KX250F 756,000円(8月1日発売)
★カワサキ KX250F 車両解説
2015年モデルでもさらに戦力アップのマイナーチェンジが行われたKX250F
2011年モデルで、フューエルインジェクションを採用、2012年モデルではさらに量産モトクロッサー初採用のデュアルインジェクターまで装備。全回転域でのエンジン性能を大幅アップするとともに、スムーズなレスポンスを実現。さらに2013年モデルでは、シリンダーをショート化することで圧縮比を上げ、全域でのエンジンパフォーマンスを向上。カプラー交換のみで簡単に3種類のマップから選択ができるDFIカプラーを新採用。フレームは剛性を最適化し、メインパイプをさらにスリム化することでコントロール性を向上、新たにセパレートファンクションフロントフォーク(SFF)タイプ2を採用、フロントブレーキマスターシリンダーには新型プッシュロッドタイプを採用するなど大幅な熟成が行われた。
そして、2013年7月の2014年モデルでも、「中級レベルのライダーからエキスパートライダーまで、表彰台の頂点に立たせる」をコンセプトにさらなる戦力アップを目指して、ファクトリー仕様の「ローンチコントロールモード」を搭載、新ユニトラック リアサスペンションの採用、スイングアーム下にリンケージマウントを設置、またデュアル圧縮機能を設け、高精度なサスペンションセッティングを可能に、シリンダータンクにはカシマコートを採用し作動性の向上を図り、乗心地の向上と減衰性能、踏破性能の向上などが行われるなど、矢継ぎ早に改良が加えられているKX250F。
今回の2015年モデルでは、さすがに一息かと思われたが、まだまだ表彰台の頂点に立つには改良の手を休めてはいられませんということで、ダウンストリームインジェクターの噴射角を変更して低中速回転時のパワーとレスポンスを向上、大径270mmのペタルディスク(前輪)を採用してブレーキ性能を向上、ライダーの好みに合わせて2種類のポジションが選択可能なフットレスト、ハンドルバーの位置を4段階に調整可能(調整範囲35mm)とするハンドルポジション調整機構、ハンドリングと安定性を向上させるためのフロントフォーク(SFF Type2)のバルブセッティング変更、リアサスペンションの減衰力のセッティングをそれに合わせて変更、フロントとリアの車軸をそれぞれ約31gと約32gに軽量化、等々まさに怒濤の熟成に次ぐ熟成イヤーとなっている。
★KAWASAKI プレスリリースより (2014年7月2日)
2015年モデル KX250F 新発売のご案内
- モデル情報
- 車名(通称名) KX250F
- モデルイヤー 2015
- マーケットコード KX250ZFF
- 型式 KX250Z
- 発売予定日 2013年7月10日
- メーカー希望小売価格 756,000円
- (本体価格700,000円、消費税56,000円)
- カラー(カラーコード) ライムグリーン (LIM)
- ■KX250Fは公道や一般の交通に供する場所での走行は一切できません。
- 【KX250F】
「中級レベルのライダーからエキスパートライダーまで、表彰台の頂点に立たせる」というKXの設計概念は、KXブランドをこの世に送り出し40年経った今でも揺るぎません。32度に及ぶAMAのタイトル獲得の事実は、どのメーカーをも凌駕するKXの真の実力を証明。世界初のデュアルインジェクションシステムやダイレクトな吸気流入、そしてレース活動で培ったチューニングやブリッジドボトムピストン、ローンチコントロールモードなどの高性能パーツにより、高出力とスムーズなパワーデリバリーを実現しています。2015モデルでは高い評価をいただいてきたエンジンやシャーシを含む各所へ改良を加え、更なる進化を遂げました。
- ■2014年モデルからの変更点
- ・カラー&グラフィックの変更。
- ・ダウンストリームインジェクターの噴射角を変更し低中速回転時のパワーとレスポンスが向上。
- ・大径270mmのペタルディスク(フロント)を採用、ブレーキ性能が向上し見た目もスポーティに。
- ・調整可能なフットレスト。ライダーの好みに合わせて2種類のポジションを選択可能。
- ・調整可能なハンドルポジション。ハンドルバーの位置を4段階調整可能。(調整範囲35mm)
- ・フロントフォーク(SFF Type2)のバルブセッティングを変更。ハンドリングと安定性が向上。
- ・リアサスペンションの減衰力のセッティングを変更。ハンドリングと安定性が向上。
- ・フロントとリヤの車軸をそれぞれ約31gと約32g軽量化。
★主要諸元
車名型式 | - | |
---|---|---|
KX250F | ||
発売日 | 2014年8月1日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.170×0.820×1.270 | |
軸距(m) | 1.475 | |
最低地上高(m) | 0.330 | |
シート高(m) | 0.945 | |
車両重量(kg) | 106.2 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 1 | |
燃費(km/L) | - | |
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転小半径(m) | - | |
エンジン型式 | - | |
水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 249 | |
内径×行程(mm) | 77.0×53.6 | |
圧縮比 | 13.8 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | - | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | - | |
燃料供給装置形式 | フューエルインジェクション KEIHIN φ43mm | |
始動方式 | プライマリーキック式 | |
点火方式 | デジタルDC-CDI | |
潤滑油方式 | セミ・ドライサンプ | |
潤滑油容量(L) | 1.0 | |
燃料タンク容量(L) | 6.1 | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
変速機形式 | 常時噛合式5段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.142 |
2速 | 1.750 | |
3速 | 1.444 | |
4速 | 1.235 | |
5速 | 1.045 | |
減速比1次/2次 | 3.350/3.846 | |
キャスター(度) | 28.7° | |
トレール(mm) | 126.4 | |
タイヤサイズ | 前 | 80/100-21 51M |
後 | 100/90-19 57M | |
ブレーキ形式 | 前 | φ270mmシングルディスク |
後 | φ240mmシングルディスク | |
懸架方式 | 前 | φ48mm倒立テレスコピック式 |
後 | スイングアーム(ニューユニ・トラック) | |
フレーム形式 | セミダブルクレードル |