2014年1月20日
■2週間に及んだ世界一過酷な戦いがフィニッシュ
アルゼンチンをスタート、ボリビアを経由し、チリでゴールという14日間・8000km以上に及ぶ「ダカールラリー」。南米を舞台に争われた“世界一過酷”なラリーレイドの最終日・第13ステージは、CRF450 RALLYを駆るホアン・バレダが今大会自身5度目、TEAM HRCにとって6度目のステージ優勝を獲得した。
前日、総合2位だったバレダは逆転を狙うべく猛プッシュするも転倒。マシンにダメージを負い、大きく順位を落としてしまう。が、最終日にトップでゴールを飾るなど、その速さと最後まで攻め続けたファイティング・スピリットは、今大会で最も大きな印象を与えた選手であった。
最終(総合)結果は、KTMのマルク・コマが正にダカール“巧者”的見事な戦いで優勝。ヤマハのオリビエ・ペインは3位を獲得している。序盤のミスコースが悔やまれるTEAM HRCのエルダー・ロドリゲスは激しいプッシュで5位まで順位の挽回を果たした。市販プロトタイプのCRF450RALLYを駆り、注目を浴びるラリーレイド界の“霊長類最強女子”ことライア・サンツは16位で戦いを終えている。
エルダー・ロドリゲス(総合5位) | ホアン・バレダ(総合7位) と山崎勝実ダカールラリーTEAM HRC代表 | ライア・サンツ(総合16位) |