CBR1000RR/CBR1000RR<ABS> 1,396,500円~1,596,000円(12月10日発売)

★ホンダ CBR1000RR/CBR1000RR<ABS> 車両解説

CBR1000RRのカラーリングを変更

CBR954RRの後継モデルとして2004年4月に発売されたスーパースポーツ、CBR1000RR。2002年、2003年と2年連続でMotoGPチャンピオンマシンとなったRC211Vの先進技術を取り入れて新開発された水冷4ストロークDOHCエンジン、ユニット・プロリンクサスペンション、センター・アップ・エキゾーストシステム、電子制御式油圧ロータリーダンパー、HESD(ホンダ・エレクトロニック・ステアリング・ダンパー)など当時のホンダの先進技術の粋を集めたマシンだった。

その後2006年2月には、車両重量を4kg軽量化、カウル表面積を約13%縮小するなどの改良が行われた。エンジンもシリンダーヘッドの形状やサイズを見直し、バルブ形状、燃焼室形状を含めての改良で、足回りではフロントディスクの径の拡大、キャスター角、トレール量を変更するなどにより、より軽快な操縦性とマスの集中をはかっていた。

2008年9月には「オール・ザ・ベスト・イン・スーパースポーツ」をキーワードにフルモデルチェンジが行われた。更なる運動性能の向上を図るため、空力性能の向上とマスの集中化が行われ、よりコンパクトなフォルムのボディデザインに変更されている。スタイリング上の特長でもあったセンターアップ・マフラーは特徴的なキャタライザーを内蔵する角張ったサイド・マフラーとなった。

エンジン面ではシリンダーヘッドが小型化され、各パーツの徹底的な軽量化と合わせて、エンジン単体で約2.5kgの軽量化とコンパクト化を達成している。継続して採用されたPGM-FIに新採用の触媒により平成19年国内二輪車排出ガス規制をクリア。

今回のカラーリング変更では、新たにパールスペンサーブルーという新色を導入、ホンダ伝統のトリコロールを基調に、フロントカウルからテールカウルに至るまでレッドとゴールドの大胆なストライプが施されている。前後のホイールはホワイトにカラーリング。継続カラーとなるグラファイトブラックの方はアウターチューブだけでなく前後ホイールもブラックカラーとなった。

CBR1000RR<ABS>。新しいトリコロールカラー、と言える新色、パールスペンサーブルー。
CBR1000RR。グラファイトブラックも前後ホイールがブラックに。

★HONDA プレスリリースより (2010年12月3日)

スーパースポーツモデル「CBR1000RR」のカラーリングを変更し発売

Hondaは、高性能な水冷・4ストローク・DOHC・直列4気筒1000ccエンジンを搭載した大型スーパースポーツモデル「CBR1000RR」のカラーリングを変更し、12月10日(金)に発売します。

今回新たに採用されたパールスペンサーブルーの車体色は、Honda伝統のトリコロールを基調に、フロントカウルからテールカウルに至るまでレッドとゴールドの大胆なストライプを施しています。さらに、前・後のホイールにはホワイトのカラーを採用することで、スポーティなイメージをさらに高めています。グラファイトブラックの車体は、前・後ホイールとフロントフォークのアウターチューブにブラックカラーを採用することで、精悍かつシックなスタイリングを演出しています。

CBR1000RRは、世界最高峰の二輪ロードレース“MotoGP”で培った先進技術を投入し、扱いやすさと力強さを高次元で達成するとともに、斬新でスタイリッシュなデザインを採用し、2008年7月にフルモデルチェンジし発売。また、スーパースポーツモデル用に世界で初めて開発した電子制御式“コンバインドABS”を搭載した「CBR1000RR<ABS>」を2009年2月にタイプ追加しました。スポーツ走行を楽しむ20代から30代のユーザーを中心に好評を得ているモデルです。

●販売計画台数(国内・年間)
シリーズ合計 300台
●メーカー希望小売価格
CBR1000RR
グラファイトブラック 1,396,500円(消費税抜き本体価格 1,330,000円)
CBR1000RR<ABS>
グラファイトブラック 1,564,500円(消費税抜き本体価格 1,490,000円)
パールスペンサーブルー(トリコロール) 1,596,000円(消費税抜き本体価格 1,520,000円)

※価格(リサイクル費用を含む)には保険料・税金(消費税を除く)・登録などに伴う諸費用は含まれておりません。

★主要諸元

車名型式 EBL-SC59
CBR1000RR/CBR1000RR<ABS>
発売日 2010年12月10日
全長×全幅×全高(m) 2.075×0.680×1.130
軸距(m) 1.415
最低地上高(m) 0.130
シート高(m) 0.820
車両重量(kg) 201〔211〕
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 2
燃費(km/L) 24.5(60km/h定地走行テスト値)
登坂能力(tanθ) -
最小回転小半径(m) 3.3
エンジン型式 SC59E
水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブ
総排気量(cm3) 999
内径×行程(mm) 76.0×55.1
圧縮比 12.3
最高出力(kW[PS]/rpm) 87[118]/9,500
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 95[9.7]/8,250
燃料供給装置形式 電子制御燃料噴射装置[PGM-DSFI]
始動方式 セルフ式
点火方式 フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑油方式 圧送飛沫併用式
潤滑油容量(L) -
燃料タンク容量(L) 17
クラッチ形式 湿式多板ダイヤフラム・スプリング
変速機形式 常時噛合式6段リターン
変速比 1速 2.285
2速 1.631
3速 1.333
4速 1.137
5速 1.033
6速 0.967
減速比1次/2次 1.717/2.562

キャスター(度) 23°30′
トレール(mm) 96
タイヤサイズ 120/70ZR17M/C 58W
190/50ZR17M/C 73W

ブレーキ形式 油圧式ダブルディスク

油圧式ディスク
懸架方式 テレスコピック式(倒立タイプ)
スイングアーム式(ユニットプロリンク)
フレーム形式 ダイヤモンド

※〔 〕の数値はABS仕様