Rのスペシャルエディション第3弾の発売だった。“アステロイドブラックメタリック”カラーのCBR250Rをベースに、オリジナルエンブレムを配した無限スリップオンマフラーをはじめ、ミッドカウルには「無限MUGEN」ステッカー、カウルサイドにはレッドのストライプ、そしてレッドのフロント&ピリオンシートを標準装備していた。
そして今年4月、ほぼフルモデルチェンジレベルの改良が行われた。フレームと足回りの基本こそ変わらないものの、二眼タイプとなったヘッドライトを採用する新デザインのフロントカウルをはじめ、ミドルカウル、テールカウル、サイドカバーとすべての外装パーツを一新。また、燃料タンクとスクリーン形状も変更。エンジン回りでも、吸気系やバルブタイミングを変更することでの出力アップと、燃費性能の向上、6速ミッションのギア比の最適化などが行われている。
8月1日に発売されるCB250Fは、その新型CBR250Rをベースに“ストリートファイター”としたもので、二眼のフルカウルから、一眼の異形ヘッドライトと組み合わせたミニフェアリングへ、そしてラジエターシュラウドや、独立したアンダーカウルの採用と定番通りの手法での“ストリートファイター”化。フェアリング以外の主な変更点としては、バーグラフ表示のタコメーターなどを備えた専用メーター、アップライトな形状の専用ハンドルの採用と、兄貴分のCBR400R、CB400Fに準じた個性化が行われたといえるだろう。
エンジンやミッション、そして足回り等の基本メカニズムには変更無し。ということは、新型CBR250Rの軽快なスロットル感覚や、走りの楽しさもそっくりそのまま引き継いでくれているということ。さらに使い勝手が高まって“普段使いもスポーツ走行も楽しい軽二輪”の誕生だ。
★Honda プレスリリースより (2014年7月11日)
新型の軽二輪ロードスポーツモデル「CB250F」を発売
Hondaは、250ccの新型ロードスポーツモデル「CB250F」を、8月1日(金)に発売します。
CB250Fは、開発のねらいを「モーターサイクルの楽しさ、喜びを手軽に体験!」と定めました。コンセプトを「New Light Single Naked」として、逞しさと軽快感を融合させたスタイリングとレスポンス性に優れ力強い出力特性の単気筒エンジンなどの採用により、具現化を図りました。
スタイリングは、アスリートのように筋肉質に絞り込まれた「ストリートファイター」スタイルを実現。V字シェイプのヘッドライトとシャープなフロントカウルが精悍なフロントスタイルを形成。フューエルタンク部のシュラウドとアンダーカウルの採用によって、逞しく軽快なイメージとしています。
エンジンは、レスポンス性が良く、力強い出力特性と優れた燃費で好評を得ている「CBR250R」と同様の、水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ単気筒250ccを搭載。低・中回転域で扱いやすく、高回転域まで伸びやかなフィーリングとしています。燃費は、60km/h定地走行テスト値で50.1km/Lの良好な燃費性能を実現しています。
車体・足回りも、CBR250Rと同様の仕様としています。トラス構造のダイヤモンドタイプのフレームは、しなやかな特性によって、軽快で安心感のあるハンドリングに寄与しています。サスペンションは、フロントにテレスコピックタイプを、リアにはプロリンクを採用。ハンドルは、CB250F専用のバーハンドルを採用し、アップライトなライディングポジションにより市街地での取り回しやすさに考慮しています。
メーターは、CB250F専用設計とし、バーグラフ表示のタコメーターや燃料計、時計など多彩な情報を液晶ディスプレイで表示する視認性に優れた多機能なデジタルメーターとしています。
車体色は、ABSタイプも含めて、クールで精悍なイメージのブラックと、アグレッシブなイメージのミレニアムレッドの2種類の設定としています。
- ●販売計画台数(国内・年間)
- 1,500台
- ●メーカー希望小売価格(消費税8%込み)
- CB250F 464,400円(消費税抜き本体価格 430,000円)
- CB250F<ABS> 515,160円(消費税抜き本体価格 477,000円)
- ※価格(リサイクル費用を含む)には、保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません。
★主要諸元
車名型式 | JBK-MC43 | |
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CB250F〈CB250F<ABS>〉 | ||
発売日 | 2014年8月1日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.035×0.760×1.045 | |
軸距(m) | 1.380 | |
最低地上高(m) | 0.150 | |
シート高(m) | 0.780 | |
車両重量(kg) | 158〈161〉 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費消費率(km/L) | 50.1(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2 | |
32.4(WMTCモード値 クラス3-1 1名乗車時)※3 | ||
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転小半径(m) | 2.5 | |
エンジン型式 | MC41E | |
水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 249 | |
内径×行程(mm) | 76.0×55.0 | |
圧縮比 | 10.7 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 21[29]/9,000 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 23[2.3]/7,500 | |
燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射装置[PGM-FI] | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
潤滑油方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | - | |
燃料タンク容量(L) | 13 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 3.416 |
2速 | 2.250 | |
3速 | 1.650 | |
4速 | 1.350 | |
5速 | 1.166 | |
6速 | 1.038 | |
減速比1次/2次 | 2.807/2.571 | |
キャスター(度) | 25°30′ | |
トレール(mm) | 98 | |
タイヤサイズ | 前 | 110/70-17M/C 54S |
後 | 140/70-17M/C 66S | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク |
後 | 油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式(プロリンク) | |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
※〈 〉内はCB250F<ABS>のデータ
※2 燃料消費率は定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります
※3 WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果に基づいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます
■製造事業者/Thai Honda Manufacturing Co., Ltd. 製造国/タイ 輸入事業者/本田技研工業株式会社