カリスマてんちょ〜のソウルフードの旅──第7回 With Kawasaki Ninja 250 ABS Special Edition

KMJ

 海ほたる。
 そう、気がつけば海ほたるに居たってコト、よくあるよね?
 おいらね、他の人よりは少ないと思うんだけど、この日がそうだったのね。ゴールデンウィーク明けの、それはそれは気持ちのよいバイク日和。
 こんな日の一食目は、迷うことなく『あさり焼』をお薦めしたい。

 ほら、めっさ美味しそうでしょ?
 写真でもこう、なんていうの、あさり感がヒシヒシと伝わってくるよねぇ~、うん。これは朝イチ食べてもしつこくなく、あっさり味オススメです。



あさり焼

←あさり焼き、であります。絵的に、たこ焼きとなんも変わらんやん!※写真をクリックすると、てんちょ〜の「アチチチッ!」が見られます。見たくない方は、クリックしないで下さい。ちなみに、てんちょ〜は“焼き肉界の風雲児”(と呼ばれているかどーかは未確認)で、世田谷弦巻の『コソット』http://cossotte.jp/に続き麻布十番に『コソットSP』http://cossotte-sp.jp/を開店。先日は某女性セ○ンで某人気女優との賄い飯をすっぱ抜かれたり、某若手人気女優を追った情熱○陸で彼女の行きつけの焼き肉屋さんとして夫婦で出てたり、大忙しなのだ。

……てな出だしでいいですか、中尾さん?
 いつものように、中尾さんが店でユッケジャンうどん食べる体からのヤツ、本当にいらないんですね?
 わかりました、そう、今回は日帰り房総ですもんね、さくさくアッサリいきますか!←しつこい?
 あ、その前にメロンパンだけ買ってっていいすか?

「いいけど、いま食べちゃダメだよ、このあと色々控えてるんだからねっ!」
 はーい。
 ということで一行は(と言っても2人だけど)次なる目的地へ。

 今回の相棒はカワサキNinja 250 ABS スペシャルエディション。
 いやぁ~、攻撃的でめっちゃカッコイイ! 本気で作った感がとても伝わってくるのは、細部までよく見るとわかるように、“側”だけなんとなく仕上げましたってバイクだからなんだろうなぁ。でも肝心なのは乗ってから!
 ……むぅぅ。
 中尾さん、コレ……。
 買ってもいいですか? おいら、明日から頑張ってカルビいっぱい売り捌くからっ!



Ninja250


Ninja250
Ninja 250 ABS Special Edition。発売以来絶大な人気を誇るNinja 250の2014年スペシャルエディションは、ワールドスーパーバイクレーサーのイメージカラー“ライムグリーン”を纏っている。スペック、価格等の詳細は新車プロファイル2014で。新型Ninja 250のインプレッションはこちらで。

 このソウルフードシリーズ7回目でしたっけ?
 Ninja 250 堂々の1位っす!
 福島編で紹介した、コチラで、“バッタちゃん”こと85年式GPZ250Rをベタ褒めしていたんだけど、これを乗り回していた高校生当時の記憶が蘇ってしまうほど。
 13000回転からがレッドゾーンなんだけど、全域でそれぞれ楽しめるのがまず素敵。高速道路や市街地では5000回転くらいでサボりながら乗って快適だし、疲れない。
 5000~8000回転まではしっかり回して走っている感じ。これは250ccクラスならではだよね。
 これ以上の排気量の車だと、しっかり回すと結構スピード出ちゃうからね(笑)
 8000回転以上はホント久方ぶりにゾクゾクしちゃうくらいのスポーティーさを感じつつ、あっという間にレッドまで吹き抜けちゃうよっ!これでホントに31馬力なの?
 旋回性はもとより、制動性もABS搭載で抜群。うわぁ~、マジで欲しくなってきた……。

「ほら、てんちょ~! 遊んでないで次行くよっ!」
 いや、今に限ってはしっかり仕事してたんですが……。
「で、どうしよっか?」
 ……やはり出ましたね、この企画の持ち味、それ即ち“無計画な計画”が。
 とりあえず絵になりそうなトコ行きましょうよ。

 つ~ことで、鋸南保田インターを降りて一般道をひたひたと。
 おおお~! こ、ここはまるでジ〇リ作品に出てきそうなロケーションじゃないですかっ!?

