CB1300 SUPER FOUR/SUPER BOL D’OR
1,226,400円~/1,352,400円~(3月20日発売)
★ホンダ CB1300 SUPER FOUR/SUPER BOL D’OR 車両解説
エンジンの熟成や6速ミッションの採用などによりCB1300シリーズがモデルチェンジ
新たな時代のロードスポーツを作ろうと「プロジェクト BIG 1」により開発されたCB1000 SUPER FOUR。そのCB1000 SUPER FOURの流れを受け継ぎ、さらに1300へと発展させたモデルが、1998年3月に発売開始されたビッグネイキッド・ロードスポーツ、CB1300 SUPER FOURだ。1997年の第32回東京モーターショーに参考出品され、CB1000 SUPER FOURのデビュー時に負けず劣らずの話題を集めての市販化だった。
“最高峰を狙うネイキッド・ロードスポーツはどうあるべきか”を徹底追求し開発したというCB1300シリーズ。 水冷直列4気筒、1300エンジンの持つ力強く余裕ある出力特性を活かし、市街地走行から郊外、高速道路まで幅広く多目的に楽しめ、しかもビッグなボディサイズに、精悍で迫力あるフォルムを融合させたネイキッド・ロードスポーツとされていた。
その後、2003年2月にはキープコンセプトながら、フルモデルチェンジも受けている。2005年2月にはシリーズ本体のマイナーチェンジとともに、ハーフカウルを備えたCB1300SUPER BOL D’ORを追加。さらにその年の3月発売でABS仕様も追加している。2008年3月には環境性のアップのマイナーチェンジ。2009年12月にはリア周りのデザインをマイナーチェンジすると同時に、大型スクリーンやパニアケースを装備したCB1300 SUPER TOURINGをラインナップに追加している。またCB1300シリーズはこのクラスのベストセラーモデルとしてそれらのマイナーチェンジとは別に、毎年の如くカラーチェンジやマイナーチェンジも受けてきている。
2012年11月には、CB400/CB1000に始まる「プロジェクト BIG 1」の20周年を記念した、スペシャル・エディションが発売されている。これは、赤/白ボディをベースに、前後ブレーキキャリパー、フロントディスクハブ、ドライブチェーンを金色に、クラッチカバーやフロントフォークボトムケースにバフ掛け処理を施すなどでプレミア感をプラス、決め手は20周年を記念した燃料タンク上のオリジナル・ステッカーと、タンクサイドの立体ウイングエンブレムの採用だった。
今回のモデルチェンジでは、メカニズム面では、5速から6速ミッションに変更されたことが一番のトピックスで、その他PGM-FIのセッティング変更、改良型マフラーの採用、車体周りでは、シートレールの強化、フレーム剛性バランスの見直し、ABSの標準装備、さらにSUPER BOL D’ORでは新たにLEDヘッドライトを装備した新型フェアリングの採用などが行われた。
また今回のマイナーチェンジを期に、ETC車載器とグリップヒーターおよび専用インジケーターランプを標準装備した“CB1300SUPER FOUR E Package”と“CB1300SUPER BOL D’OR E Package”をそれぞれタイプ設定、5月23日から発売すると発表している。
★HONDA プレスリリースより (2014年3月14日)
大型ロードスポーツモデル「CB1300」シリーズをモデルチェンジし発売
Hondaは、力強い出力特性の水冷・4ストローク・DOHC・直列4気筒1300ccエンジンを搭載したロードスポーツモデル「CB1300 SUPER FOUR」と「CB1300 SUPER BOL D’OR」の各部の熟成を図りそれぞれ3月20日(木)に発売します。また、両車種にETC車載器とグリップヒーターおよび専用インジケーターランプを標準装備した「CB1300 SUPER FOUR E Package※1」と「CB1300 SUPER BOL D’OR E Package※1」をタイプ設定し、それぞれ5月23日(金)に発売します。
今回のモデルチェンジにあたっては、開発コンセプトを「“威風堂々”感動のCBフラッグシップスポーツ」と定め、さまざまな感動性能の向上を目指しました。
エンジンは、低回転域でさらに力強く、高回転域では直列4気筒の心地よく吹けあがる特性を追求しました。電子制御燃料噴射装置(PGM-FI※2)のセッティングの変更や、新形状で排気効率の高い小型マフラーを採用。また、トランスミッションを従来モデルの5速から6速に変更することで、高速巡航時の静粛性を図るとともに、燃費の向上に寄与しています。燃費性能は従来モデルに対し、1.3km/L高い26.8km/L(60km/h定地走行テスト値)を実現しています。
車体は、新たに純正アクセサリーに設定したリアキャリアとトップボックス、パニアケースの装着に対応するために、シートレール部の補強に加え、フレーム各部の剛性バランスを見直し安心感と軽快感のあるハンドリングを目指しました。なお、両モデルともにABS(アンチロック・ブレーキシステム)を標準装備しています。
スタイリングは、CB1300 SUPER BOL D’ORに新たにLEDヘッドライトを採用。新デザインのフロントカウルによって、独創的かつ存在感の高いフロントビューとしています。また、両モデルにスリムな小型マフラーを採用するなどして、さらに精悍なイメージとしています。
※1 受注生産車。「Honda二輪ETC標準装備車取扱店」で販売します。使用するにあたり、セットアップとセットアップ費用、および決済後のETCカードが必要です
※2 PGM-FIは、Hondaの登録商標です
- ●販売計画台数(国内・年間)
- シリーズ合計 1,700台
- ●メーカー希望小売価格(消費税5%込み)
- CB1300 SUPER FOUR
- ダークネスブラックメタリック、ソードシルバーメタリック 1,226,400円(1,168,000円)
- パールサンビームホワイト 1,257,900円(1,198,000円)
- CB1300 SUPER BOL D’OR
