SEROW250 493,500円(1月21日発売)
★ヤマハ SEROW250 解説
SEROW250がアーガイル調のグラフィックを採用して2014年モデルに
“マウンテントレールモデル”としてセローが生を受けたのは今を遡ること29年前、1985年8月に発売されたセロー225だった。当時のヤマハのオフモデル、XT200をベースに独自の味付けを施し「マシンを操る楽しさと自然の中に入り込める機能」を売りにデビューしている。それまでのオフ車といえば、しゃにむにオフロードを飛ばすモデルがほとんどの時代。また、かといって難所を乗り越える技を競うトライアル車とも違った、いわば林道程度のオフロードをゆったりと走って楽しむモデル、という独自のコンセプトだった。ただ発売されるやいなや大人気、となったわけではなく、それこそ一歩一歩、林道をゆっくり走るように、徐々にその楽しさに目覚めるユーザーを増やしていったのだ。そして自らが築き上げたユーザーに支えられて2014年で29年。
フルモデルチェンジは2005年に一回だけ。225から250へと排気量を拡大したエンジンを搭載。XT250Xやtrickerとの兄弟車として登場している。最近のトピックスとしては、2010年7月に25周年記念モデルを発売。セローのイメージ・モチーフである“カモシカ”をアレンジした新グラフィックを採用した。
2012年1月30日には、パープリッシュホワイトソリッド1をベースカラーに、グリーンをあしらったモデル(シートをブラックのモノトーンとし、それまでのモデルで人気のあったゴールドホイールを新たに装備)と、もう一色のパープリッシュホワイトソリッド1にレッドをあしらったモデル(レッド/ブラックのツートーンシートに、赤を引き立てるシルバーホイールを装備)のラインナップを発売。
そしてこの年の8月には、アクセサリーをパッケージングした「TOURING SEROW」も発売している。このモデルは、セローをベースに、ツーリングに役立つ4点のアクセサリーを組み合わせて発売したもので、ノーマルモデルに約5万円のプラスで快適ツーリングが可能になるモデルとして注目された。
今回は、アウトドアイメージのアーガイル調グラフィックを採用した新色と、ホワイト/グリーンの継続色を合わせて2014年モデルとしている。
★YAMAHA プレスリリースより (2014年1月14日)
アウトドアイメージのアーガイル調グラフィックを採用
「SEROW250」2014年モデル発売
ヤマハ発動機株式会社は、優れたオフロード走行性を備える“マウンテントレール” 「SEROW(セロー)250」のカラーリングとグラフィック等を変更した2014年モデルを2014年1月21日より発売します。
2014年モデルの新色は「ベージュ」で、ガソリンタンク側面のシュラウドとサイドカバーにはアーガイル調グラフィックを採用、ゴールドリムと組み合わせてアウトドアファッションのイメージに仕上げました。なお「パープリッシュホワイトソリッド1」(ホワイト/グリーン)は継続カラーとなります。
- <名称>
- SEROW250
- <発売日>
- 2014年1月21日
- <販売会社希望小売価格>
- 493,500円(本体価格470,000円、消費税23,500円)
- ※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれない。
- <カラーリング>
- ・ベージュ(新色:ベージュ)
- ・パープリッシュホワイトソリッド1(ホワイト/グリーン)
- <販売計画>
- 2,000台(年間/国内)
- 「SEROW250」フィーチャーマップ
- ・扱い易い51度のハンドル切れ角(最小回転半径1.9m)
- ・小型軽量ハロゲンバルブ60W/55Wヘッドライト
- ・ハンドルスタンディング
- ・フューエルインジェクション
- ・空冷4ストロークSOHC単気筒250cc
- ・放熱性に優れたアルミメッキシリンダー
- ・電磁式スピードセンサー
- ・ 最低地上高285mm
- ・LCD デジタル式スピードメーター(時計、ツイントリップ機能付)
- ※アーガイル調グラフィック(新色のみ)
- ・足着き性に優れた830㎜のシート高
- ・ハンドルスタンディング(左右)
- ※ゴールドアルミリム(ホワイト/グリーン車は継続採用)
- ・リア18インチチューブレスタイヤ
- ・軽量、低重心設計リアサスペンション(アルミシリンダー採用)
- ※印は2014 年モデルの新フィーチャー
★主要諸元
車名型式 | JBK-DG17J | |
---|---|---|
SEROW250 | ||
発売日 | 2014年1月21日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2,100×0.805×1.160 | |
軸距(m) | 1.360 | |
最低地上高(m) | 0.285 | |
シート高(m) | 0.830 | |
車両重量(kg) | 130 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費(km/L) | 40.0(60km/h定地走行テスト値) | |
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転半径(m) | 1.9 | |
エンジン型式 | G370E | |
空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ | ||
総排気量(cm3) | 249 | |
内径×行程(mm) | 74.0×58.0 | |
圧縮比 | 9.5 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 14[18]/7,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 19[1.9]/6,500 | |
燃料供給装置形式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | T.C.I.(トランジスタ)式 | |
潤滑油方式 | 強制圧送ウェットサンプ式 | |
潤滑油容量(L) | 1.4 | |
燃料タンク容量(L) | 9.6 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式5段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.846 |
2速 | 1.812 | |
3速 | 1.318 | |
4速 | 1.035 | |
5速 | 0.821 | |
減速比1次/2次 | 3.083/3.200 | |
キャスター(度) | 26°40′ | |
トレール(mm) | 105 | |
タイヤサイズ | 前 | 2.75-21 45P |
後 | 120/80-18M/C 62P | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク |
後 | 油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム(リンク式) | |
フレーム形式 | セミダブルクレードル |