YZ450F/YZ250F 896,400円/745,200円
★ヤマハ YZ450F/YZ250F 車両解説
ヤマハの4ストモトクロッサー、YZ450F/YZ250Fが2015年モデルに
ヤマハのモトクロッサー、YZシリーズが2015年モデルとなった。こちらYZ450F/YZ250Fの4ストローク・モトクロッサー兄弟は、2012年にフルモデルチェンジが行なわれている。’12年モデルの最大の特徴は、新設計フレームが採用されたことだった。縦、横、ねじれの剛性バランスを一新するため、タンクレールをそれまでの2ボックス断面型から、3ボックス断面型へと変更し、リアアーム取り付け部周りの形状、エンジン懸架部分の仕様変更も行った。また、新設計のフレームに合わせて、フロント周りのねじれ剛性のアップも図られた。エンジン面でもピストン周りの軽量化、吸気・排気系の変更などが行われた。
そして’13年モデルでは、’13年のシーズンからMFJ国内競技規則の変更に適合する新型サイレンサーの採用が行われた。250では、カラーリング面でも新デザイングラフィック採用のフロントカウル・エアスクープ、シャープなイメージを強調するホワイトカラーのリアフェンダー、そして従来はシルバーだったハンドルバーのカラーを精悍なブラックへと変更している。また、450では同様の変更他、F.I.のセッティングが簡単にできる「Power Tuner」も同梱されることになった。
2013年10月には、フルモデルチェンジで戦力大幅アップの’14年モデルが登場している。250では、前方吸気、後方排気と、450と同システムの新エンジンを採用。ループ状に取り巻く新型のエキゾーストパイプや、ニューグラフィックの採用など一目で分かる新型に変身した。450でも、250と同様エンジンをループ状に取り巻く新型のエキゾーストパイプや、新設計のアルミ製バイラテラルビーム・フレームの採用など一目で分かる新型に変身となった。
今回の2015年モデルでは、F.I.マッピングの変更と整備性の向上が450、250共通で、450ではさらにエンジン懸架ブラケット材質・形状変更が行われ、250では前後にニューパターンタイヤが採用された。
★YAMAHA プレスリリースより (2014年6月6日)
細部の熟成で戦闘力を向上、2ストロークYZはスタイルを一新
モトクロス競技用モデル「YZシリーズ」2015年モデルを発売
ヤマハ発動機株式会社は、モトクロス競技専用モデル「YZシリーズ」の2015年国内仕様モデル4機種を2014年8月20日より、同「YZ85LW」「YZ85」は11月10日より発売します。
2015年モデル「YZ450F」は、1)FIマッピング変更、2)エンジン懸架ブラケット材質・形状変更、3)整備性向上などで熟成を図りました。「YZ250F」は、1)FIマッピング変更、2)整備性向上、3)前後ニューパターンタイヤ採用などで熟成を図りました。両モデルとも、ブラックリム、ゴールドチェーンを採用しスポーティイメージを強調しました。
2014年モデル「YZ450F」は、エンジン細部をブラッシュアップして扱い易さとパワフル感を向上、フレームも新設計するなどで一層の軽量化とマス集中化によるパフォーマンス向上を果たしました。
2ストロークの「YZ250」「YZ125」「YZ85LW」「YZ85」は、4ストロークYZ同様、凝縮された塊が真っ直ぐ水平に強く飛び出していく躍動感を表すスタイルを新採用、同時に「YZ250」「YZ125」は最新パーツをフロントフォークやブレーキ関連、フットレスト等に織り込むことで戦闘力を一段と高めました。
本製品は「ヤマハオフロードコンペティションモデル正規取扱店」にて販売します。
- <名称>
- 「YZ450F」「YZ250F」「YZ250」「YZ125」「YZ85LW」「YZ85」
- <発売日>
- 「YZ450F」「YZ250F」「YZ250」「YZ125」:2014年8月20日、「YZ85LW」「YZ85」:2014年11月10日
- <車両本体販売価格>
- YZ450F 896,400円(本体価格 830,000円/消費税66,400円)
- YZ250F 745,200円(本体価格 690,000円/消費税55,200円)
- YZ250 695,520円(本体価格 644,000円/消費税51,520円)
- YZ125 594,000円(本体価格 550,000円/消費税44,000円)
- YZ85LW 367,200円(本体価格 340,000円/消費税27,200円)
- YZ85 356,400円(本体価格 330,000円/消費税26,400円)
- <カラーリング>
- ■ディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー)
- <販売計画>
- 500台(シリーズ合計)
- ※予約受付期間は、2014年6月6日から10月31日までとなっています。
- ※YZシリーズ各モデルは、国土交通省の認定を受けていませんので、ナンバープレートを取得できません。また道路を走行できません。道路を走行すると道路交通法及び道路運送車両法の違反となります。私道、寺の境内、海辺、堤防上、農道、林道など道路の形態を整えていないところでも、人や車が自由に出入り出来るところは道路とみなされます。
- 保証(クレーム)の対象外製品となります。
- 「YZ450F」「YZ250F」フィーチャーマップ
- ・ニューパターンタイヤ(YZ250Fのみ)
- ・ブラックリム
- ・新作エンジン懸架ブラケット(YZ450Fのみ)
- ・ECU、FIマッピング変更(ドラビリ向上)
- ・スロットルボディ操作荷重20%低減(2014年モデル比)
- ・新作ピストン(YZ250Fのみ)
- ・排気バルブのステム表面処理変更(YZ250Fのみ)
- ・キック荷重低減(YZ250F のみ)
- ・クイックリリース機構織り込みエアクリーナーボックス
- ・新グラフィックサイドカバー
- ・ゴールドチェーン
- ・ニューパターンタイヤ(YZ250Fのみ)
- ・ブラックリム
- ・新作シフトレバーストッパー
★主要諸元
車名型式 | - | |
---|---|---|
YZ450F〈YZ250F〉 | ||
発売日 | 2014年8月20日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.180〈2.170〉×0.825×1.280 | |
軸距(m) | 1.480〈1.475〉 | |
最低地上高(m) | 0.330 | |
シート高(m) | 0.965 | |
車両重量(kg) | 112〈105〉 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 1 | |
燃費(km/L) | -(60km/h定地走行テスト値) | |
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転半径(m) | - | |
エンジン型式 | - | |
水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 449〈249〉 | |
内径×行程(mm) | 97.0〈77.0〉×60.8〈53.6〉 | |
圧縮比 | 12.5〈13.5〉 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | -[-]/- | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | -[-]/- | |
燃料供給装置形式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | キック式 | |
点火方式 | TCI(フルトランジスタ式) | |
潤滑油方式 | 強制圧送ウェットサンプ | |
潤滑油容量(L) | 0.9 | |
燃料タンク容量(L) | 7.5 | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
変速機形式 | 常時噛合式5段リターン | |
変速比 | 1速 | 1.929〈2.143〉 |
2速 | 1.533〈1.750〉 | |
3速 | 1.300〈1.444〉 | |
4速 | 1.091〈1.222〉 | |
5速 | 0.952〈1.042〉 | |
減速比1次/2次 | 2.609〈3.353〉/3.769〈3.846〉 | |
キャスター(度) | 27°40′〈27°00′〉 | |
トレール(mm) | 124〈119〉 | |
タイヤサイズ | 前 | 80/100-21 51M |
後 | 110/90-19 62M〈100/90-19 57M〉 | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク |
後 | 油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式(リンク式) | |
フレーム形式 | セミダブルクレードル |
※〈 〉内はYZ250Fのデータです。