CBR600RR/CBR600RR<ABS> 1,098,300円~1,266,300円(12月10日発売)
★ホンダ CBR600RR/CBR600RR<ABS> 車両解説
CBR600RRのカラーリングを変更
兄貴分のスーパースポーツCBR1000RRよりも1年早く、2003年7月に発売されたミドルクラスの新鋭スーパースポーツ。ヨーロッパでは主力カテゴリーでもある600クラスに照準を定めた“戦略モデル”でもあった。「Innovative Wonder」をコンセプトに、可能な限りの軽量化とマスの集中化を目指したMotoGPマシンRC211Vをイメージして開発された。新設計の軽量・コンパクトな水冷4ストロークDOHCエンジンをはじめ、ユニット・プロリンクサスペンション、センター・アップ・エキゾーストシステムなど、当時のホンダの先進技術の粋を集めたマシンだった。
その後2005年1月と2007年5月に大幅な改良が行われている。2005年のモデルチェンジではメインフレームを中心に5.6kgの軽量化が行われ、エンジンではインレットポートの形状変更や、マフラーとエキゾーストパイプの管長を見直し、中速域でのリニアなスロットルレスポンスを実現。
2007年にはさらにそれまでのモデルに比べ約8kgもの大幅な軽量化が行われた。エンジンはクランクシャフト、カウンターシャフトの間隔を見直しによって前後長で30.5mmも短縮するコンパクト化。一気筒あたりふたつのインジェクターを採用することでより緻密な燃料供給を実現、ツインキャタライザーの採用と合わせて平成19年国内排出ガス規制に適合させながらも、高い運動性能を両立させた。2009年2月にコンバインドABSモデルを追加しているのはCBR1000RR同様だ。
今回のカラーリング変更では、車体色に白を基調としたボディに精悍なブルーとレッドを合わせた新しいトリコロールイメージのロスホワイトと、CBR伝統のレッドとブラックでレーシングスピリットを表すヴィクトリーレッドの2色展開となった。
★HONDA プレスリリースより (2010年12月3日)
スーパースポーツモデル「CBR600RR」のカラーリングを変更し発売
Hondaは、高性能エンジンを軽量かつ剛性の高いアルミフレームに搭載したスーパースポーツモデル「CBR600RR」のカラーリングを変更し12月10日(金)に発売します。
今回は、CBR600RR(ABS搭載モデルを含む)の車体色に白を基調としたボディに精悍なブルーとレッドを合わせ洗練されたトリコロールイメージを創出したロスホワイトと、レッドとブラックがレーシングスピリットを感じさせるヴィクトリーレッドを採用。視覚的な魅力を追求し機能美あふれるスタイリングとしています。
CBR600RRは、国内では2003年7月に発売、2005年1月と2007年5月にフルモデルチェンジを行い動力性能と車体の取り回しやすさを向上させ、20代を中心に幅広い年齢層のユーザーに高い支持を得ているスーパースポーツモデルです。ツーリングからサーキット走行まであらゆるライディングシーンで高い走行性能を発揮。また、スーパースポーツモデル用に世界で初めて開発した電子制御式“コンバインドABS”をタイプ設定することで、選択の幅を広げています。
- ●販売計画台数(国内・年間)
- シリーズ合計 350台
- ●メーカー希望小売価格
- CBR600RR
- 1,098,300円(消費税抜き本体価格 1,046,000円)
- CBR600RR<ABS>
- 1,266,300円(消費税抜き本体価格 1,206,000円)
※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません。
★主要諸元
車名型式 | EBL-PC40 | |
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CBR600RR/CBR600RR<ABS> | ||
発売日 | 2010年12月10日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.010×0.685×1.105 | |
軸距(m) | 1.380 | |
最低地上高(m) | 0.135 | |
シート高(m) | 0.820 | |
車両重量(kg) | 187〔197〕 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費(km/L) | 29.0(60km/h定地走行テスト値) | |
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転小半径(m) | 3.2 | |
エンジン型式 | PC40E | |
水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 599 | |
内径×行程(mm) | 67.0×42.5 | |
圧縮比 | 12.2 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 57[78]/12,000 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 52[5.3]/10,000 | |
燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射装置[PGM-DSFI] | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式バッテリー点火 | |
潤滑油方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | - | |
燃料タンク容量(L) | 18 | |
クラッチ形式 | 湿式多板コイル・スプリング | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 2.750 |
2速 | 2.000 | |
3速 | 1.666 | |
4速 | 1.444 | |
5速 | 1.304 | |
6速 | 1.208 | |
減速比1次/2次 | 2.111/2.500 | |
キャスター(度) | 23°55′ | |
トレール(mm) | 98 | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17M/C 58W |
後 | 180/55ZR17M/C 73W | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク |
後 | 油圧式ディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式(倒立タイプ) |
後 | スイングアーム式(ユニットプロリンク) | |
フレーム形式 | ダイヤモンド |
※〔 〕の数値はABS仕様