2013年12月4日
■仏VOXAN Motors社が“最強の電気バイク”WATTMAN を発表
フランスのVOXAN Motors社が電気バイク「WATTMAN」をパリ・モーターサイクルショーで世界初公開した。WATTMANはVOXAN Motors社の新技術、スタイルの方向性を示すもので、電気を使った前衛的な技術および今後のバイクのスタイルを予感させるデザインを採用しているという。パワーユニットは200馬力、200ニュートンメートルの瞬時トルク、毎分回転数10,500rpmを出すモーターとバッテリーパックを搭載。フレームは非常に剛性の高いモノコックフレームで、その中にパワートレインの構成要素がすべて集約されて搭載されている。これによって機械的な部分を目に触れさせない独特のスタイルを構成している。デザイナーのサッシャ・ラキッチ氏は「バッテリーを内蔵するアルミの外骨格がこのオートバイのシグネチャーだ。このデザインを見れば、電気マシンだと分かる」と説明している。
WATTMANは欧州の急速充電規格「COMBO II」ソケットを採用しており、それによって30分未満で80%という優れた充電時間を実現。同時に、この統合型充電器のおかげで家庭用コンセントから電気をとることもできるという。超コンパクトな12.8kWhバッテリーにより航続距離180キロを実現している。WATTMANは革新を求める世界の富裕層を主なターゲットに設定しており、受注生産スタイルを取り、フランスのSolesmes (Sarthe) Electric Vehicle Manufacture社で手作業で1台1台組み立てられることになっているという。
■VOXAN Motors http://www.voxan.com/