2014年3月10日
■トライアンフモーターサイクルズジャパンが2014年モデル、4機種を発表
トライアンフモーターサイクルズジャパンは、このほど開催したプレスカンファレンスにて、2014年モデル4機種の概要を発表した。トライアンフモーターサイクルズ本社のセールス&マーケティングディレクターのPaul Stroudさん、トライアンフモーターサイクルズジャパンのDavid Blume社長も出席する力の入った発表会で、好調な日本国内販売をさらに推し進めようという熱意にあふれた発表会となった。発表された4機種は、2月8日からすでに発売開始しているストリートトリプルR、3月15日から発売のデイトナ675R、そして5月発売予定のサンダーバードコマンダーとサンダーバードLFの4機種だ。
トライアンフの2014年モデル国内導入機種の概要を説明するトライアンフモーターサイクルズの野田一夫副社長。 | 右からトライアンフモーターサイクルズ、セールス&マーケティングディレクターのPaul Stroudさん、トライアンフモーターサイクルズジャパン、David Blume社長、そして野田副社長。 |
ストリートトリプルRは、昨年デビューしたストリートトリプル85の進化型で、クラスをリードするエンジン&パワートレイン、生まれ変わったフレーム、よりシャープかつダイナミックなデザインを特長とするハイパフォーマンスと環境性能を進化させたモデル。おなじみ675cc3気筒エンジンの基本は変わらないものの新設計のインテークシステム、スロットルボディ、そして新設計の1速ギアが採用された。フレームはほぼ一新され、11部品から成り立っていたスピードトリプル85に対して、8部品による構成で剛性アップを、ジオメトリも最適化されたという。標準希望小売価格は1,159,000円(消費税5%込み)。
STREET TRIPLE R■エンジン型式:水冷並列3気筒DOHC4バルブ、総排気量:675cc、最高出力:104PS/11,850rpm、最大トルク:68Nm/8,400rpm■全長×全幅×全高:2,055×740×1,060mm、ホイールベース:1,410mm、シート高:820mm、車両重量:193kg、燃料タンク容量:16L。 |
デイトナ675Rは、新設計のトリプル・エンジンとパワートレインの採用、新設計フレーム、そして“DAYTONAスタリング”の昇華が行われている。フル新設計のエンジンは、ボアを大径化しストロークはショート化、ツインインジェクター採用の燃料噴射装置、バルブトレインの軽量化、リフト量アップ、新設計スロットルボディの採用、クランクシャフト、オルタネーター摩擦抵抗の低減、などが行われた。車体まわりでは、オーリンズ製サス、ブレンボ製ブレーキを採用。オンオフだけでなくトラックポジションを追加した“スイッチャブルABS”の採用、新設計スイングアームなどによりショートホイールベース化も実施されている。標準希望小売価格は1,513,775円(消費税5%込み)。
DAYTONA 675 R■エンジン型式:水冷並列3気筒DOHC4バルブ、総排気量:675cc、最高出力:128PS/12,500rpm、最大トルク:74Nm/11,900rpm■全長×全幅×全高:2,045×695×1,112mm、ホイールベース:1,375mm、シート高:820mm、車両重量:200kg、燃料タンク容量:16L。 |
5月以降に発売が予定されているサンダーバードコマンダーとサンダーバードLTは、世界最大のパラレルツイン、水冷並列2気筒DOHC、1,699ccエンジンを搭載する孤高の“Build FOR THE RIDE”マシン。ライダー、パッセンジャーともに快適に過ごせる装備を目標に開発されている。フレームはツインスパータイプで、エンジンをストレスメンバーとして使用。コマンダーは、クラシカル、トラディショナル、ソリッド、堂々とした、をイメージ。LTは、クラシカル、トラディショナル、伸びやかに、ラグジュアリー、をイメージして味付けがなされているという。標準希望小売価格は、サンダーバードコマンダーが1,988,000円、サンダーバードLTが2,100,000円(各消費税8%込み)。
■トライアンフモーターサイクルズジャパン http://www.triumphmotorcycles.jp/