- ダークネスブラックメタリック、ソードシルバーメタリック 1,352,400円(1,288,000円)
- パールサンビームホワイト 1,383,900円(1,318,000円)
- CB1300 SUPER FOUR E Package
- ダークネスブラックメタリック、ソードシルバーメタリック 1,329,480円(1,231,000円)
- パールサンビームホワイト 1,361,880円(1,261,000円)
- CB1300 SUPER BOL D’OR E Package
- ダークネスブラックメタリック、ソードシルバーメタリック 1,459,080円(1,351,000円)
- パールサンビームホワイト 1,491,480円(1,381,000円)
- ※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません
- ※2014年4月1日以降は、新消費税率(8%)が適用されます
- =CB1300 SUPER FOUR、CB400 SUPER BOL D’ORの主な変更点=
- ■エンジン
- 太い走りの感動と操り征服する感動、そして余裕がもたらす感動を追求しました。
- ・トランスミッションは、従来モデルの5速から6速に変更することで、高速巡航時の静粛性を向上
- ・PGM-FIのセッティングの変更や排気効率に優れた小型マフラーの採用などにより、低回転域での力強さと高回転域の心地よい吹け上がりを追求
- ・燃費性能は、60km/h定地走行テスト値で、従来モデルに対し1.3km/L高い26.8km/Lを実現
- ■車体・足回り
- 跨った瞬間の感動の向上を目指し、各部の熟成を図りました。
- ・シートレール部の補強に加え、フレーム各部の剛性バランスを見直すことで、新たに純正アクセサリーに設定したリアキャリアとトップボックス、パニアケースの装着に対応。安心感と軽快感のあるハンドリングを実現
- ・新デザインの10本スポークのアルミキャストホイールを装着
- ・スポークを左右にクロスさせた新デザインのアルミダイキャストホイール
- ・新デザインのサイドカバーは、幅をさらにスリム化し、足着き性に配慮
- ・CB1300 SUPER BOL D’ORは、ハンドル位置の変更により、さらにアップライトなライディングポジションに変更
- ■スタイリング
- 所有する感動を高めるために、迫力のある車格と伝統が息づくCBスタイリングを目指しました。
- ・CB1300 SUPER BOL D’ORは、新デザインのフロントカウルにLEDヘッドライトを採用。独創的で迫力のあるフロントビューを形成
- ・フラッグシップモデルにふさわしい立体のウイングバッジを燃料タンクに配し、高級感を演出
- ・スタイリッシュな小型マフラーを採用
- ・ギアポジション表示や燃費計などを備え、視認性に優れた新設計の二眼メーター
★主要諸元
車名型式 | EBL-SC54 | |
---|---|---|
CB1300 SUPER FOUR〈SUPER BOL D’OR〉 | ||
発売日 | 2014年3月20日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.200×0.795×1.110〈1.205〉 | |
軸距(m) | 1.510 | |
最低地上高(m) | 0.125 | |
シート高(m) | 0.780 | |
車両重量(kg) | 267〈273〉 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費消費率(km/L)※3 | 26.8(国交省届出値 定地燃費値 60km/h 2名乗車時) | |
17.8(WMTCモード値 クラス3-2 1名乗車時)※4 | ||
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転小半径(m) | 2.7 | |
エンジン型式 | SC54E | |
水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 1,284 | |
内径×行程(mm) | 78.0×67.2 | |
圧縮比 | 9.6 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 74[101]/7,000 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 115[11.7]/5,500 | |
燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射装置[PGM-FI] | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
潤滑油方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | - | |
燃料タンク容量(L) | 21 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式5段リターン | |
変速比 | 1速 | 3.083 |
2速 | 1.941 | |
3速 | 1.478 | |
4速 | 1.240 | |
5速 | 1.074 | |
6速 | 0.964 | |
減速比1次/2次 | 1.652/2.222 | |
キャスター(度) | 25°00′ | |
トレール(mm) | 99 | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17M/C 58V |
後 | 180/55ZR17M/C 73W | |
ブレーキ形式 | 前 |
油圧式ダブルディスク |
後 | 油圧式ディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | ダブルクレードル |
※〈 〉内の数値はCB1300 SUPER BOL D’OR