『大山千枚田』

 ああ、日本人に生まれて良かったと思えるような、そんな場所。
 バイクに乗ってるときに感じる風もいいけど、ココに降り立って聴こえる風もまた……。秋の稲穂も見てみたいねぇ。
 しかし、生きてるウチに一度は田植えとか畑仕事ってものを経験しとかないとかなぁ~。



田植えが終わったばかり。ニッポンの原風景、って感じがいいね


黄色に色付いた秋の田んぼも見てみたいよね。実ほど 頭を垂れる 稲穂かな……
田植えが終わったばかり。ニッポンの原風景、って感じがいいね。観光地になっているから、走行には十分気をつけてね。 実るほど 頭を垂れる 稲穂かな……。中尾は、いつも頭垂れてます……。


磯膳 よしえい

 
 「そろそろメシ行きますか」
 そうですね!やはり房総といえば……。
 旨い魚が食べたい!っす!
 鴨川方面へ向かうと、我々のその思いを見透かしたような看板が。

『磯膳 よしえい』

 
 これ、なにかの罠ちゃいますかっ!?
「でも、停まって写真も撮ってもうたし、入るしかないでしょ」

目立つ看板なんだもん……。

 
 刺身! アカハタの煮付け! 海鮮丼!
 アハハハハハ!
 旨いに決まってんじゃんっ!
 やっぱり肉より魚じゃんっ!←ヲイッ!
 アカハタの煮付けなんて多分初めて食べたんだけど、美味しいのね。つ~か、かなりデカいのね。
『本日の定食』になってたんだけど、注文を取りに来たおばちゃんに聞いたら「ひとりでは多すぎるよ」って、定食メニューなのに言われるシステムが斬新だったよ。



地魚御膳


海鮮丼
これが地魚御膳(1800円〜)で本日のメイン地魚はアカハタの煮付け。「うわぁ〜、身がプリンプリン、うふ」(女子アナ風味) こちら店長のおすすめの海鮮丼(1400円)。店長は、てんちょ〜ではありません、『よしえい』の店長です、念のため。丼に、小鉢、茶碗蒸し、お新香が付いてます。

 さて、国道128号線、鴨川と言えばですよ中尾さん。
「ん? 何処か美味しいトコがあるの?」
 ムフフ……おいらも今回はリサーチをしてきましたよ。
「なんのお店なの?」
 えっと、単刀直入に言ってしまうと、たこ焼きです。
「海ほたると被ってんじゃんっ!」
 いえ、あれは『あさり焼』ですから。
「絵的にはたこもあさりも同じなんだけど……」
 まぁまぁ、とりあえず行ってみましょうよ。

『たこ焼き&パブ 北斗星』

 
「……!!!」
 こ、言葉はいらねぇ~っすね、ココは。
 ある意味、女子禁制ですよ(笑)
 と、思いきや、最近では“鉄女”(←未確認)なる女子も結構いらっしゃるらしいので、今からでも遅くない、漢達よっ!鉄道に目覚めよっ!



たこ焼き&パブ 北斗星
国道128号線沿いにある北斗星は、たこ焼き&パブなのだ。

 冗談はさておき、なんだか昭和の時代に育ったおいらはホッとする空間。
 “国鉄”って響きだけでノスタルジック。
 そういや、“ブルートレイン”って一度は憧れる存在だったなぁ~。

 
 つ~か、ココのたこ焼き美味っ!
 巷で主流の「外はカリッ!中はフワッ!」ではなく、「外も中もフワッ!」なのである。
 なんでも粉に拘りがあるとのことで、車掌長さんが丁寧に説明をしながら焼いてくれるのだ。
 これが焼き上がるまでは、たとえかき氷を一緒に注文しても、後回しになるという手を抜かない姿勢、素晴らしかった。



徳弘さん
店長、いや車掌長である徳弘さんが丹精込めて焼いてくれる。


8個入りで400円膳


東京近郊区間路線図
使っている小麦粉が違うのだ。上質なスイーツを作る小麦粉だから、なめらかだ。フワッとしている。8個入りで400円。 国鉄時代の東京近郊区間路線図。懐かしい。今や、松本やいわきまで東京近郊区間になろうとは誰が想像できただろうか。


Nゲージ


東京近郊区間路線図
Nゲージの模型も飾られている。 徳弘さんの名刺。“車掌長”なのである。


いちごミルク


ポイントカード
これからの季節の鉄板は、いちごミルクですな。 ポイントカードも、こんな感じ。なんか嬉しい。

 
 さて、お次の目的地は……。
 房総半島は海だけじゃないっ! 牧場だってあるのだ!
 128号線をひたすら南下。外房黒潮ラインから館山へ抜ける、内陸部にその牧場はあった。

『須藤牧場』



須藤牧場


須藤牧場
須藤牧場では、見学の他、バター作りや羊毛クラフト作りなどの体験もできる。

 
 いや、牧場ソフトクリームってベタなスイーツじゃないですか。
 いいんです。ソフトクリーム大好きなおっさん二人旅なんだから、いいんです。
 牧場に入るとすぐに、右手に可愛らしい感じの店を発見。左手には牛舎があって、なんとものどかな雰囲気でいいね。
……って、ネコー!!!

