SR400 535,500円(1月20日発売)
★ヤマハ SR400 車両解説
ヤマハ伝統の“レトロモダン”SR400にニューグラフィックを採用して発売
1978年発売以来、一度もフルモデルチェンジを受けずに今日まで多くのライダーに支持され続けてきた驚異のモデル、SR400。その発売開始時点でもすでに“レトロスタイル”と受け取られていたのだから、バイクとはなんぞや、を痛烈に考えさせてくれる存在だ。
キャストホイールの採用や、ドラムブレーキ化など、細部でのマイナーチェンジは受けてきたが、空冷単気筒SOHCエンジンをセミダブルクレードルフレームに搭載するという基本構成には一切変更が無く今日まで連綿と生産されてきた。
ただ、2008年に発売された30周年記念モデルを最後に、排気ガス規制や騒音規制の厚い壁に阻まれて、とうとうSRも一時生産中止となってしまった。名車、SRもついに歴史の彼方へと去ってしまうのか、と危惧されたのだが、F.I.化により見事復活。2009年12月から2010年モデルとして販売を再開してくれている。
そして2012年1月には、約2年ぶりとなるマイナーチェンジが行われ、伝統のヤマハブラックと、ニューパールホワイトという新色2色の設定により、2012年モデルとして発売された。
2013年2月には35周年記念モデルを受注期間限定で発売。シルバーフレームにオリジナルイメージのタンク&サイドカバー、そしてツートーンシートを採用。さらに、F.I.仕様発売以降、若干上がってしまっていた価格を以前のレベルに近づける535,500円という設定に。
ちなみに、F.I.モデル以前の2008年モデルは486,150円、その2008年に登場した30周年記念モデルが609,000円。そして35周年記念モデルが登場した時点での、通常モデルの価格は577,500円だったのだから、このプライス設定はお買い得だった。
今回は、「Since 1978」の文字を刻んだ金属調のサイドカバーエンブレムと、ニューグラフィック、ニューカラーが採用されての登場だが、特別な記念モデルというわけではなく、SR400本体のマイナーチェンジというカタチで2014年モデルとして発売される。
★YAMAHA プレスリリースより (2013年11月27日)
「Since 1978」を刻んだ金属調エンブレム採用、エレガントな新色を設定
「SR400」2014年モデル発売
ヤマハ発動機株式会社は、1978年の初代モデル発売以降のロングセラーモデル「SR400」のグラフィックなどを変更、新色を設定し2014年モデルとして2014年1月20日より発売します。
2014年モデルの「SR400」は、落着きとエレガントをイメージさせる新色「ダークグレーイッシュレッドメタリック3」(マルーン)を新たに設定。また、1)タンクとリアカウルへのループストライプ採用、2)ブラック文字盤メーターパネル、3)「SR Since 1978」の金属調のエンブレム採用サイドカバー、などの仕様変更をおこないました。
なお、メーカー希望小売価格を従来モデルより引き下げました。
- <名称>
- SR400
- <発売日>
- 2014年1月20日
- <メーカー希望小売価格>
- 535,500円 (本体価格510,000円、消費税25,500円)
- ※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれない。
- <販売計画>
- 1,300台(シリーズ合計、年間、国内)
- <カラーリング>
- ■ダークグレーイッシュレッドメタリック3(マルーン)
- ■ヤマハブラック(ブラック)
- ■ニューパールホワイト(ホワイト)
- ※お問い合わせは、「ヤマハ発動機お客様相談室(フリーダイヤル0120-090-819)」へ。
- 「SR400」フューチャー
- ※ループストライプグラフィック
- ・車体色にあわせたステッチ&ツートンカラーのシート
- ※「SR Since 1978」と刻んだ金属調エンブレム
- ・シンプルで鼓動感ある空冷4ストロークSOHC単気筒
- ・フューエルインジェクション(FI)
- ※ブラック文字盤メーターパネル
- ・燃料残量警告ランプ
- ・盗難抑止イモビライザー装備
- ・スチール製クロームメッキフェンダー(前後)
- ・ナノ膜コーティング処理のエキゾーストパイプ
- ※は2014年モデルの新フィーチャー
★主要諸元
車名型式 | EBL-RH03J | |
---|---|---|
SR400 | ||
発売日 | 2014年1月20日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.085×0.750×1.110 | |
軸距(m) | 1.410 | |
最低地上高(m) | 0.140 | |
シート高(m) | 0.790 | |
車両重量(kg) | 174 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費(km/L) | 41.0(60km/h定地走行テスト値) | |
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転半径(m) | - | |
エンジン型式 | H329E | |
空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ | ||
総排気量(cm3) | 399 | |
内径×行程(mm) | 87.0×67.2 | |
圧縮比 | 8.5 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 19[26]/6,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 29[2.9]/5,500 | |
燃料供給装置形式 | 燃料噴射式 | |
始動方式 | キック式 | |
点火方式 | T.C.I.式 | |
潤滑油方式 | 強制圧送ウェットサンプ式 | |
潤滑油容量(L) | 2.4 | |
燃料タンク容量(L) | 12 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式5段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.357 |
2速 | 1.555 | |
3速 | 1.190 | |
4速 | 0.916 | |
5速 | 0.777 | |
減速比1次/2次 | 2.566/2.947 | |
キャスター(度) | 27°40′ | |
トレール(mm) | 111 | |
タイヤサイズ | 前 | 90/100-18M/C 54S |
後 | 110/90-18M/C 61S | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク |
後 | 機械式リーディングトレーリング | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | セミダブルクレードル |