2014年4月11日
■自分で移動できる喜びを! ヤマハ電動アシスト車いす「JWスウィング」発売へ
ヤマハ発動機から6月10日より発売となる「JWスウィング」は、電動アシスト自転車「PAS」の技術が応用された電動アシスト車いす。高齢者を中心に、車いすを必要とする人の行動範囲の拡大や自立した生活の支援を目的として開発されたモデルだ。
ヤマハは1995年、ジョイスティックタイプの車いす用電動ユニット「JW-1」を発売。以降、独自の技術を駆使した製品を提供してきたが、電動アシスト車いすの完成車としてはJWスウィングは同社にとって初。ちなみに車名の“JW”はJoy-Wheel、“スウィング”はスイスイいける夢の翼(ウィング)に由来。
人力+電動補助の“ハイブリッド車いす”であるJWスウィングの特徴は、ヤマハで現在ラインナップされる軽量型電動車いすに対し、ジョイスティックの操作部を廃するなど手動車いすと同じ操作とすることで、電動車いすに対するハードルを低くしたこと。折り畳み(幅31cm)や電動部分の着脱もワンタッチで可能だ。また、バッテリーを背面のバックに収納するすっきりとしたデザインや多彩なオプションが用意されるなど、外出意欲を向上させる仕様もポイントと言える。
核となる電動アシスト部は、手動車いすと同じ感覚で発進・停止、数センチの微速移動、旋回がスムーズに行えるハンドリム型トルクセンサーを採用。パソコン用専用ソフト「JW Smart Tune」により、アシスト力や左右輪バランス、直進力・旋回性などを好みに合わせてカスタマイズも可能とするなど、昨年8月にフルモデルチェンジされ、電動アシストユニットとしてリリースされている「JWX-2」と共通するところが多い。尚、アシスト力はスピードが上がるにつれ弱まり、時速6km/hでゼロに。もちろん、「JW Smart Tune」で最高アシスト速度を低くすることも可能だ。
尚、簡易型電動車いす国内シェア№1のヤマハは「自立した生活が出来る」から「毎日を活き活き楽しむ」生活の実現に向け、これから手動車いすの領域の電動化を加速させ、2017年には2013年比倍となる12,000台の世界販売を目指すという。
「JWスウィング」は4月17日(木)からインテックス大阪で行われる「バリアフリー2014」にて、4月19日(土)からTRC東京流通センターで行われる「第13回子どもの福祉用具展2014」にて展示・試乗が行われる。
問:ヤマハ発動機 JWビジネス部 TEL:0120-808-208
http://www.yamaha-motor.co.jp/wheelchair/
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電動アシストにより、スロープなども楽な力で走破できる。 | ヤマハがラインナップする軽量型電動車いす。ジョイスティックで操作するタイプで、左よりJWアクティブ、タウニィ ジョイX。 |