KX450F 905,040円(8月1日発売)
★カワサキ KX450F 車両解説
各部の熟成でさらに戦力アップのKX450F、2015年モデルを発売
2011年の7月にフルモデルチェンジが行われたカワサキ4ストロークモトクロッサーの頂上モデルKX450F。よりセッティングの幅を持たせることが可能となるF.I.制御マップの変更をカプラーオンで可能としたほか、スタート時に設定できるローンチコントロールモードを採用。ハード面ではエキゾーストパイプのテーパー形状変更、吸気カムシャフト形状の変更、ピストン形状の変更など細かい部分までさまざまな熟成が行なわれた。車体周りもフレームの剛性見直しやハンドルマウントの位置変更など戦闘力アップの変更部分を受けている。
2012年7月の2013年モデルでもさらに改良が行われ、量産市販モトクロッサー初採用のニューマチックスプリングフォークやプッシュロッドタイプのマスターシリンダーの採用など、優れた作動性と扱いやすさの向上がポイントだった。
2013年7月の2014年モデルでは、新採用というのは新素材のハンドルグリップ程度だったが、ニューマチックスプリングフォークのさらなる熟成、全回転域での優位性を誇るエンジン性能の向上、カプラー交換のみで簡単に3種類のマップから選択ができるDFIカプラーの採用、なかでもファクトリー仕様の「ローンチコントロールモード」は滑りやすい路面で最大限のトラクションを得て最高のスタートを切るシステムだった。その他、ハンドルマウント位置を、ハンドルホルダーを変更することで4つのハンドルポジションから選択可能に、2つのポジションが選択できるアジャスタブルステップ、オプショナルパーツとしてKX FIキャリブレーションキットの発売、新ユニトラック リアサスペンションの採用、スイングアーム下にリンケージマウントを設置、またデュアル圧縮機能を設け、高精度なサスペンションセッティングを可能としていた。シリンダータンクにはカシマコートを採用し作動性の向上を図り、乗心地の向上と減衰性能、踏破性能の向上、Renthal製のハンドルバーを採用し、ハンドルグリップには新素材を採用し握りやすさを向上など改良が進んだ。
今回の2015年モデルでも、さらに改良が進められ、フロントフォークに軽量で、容易なアジャスト等多数の利点持つショーワ製SFF-Air TACを採用、リアサスペンションのバルブセッティングを安定性の向上を目標に変更、圧縮比を12.5から12.8とし、高回転時のエンジン機能を向上、ECUのセッティング変更し、点火タイミングを最適化、大径270mmのペタルディスクを前輪に採用、ブレーキ性能を向上させている。
★KAWASAKI プレスリリースより (2014年7月2日)
2015年モデル KX450F 新発売のご案内
- モデル情報
- 車名(通称名) KX450F
- モデルイヤー 2015
- マーケットコード KX450FFF
- 型式 KX450F
- 発売予定日 2014年8月1日
- メーカー希望小売価格 905,040円
- (本体価格838,000円、消費税67,040円)
- カラー(カラーコード) ライムグリーン (LIM)
- ■KX450Fは公道や一般の交通に供する場所での走行は一切できません。
- 【KX450F】
「中級レベルのライダーからエキスパートライダーまで、表彰台の頂点に立たせる」というKXの設計概念は、KXブランドをこの世に送り出し40年経った今でも揺るぎません。32度に及ぶAMAのタイトル獲得の事実は、どのメーカーをも凌駕するKXの真の実力を証明しています。2015年モデルでは最先端のテクノロジーや業界初採用の機構を搭載した高性能のエンジンにチューニングを加えさらなる進化を遂げました。
- ■2014年モデルからの変更点
- ・カラー&グラフィックの変更。
- ・フロントフォークにショーワ製SFF-Air TACを採用。軽量、容易なアジャスト等多数の利点持つ。
- ・リアサスペンションのバルブセッティングを変更。安定性を向上。
- ・圧縮比を変更。(12.5:1⇒12.8:1)し、高回転時のエンジン機能を向上。
- ・ECUのセッティング変更し、点火タイミングを最適化。
- ・大径270mmのペタルディスク(フロント)を採用、ブレーキ性能が向上し見た目もスポーティに。
★主要諸元
車名型式 | - | |
---|---|---|
KX450F | ||
発売日 | 2014年8月1日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.195×0.820×1.275 | |
軸距(m) | 1.495 | |
最低地上高(m) | 0.340 | |
シート高(m) | 0.960 | |
車両重量(kg) | 112.1 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 1 | |
燃費(km/L) | - | |
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転小半径(m) | - | |
エンジン型式 | - | |
水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 449 | |
内径×行程(mm) | 96.0×62.1 | |
圧縮比 | 12.8 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | - | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | - | |
燃料供給装置形式 | フューエルインジェクション KEIHIN φ43mm | |
始動方式 | プライマリーキック式 | |
点火方式 | デジタルDC-CDI | |
潤滑油方式 | セミ・ドライサンプ | |
潤滑油容量(L) | 1.2 | |
燃料タンク容量(L) | 6.2 | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
変速機形式 | 常時噛合式5段リターン | |
変速比 | 1速 | 1.750 |
2速 | 1.412 | |
3速 | 1.188 | |
4速 | 1.000 | |
5速 | 0.875 | |
減速比1次/2次 | 2.727/3.846 | |
キャスター(度) | 27.9° | |
トレール(mm) | 120 | |
タイヤサイズ | 前 | 80/100-21 51M |
後 | 120/80-19 63M | |
ブレーキ形式 | 前 | φ270mmシングルディスク |
後 | φ240mmシングルディスク | |
懸架方式 | 前 | φ49mm倒立テレスコピック式 |
後 | スイングアーム(ニューユニ・トラック) | |
フレーム形式 | セミダブルクレードル |