2014年5月9日
■全日本に復帰の高橋裕紀&モリワキレーシングがポールtoウィン!
4月26・27日、全日本ロードレース選手権・第2戦の舞台となった大分県のオートポリス・サーキット。開幕戦・鈴鹿はJSB1000クラスしか開催されなかったため、この第2戦がJ-GP2、ST600、J-GP3の各クラスにとって今季初レースとなった。
2010年より新設されたJ-GP2は、それまで2ストローク250ccのマシンで争われていたクラスの後継にあたり、エンジンは市販車用をベースとする600cc以下で、オリジナルフレームもOKという、ロードレース世界選手権(MotoGP)のMoto2に近いカテゴリーと言える。
そのJ-GP2クラスに、昨年までMoto2で戦っていた高橋裕紀、そしてモリワキレーシングがフル参戦を表明。高橋にとって2004年以来、モリワキレーシングにとっては2008年以来の全日本復帰となった。
マシンはMoto2で熟成を重ねてきたモリワキMD600をJ-GP2用にモディファイを加えたもの。エンジンはCBR600RR用をベースとする。MD600の更なる開発と評価を高いレベルで実施するため、世界での経験豊富な高橋にマシンが託される、というカタチだ。
高橋は予選でコースレコードを叩き出し、ポールポジションを獲得。凱旋初レースとなる決勝では一度もトップを譲ることないパーフェクトな展開で見事優勝を果たす。
高橋裕紀のコメント
「今年の全日本選手権では、全戦ポールtoウィンでシリーズチャンピオンを獲得することが個人的な目標なので、ウィーク中はそれを常に意識していましたが、実際に達成するということは大変なことで、自分でもびっくりしています。次のレースも同様に目指していきたいと思います。
ファンの方々にはピットウォークやパドックで暖かい言葉や激励を頂き、そうして待っていてくれるファンがいることに本当に感謝の気持ちでいっぱいです。今日は、そういうファンの皆様の気持ちと言葉に、応えることができたような気がしていて、本当にうれしいです!」