ゴールドウイング F6B 2,047,500円(12月13日発売)
★ホンダ ゴールドウイング F6B 車両解説
ゴールドウイング F6Bのカラーリングを変更して発売
ホンダのフラグシップ、ゴールドウイングシリーズの歴史は長い。1974年に水平対向4気筒SOHC2バルブ、排気量999ccエンジンを搭載してデビューして以来なので、なんと40歳だ。その歴史だけで本が1冊出来てしまうほどだが、ざっと紹介しておくと、1980年にエンジンを1,085ccへとアップ。さらに1984年には水平対向4気筒時代の最大排気量となった1,182ccまで拡大。1988年にはフルモデルチェンジにより、エンジンも水平対向6気筒SOHC2バルブ、排気量1,520ccへと発展。この1500時代から国内の型式認定を得て国内発売が開始されている。
当時すでに生産は米国のホンダ拠点であるホンダ・オブ・アメリカ・マニファクチャリング(HAM)で行われており(1980年の1,085cc時代から)、海外生産車両を輸入販売する魁けとなった。また同時にクルマの方でもスペシャリティーカー「アコードクーペ」(アコードの派生機種)を日本に輸入販売したことで話題となっている。
その後ゴールドウイングは、ほぼ毎年イヤーモデルとして国内販売されてきている。1990年にはアメリカでの生産10周年を記念した特別仕様車を発売。1994年にはゴールドウイングの20周年を記念した特別仕様車も発売している。1996年にはゴールドウイングをベースに本格的なクルーザーとしたワルキューレを発売、このモデルは2001年モデルまで継続発売された。
2001年8月、水平対向6気筒SOHC2バルブエンジンの排気量を1,832ccまでアップした1800ゴールドウイングの時代が始まる。三元触媒の「Honda Evolution Catalyzing System 3」(HECS3)を採用して世界最高水準の環境性能を実現、フレームも新設計のアルミフレームを採用。そして国内専用仕様として、量産二輪車世界初の電動式光軸調整機能付のディスチャージ式ヘッドライトや、間欠機能付電動ワイパー、Honda Ignition Security System(H・I・S・S)という盗難抑止システムなどを採用していた。
1800時代もほぼ毎年イヤーモデルが登場したが、2004年には、低価格設定のゴールドウイングUSパッケージをタイプ設定。通常モデルが3,150,000円のところUSパッケージは2,614,500円だった。2005年にはゴールドウイング30周年記念モデル。2007年には二輪車用エアバッグシステムを搭載したタイプを追加設定。2008年にはビルトインタイプのナビゲーションシステムを導入。また、2004年にはゴールドウイングの水平対向6気筒エンジンを搭載するメーカー純正カスタムマシンといえるRUNEが発売されている。2012年12月発売の2013年モデルでは、車体色に新たにデジタルシルバーメタリックを採用したモデルを追加、従来からのパールフェイドレスホワイトに加え2色の展開となっていた。
今回、2014年モデルとしてゴールドウイングシリーズのカラーチェンジが行われたが、同時にゴールドウイング F6Bもカラー設定が変更された。ゴールドウイング F6Bは、ゴールドウイングのユーザー層を拡大するために、若い世代にも受け入れられそうなロー&ロングフォルムのスタイリングと、軽量化、そしてなによりコストダウン努力により、頑張れば手の届く価格設定として2013年2月に発売されたモデルだ。ゴールドウイングシリーズの一員でありながらついに200万円を切るプライスがで登場した(1,995,000円だったが今回のカラーチェンジを期に価格が若干ながら上がって200万円を超えてしまった)。
ゴールドウイング F6Bも本体のゴールドウイングシリーズと同様カラーチェンジのみで、パールシャイニングイエローの新色1色と、グラファイトブラックの継続色1色、計2色の設定となった。
★HONDA プレスリリースより (2013年11月12日)
大型二輪クルーザー「ゴールドウイング」と「ゴールドウイング F6B」の
カラーリングを変更し発売
Hondaは、圧倒的な存在感で、快適性に優れた走りを楽しめる1800ccの大型二輪クルーザー「ゴールドウイング」と「ゴールドウイング F6B」のカラーリングを変更し12月13日(金)に発売します。
今回、ゴールドウイングとゴールドウイング<エアバッグ・ナビ>には、共通で3色の新色を設定し、合計4色の豊富なカラーバリエーションとしています。なお、車体色のグラファイトブラックは、フレームと前・後ホイール、シリンダーヘッド、アンダーカウル部などをブラックに統一することで、より精悍なイメージとしています。
ゴールドウイング F6Bは、鮮やかなパールシャイニングイエローの新色を設定し、2色のカラーバリエーションとしています。
- カラーバリエーション
- ゴールドウイング、ゴールドウイング<エアバッグ・ナビ>
- ・グラファイトブラック(新色)
