2013年12月17日
■“鬼平犯科帳”の時代の江戸をテーマにしたパーキングエリア「鬼平江戸処」が誕生!
12月19日(木)午前10時、東北自動車道・羽生パーキングエリア(PA)上り線に「鬼平江戸処(おにへいえどどころ)」がオープンする。“江戸の美味と情緒に心和むくつろぎ処”として、NEXCO東日本では関越自動車道・寄居PA上り線「星の王子さまPA」に続く、独自の世界観を演出した”テーマ型エリア”だ。
「鬼平江戸処」は、小説「鬼平犯科帳」の主人公である鬼平こと長谷川平蔵宣以が生まれた(1745年)から、江戸の町人文化が隆盛を極めた文化・文政年間(1804~1829年)に焦点を当てたもの。で、なぜ「鬼平」なのか? 小説の作者である故・池波正太郎の生誕90周年にあたり「現代の高速道路に出現する旧き良き江戸情緒を、ぜひ感じ取っていただきたい」ということだとか。
見どころ、食べどころは満載だ。民俗学者の監修・指導により、建物から小物に至るまで「本物」にこだわった江戸の空気感溢れる空間を演出。 |
9つの店舗がオープンする食事処(フードコート)では老舗や名店の味から、江戸の庶民に親しまれた食材を使った日常的な食事、気軽に楽しめる串ものといった軽食まで取り揃えられる。「鬼平犯科帳」に登場する軍鶏料理屋「五鉄」を再現しているのも注目だ。
鬼平犯科帳の重要な舞台となっている軍鶏鍋屋「五鉄(ごてつ)」を再現。「鬼平江戸処膳 すき焼き風」(写真左 1,800円)、「しゃも一本饂飩 温玉付」(1,300円)。 | 鬼平犯科帳に登場するうなぎ屋は本所深川の町人に親しまれ、評判の味だったとか。「忠八(ちゅうはち)」の「うな重」(写真左 吸物・漬物付 1,980円)、「きじ金丼」(吸物・漬物付 780円)。 |
「本所さなだや」は鬼平がひいきにしていたそば屋。江戸のそばを現代に引き継ぐ伝統の味わい。「天南そば」(写真左 950円)、「山かけそば」(950円)。 | 鬼平犯科帳に登場する、うさぎの吸物が名物の料理屋「万七(まんしち)」。「鉄火丼」(写真左 800円)、「とろろ飯」(500円)。「朝定食」(550円)もあり。 |
江戸の町と言えど、高速道路に“ラーメン”は不可欠。ということで「弁多津(べんたつ)」ではオリジナルの江戸風中華そばを提供。「中華そば・醤油」(写真左 650円)、「中華そば・醤油ネギチャーシュー」(850円)。 | 「文楽焼本舗」では江戸庶民が愛した軽食を提供。「お好み鯛焼き」(写真左 220円)、長谷川家の家紋の刻印もある「人形焼き」(4個入り 480円)。 |
江戸甘いもの屋番付の横綱に認定されたという1805年創業の老舗「船橋屋」も出店。「くず餅」(写真左 380円、テイクアウト420円~)、「あんみつ」(420円)。 | 老舗の味、江戸の味からスイーツやコーヒー、紅茶など、多彩なおいしさをラインナップした「立ち食い処屋台連」。軍鶏肉をタコに代わる具材として開発された「しゃも焼き」(写真左 500円)など。 |
売店ではオリジナル商品や伝統的な工芸品、江戸老舗のお菓子、和雑貨などのお土産品を用意。従業員の所作、どこからか聞こえてくる物売りの声などの演出もあり、江戸時代にタイムスリップしたような体験ができる空間となっている。
「みやげ処屋台連」では、江戸一番の賑わいで名高い「両国広小路の屋台連なり」を見立て、お土産を豊富に用意。雰囲気にこだわりながらも、飲料などはコンビニ的ラインナップで、PAとしての機能はしっかりおさえられている。 |
江戸からの老舗約20店舗の和雑貨や食材、菓子類を販売。ここでしか買えないオリジナル商品もある。 |
駐車マスのレイアウトが変更され、駐車場と歩道との間の段差を解消しバリアフリー化するなど、使いやすさと安全性にも配慮が施された新生・羽生PA上り線。ぜひ一度、お立ち寄りあれ。
尚、NEXCO東日本では来春までに、常磐自動車道・守谷サービスエリア(SA)上り線を“道ナカ商業施設”「Pasar(パサール)」に、長野自動車道・姨捨SA 上り線と館山自動車道・市原 SA下り線を「ドラマチックエリア」にリニューアル予定とのことなので、乞うご期待!
鬼平江戸処
http://oniheiedodokoro.driveplaza.com/
NEXCO東日本
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