 
 中尾さん、今日ココに泊ってもいいすか?
 なんなのっ!? 外飼いなのにこの懐きっぷりってば?!
 そしてその中の1匹が、一昨年天寿を全うしたウチの猫に瓜二つというね。
 すんません、僕ココでムツゴローしてますから、ソフト買ってきてくださーい!



猫好き
→堪りませんな、猫好きとしては。どっちがゴロニャンしてるのか、分からん。


コーヒーフロート


ふわとろプリン
ソフトクリームをのっけたコーヒーフロートは500円。ちなみにソフトクリームは320円。 猫も狙うふわとろプリンは320円です。

 うんうん、やっぱり牧場コーヒーフロートは美味しいね、牧場プリンもね! ←心ここにあらず
 テラス席(?)で猫様達と戯れながら食していると、牧場のお母さんが登場。
 カクカクシカジカで、このシロチャくんと僕のがクリソツなんですよ~!
「あ~、そうなんですね~」
 と、しばし沈黙の後……、
「でも……ダメですよっ!」
 ……どうやらお持ち帰りされてしまうと思われてしまったようだ。←図星
 だめだ……情が移る前に立ち去ろう。



本当にソックリ


爆睡猫
本当にソックリだったんです。離れられなくなっちゃいます。 爆睡猫。平和なんだね、ここは。

 
 牛の世話は見た目以上に大変そうだけど、自然の中で動物達と生活するのもいいなぁ~。
「さて、そろそろいい時間だよ」
 ですね、仕上げの時間っすね!
 今日は胃の調子もいいから、まだまだイケそうなんですが……ラスト1軒、か。

 館山へ向かう国道127号線沿いにその店はあった。
 つ~か、2度通り過ぎるくらいわかりづらい。(笑)

『竹岡ラーメン 梅乃家』

 この佇まい、タダモノではなさそう。
 座敷に通して頂いたのだが、その間もお客さんがひっきりなし。見る限りほぼ地元の常連さんという感じだが、小さい子連れのファミリーから一匹狼の漁師さん(っぽい)まで、客層は多岐に渡る。
 地元に愛されているお店なんだなぁ~。
 ほどなく、注文したチャーシューメンが我がテーブルへ。

 おおお~ すんごいギリッギリまで盛られてる。つ~か、運んでくるおばちゃんのお盆にスープが掛け流し状態(笑)。
 もうね、表面張力って言葉を思い出してしまうくらいですわ、そりゃ指も入るよねっ!
 真っ黒なスープに細いちぢれ麺、刻みタマネギに、これでもかってくらいのチャーシュー。



竹岡式
→チャーシューに、みじん切りのタマネギたっぷりが、竹岡式なのだ。スープが濃そうだが、見た目ほどではない。ラーメン=700円、チャーシューメン=800円。

 
 これはね……恐らくラーメン〇郎的なハマる人はハマる系だね!
 個人的には、スープは熱々なのが好きなので、そこさえマッチすればという感じでした。でも、熱々だと運ぶ時におばちゃん指入れられないから、この温度は厳守なんだろうね(←違)。

 ごちそうさまでしたっ!
 日が落ちる前の海岸線を北上して帰路に着くとしますか。
 いやぁ、今回は季節も天気も良かったということもあるんだろうけど、このバイク、Ninja 250ですわ。
 市街地から高速道路、最後の海岸線。違ったロケーションで、自分がどう走らせたいのかっていう希望に尽く応えてくれるバイクでしたよ!

 日帰りのゆるい感じだったけど、大満足の房総ツーリングでした!
 あ、そうそう忘れてた。海ほたるで買った富士山メロンパンやら鯛ちくわパンやら、海を見ながら最後に食べたのはこいつらでした。

 それではみなさん、ごきげんよう、さようなら。



パン


バイバイ
海ほたるのパン屋さんで買ったメロンパンなどなど……。 次はどこのソウルフードにするか思案中につき、バイバイ!


エンディング

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