- ・パールスペンサーブルー(新色)
- ・キャンディープロミネンスレッド(新色)
- ・パールフェイドレスホワイト(継続色)
- ゴールドウイングF6B
- ・パールシャイニングイエロー(新色)
- ・グラファイトブラック(継続色)
ゴールドウイングは、力強い出力特性とともに、静粛性や環境性能に優れた水平対向6気筒1,800エンジンを搭載したHondaのクルーザーモデルの最高峰です。エアロダイナミクスを追求したカウル類や収納性に優れたリアトランクとサドルバッグなどによって、長距離ツーリングを快適に楽しむことができます。ゴールドウイング<エアバッグ・ナビ>は、Honda独創の安全技術を取り入れたエアバッグシステムと、利便性や操作性に優れたビルトインタイプのナビゲーションシステムを採用したモデルです。
ゴールドウイング F6Bは、フロントからリアに流れるように下がっていくラインにより、ロー&ロングフォルムを作り出し、若い世代の感性にも訴えるスタイリングとしています。車体の軽量化とあいまって、低速からパワフルな加速性能を実現しています。ツーリングはもとより、街中でのさまざまなシーンで爽快な走りを可能としています。
- ●販売計画台数(国内・年間)
- ゴールドウイングシリーズ 400台
- ゴールドウイング F6B 200台
- ●メーカー希望小売価格
- ゴールドウイング 2,341,500円(消費税抜き本体価格 2,230,000円)
- ゴールドウイング<エアバッグ・ナビ> 2,835,000円(消費税抜き本体価格 2,700,000円)
- ゴールドウイング F6B 2,047,500円(消費税抜き本体価格 1,950,000円)
- ※価格には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません
★主要諸元
車名型式 | EBL-SC68 | |
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ゴールドウイング F6B《ゴールドウイング》 | ||
発売日 | 2013年12月13日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.605《2.630》×0.945×1.255《1.525》 | |
軸距(m) | 1.690 | |
最低地上高(m) | 0.125 | |
シート高(m) | 0.725《0.740》 | |
車両重量(kg) | 385《417〈425〉》 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費(km/L) | 21.0《20.0》(60km/h定地走行テスト値) | |
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転半径(m) | 3.3 | |
エンジン型式 | SC47E | |
水冷4ストローク水平対向6気筒SOHC2バルブ | ||
総排気量(cm3) | 1,832 | |
内径×行程(mm) | 74.0×71.0 | |
圧縮比 | 9.8 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 80[109]/5,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 161[16.4]/4,000 | |
燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射装置(PGM-FI) | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | フルトランジスター式バッテリー点火 | |
潤滑油方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | - | |
燃料タンク容量(L) | 25 | |
クラッチ形式 | 湿式多板ダイヤフラムスプリング式 | 常時噛合式5段リターン |
変速比 | 1速 | 2.375 |
2速 | 1.454 | |
3速 | 1.068 | |
4速 | 0.843 | |
5速 | 0.685 | |
変速比 | 1.591/1.028×2.750 | |
キャスター(度) | 29°50′ | |
トレール(mm) | 109 | |
タイヤサイズ | 前 | 130/70-18M/C 63H |
後 | 180/60-16M/C 74H | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク |
後 | 油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
※《 》内は、ゴールドウイングの数値
※〈 〉内は、ゴールドウイング<エアバッグ・ナビ>の数値