Bandit 1250F ABS 1,123,500円(11月28日発売)
★スズキ バンディット1250F ABS 車両解説
フルカウル版バンディット1250F ABSの車体色を変更して発売
1995年1月発売のGSF1200を出発点とするスズキのビッグ・スポーツモデル。翌年2月には、ハーフカウルが採用されたGSF1200S、11月にはABSを装備するモデルが追加されている。そして2000年3月のフルモデルチェンジを期に、現在へと続くニューフレームのスタイルとなった。
スズキ独自の油冷エンジンを搭載するモデルとしてのバンディット・シリーズは、2006年9月の“油冷ファイナル・エディション”の発売がラストとなり、翌2007年3月には、現行モデルと同じ水冷エンジンを搭載するモデルにバトンタッチしている。
油冷から水冷へと変わったエンジンは、1,156cm3から1,254cm3へと排気量アップも行われたが、エンジンサイズを極力コンパクトに抑えたことで搭載スペースはほとんど変わらず、外観でもフィンが無くなってスッキリした、という程度のイメージの変化だった。車体周りにはほとんど変更がなかったので、いわゆる“バンディット・スタイル”を守り通したモデル・チェンジだったといえる。
ただもちろん中身は大きく進化しており、動力性能の向上はもちろん、静粛性も大幅に向上し、平成19年国内新排出ガス規制に対応している。そしてネイキッド版のバンディット1250とハーフカウルのバンディット1250S両車に電子制御式ABSが標準で装備されることになった。
1250になってからのトピックスとしては、2010年4月にフルカウルを装備したバンディット1250F ABSがラインナップに追加されたことが上げられる。
そして、このバンディット1250F ABSは、2010年7月にパールミラージュホワイトの車体色が追加設定されたのに引き続き、2011年3月にオールトグレーメタリックという新色が追加された。
2011年9月には、ハーフカウルの方のバンディット1250S ABSがカラーチェンジとなった。バンディット1250Fと共通の既存色、パールネブラーブラックはそのまま継続、新色のサンダーグレーメタリックを採用して2色の設定となった。それまでの暖色系のグリームグレーメタリックからスッキリした寒色系のグレーに変更されている。
バンディット1250Fのカラーチェンジは2012年3月。新色グラススプラッシュホワイト、新色アルバブルーメタリック、新色グラススパークルブラックと全3色全てが新色設定となった。また、フレームカラーもグレーに変更。メカニズム、諸元に変更は無し。そして2012年7月には、3月のカラーチェンジで一度は消えてしまっていた、オールトグレーメタリックが復活。3色の継続色と合わせて計4色のラインナップとなった。
今回は車体色を新色の2色と、継続色の1色、合わせて3色のラインナップとするとともに、前後ウインカーレンズをクリアタイプに、フレームカバーとスイングアームの色をブラックに、ホイールカラーもシルバーに統一、タンク両側にある「Sエンブレム」の意匠を変更している。
★SUZUKI プレスリリースより (2013年11月14日)
フルカウルとABSを標準装備する大型ロードスポーツモデル
「バンディット1250F ABS」の車体色を変更して発売
スズキは、シャープかつアグレッシブなフルカウルと電子制御式ABSを標準装備する1254cm3大型ロードスポーツモデル「バンディット1250F ABS」の車体色を変更して、2013年11月28日(木)より発売する。
- ●主な変更点
- ・車体色を、新色のパールムーンストーングレー(濃灰色)、パールグレッシャーホワイト(白色)、既存色のグラススパークルブラック(黒色)の全3色設定とした。
- ・前後ターンシグナルレンズ色をクリアに変更。
- ・フレームカバーとスイングアームの色をブラックに変更した。
- ・ホイール色をシルバーに統一した。
- ・タンク両側にある「Sエンブレム」の変更。
- ※主要諸元、メーカー希望小売価格に変更は無い。
「バンディット1250F ABS」は、スズキ スーパースポーツモデルのアイデンティティを主張する縦2灯ヘッドランプを備えたフルカウルを装備。
風洞実験を経てデザインされたフルカウルは、上半身と足元への高い風防効果を発揮し、高速道路等での走行においてライダーの負担を軽減する。
また、ライダーのブレーキ操作を補助する電子制御式ABSを標準装備し、様々な路面状況に応じて効率の良い制動力を発揮する。
- ●主な特長
- ・上半身と足元への高い風防効果を発揮し、高速道路等での走行においてライダーの負担を軽減するフルカウルを装備。
- ・メーターパネルにはギヤポジションインジケーターと、設定した回転数で点灯するエンジンRPMインジケーターを装備。
- ・ライダーのブレーキ操作を補助する電子制御式ABSを標準装備し、様々な路面状況に応じて効率の良い制動力を発揮。
- ・1,254cm3水冷4サイクルDOHC4バルブエンジンは、低中速からトルクフルで扱いやすいエンジン特性とし、力強さと静粛性を両立。また、SDTV(スズキデュアルスロットルバルブ)を搭載するフューエルインジェクションシステムにより、スムーズなスロットルレスポンスを発揮。マフラーには大型触媒・O2センサーを装備するなど、高い走行性能と優れた環境性能(平成19年国内排出ガス基準に対応)を両立。
- ・6速ミッションを採用し、高速道路等での快適なクルージングを実現。
- ・ホイールベース1,480mmのコンパクトな車体と、2段階に調整できるシート高調整機構を採用し、一体感のあるライディングポジションを実現。
- ・日常のメンテナンス等に便利なセンタースタンドを標準装備。
- 商品名
- バンディット1250F ABS
- メーカー希望小売価格
- 1,123,500円(消費税抜き 1,070,000円)
- 発売日
- 2013年11月28日
- パブリシティー
- 2013年11月14日
- 車体色(4色)
- パールムーンストーングレー(YWC)、パールグレッシャーホワイト(YWW)、グラススパークルブラック(6UX)色記号のみ変更
★主要諸元
車名型式 | EBL-GW72A | |
---|---|---|
バンディット1250F ABS | ||
発売日 | 2013年11月28日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.130×0.790×1.245 | |
軸距(m) | 1.480 | |
最低地上高(m) | 0.135 | |
シート高(m) | 0.790/0.810 | |
車両重量(kg) | 256 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費(km/L) | 27.0(60km/h定地走行テスト値) | |
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転半径(m) | 2.8 | |
エンジン型式 | W705 | |
水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 1,254 | |
内径×行程(mm) | 79.0×64.0 | |
圧縮比 | 10.5 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 74.0[100.0]/7,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 107[10.9]/3,500 | |
燃料供給装置形式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式 | |
潤滑油方式 | ウエットサンプ式 | |
潤滑油容量(L) | 3.7 | |
燃料タンク容量(L) | 19 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイルスプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 3.076 |
2速 | 2.058 | |
3速 | 1.550 | |
4速 | 1.304 | |
5速 | 1.160 | |
6速 | 1.071 | |
減速比1次/2次 | 1.537/2.277 | |
キャスター(度) | 25°20′ | |
トレール(mm) | 104.0 | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17M/C 58W |
後 | 180/55ZR17M/C 73W | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク |
後 | 油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | ダブルクレードル |