カワサキ

 一足先に発表されていた海外向けのNinja1000をベースに開発されたのは2013年モデルの時と同様。しかし、2014年モデルのZ1000は、Ninja1000の進化を上回る、より斬新なスタイルに変身した。2014年モデルのNinja1000が、ほとんどカラーリングとエンジン面の熟成イヤーとなったのとは異なり、よりアグレッシブに、より“獰猛”に変身したフロントフェイス、そしてタンクサイドからシート、シートカウル、そしてテールまでのスタイルが一新された。

■Z1000 主要諸元
●エンジン:水冷4ストローク直列4気筒DOHC4バルブ●ボア×ストローク:77.0×56.0mm●総排気量:1,043cm3●圧縮比:11.8●最高出力:104.5kW(142PS)/10,000rpm●最大トルク:111N・m(11.3kg-m)/7,300rpm(EUR仕様)●燃料タンク容量:17リットル●燃料供給装置:F.I.●変速機:常時噛合式6段リターン●フレーム:ツインチューブ●全長×全幅×全高:2,045×790×1,055mm●軸距離:1,435mm●シート高:815mm●最低地上高:120mm●重量:220kg●サスペンション:前φ41mmテレスコピック、後スイングアーム●ブレーキ:前φ310mmダブルディスク、後φ250mmシングルディスク●タイヤ:前120/70ZR17M/C 58W、後190/50ZR17M/C 73W

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ライダーの身長は175cm。
こちらは、2011年モデルでエンジンからフレーム、サスまでフルチェンジを行った“スーパー・スポーツ”ZX-10R。2014年モデルではメカニズム的に大きな変更はなく、カラー&グラフィックチェンジでイヤーモデルとしている。 突如現れたカワサキの300ccスクーター「J300」。詳細がまだまったく不明だが、リアは2本サスでABS仕様まで用意される本格的なビッグ・スクーター。スカイウェイブのスタイルとは全く異なるのでイプシロンのときのようなスズキのOEM生産ではなさそう。

 特徴的なダブルペリメターフレームに水冷ツインエンジンを搭載、リアには存在を強調するかのようにシングルサスユニットを右サイドにオフセットマウント。そんな超個性的なスタイルで人気のNinja400がフルモデルチェンジを受けて2014年モデルとなった。特徴的なスタイルはコンセプトを継承しながらも全てが新しくなった。構造面でもスイングアーム、リアアクスルホルダーが鍛造タイプとなり、リアフレームの形状もモナカタイプになるなどまさに一からフルモデルチェンジ。そんな中で変化が少なかったエンジンですら低速から全域にかけてパフォーマンスアップが図られたという。

■Ninja 400 主要諸元
●エンジン:水冷4ストローク直列2気筒DOHC4バルブ●ボア×ストローク:68.4×54.3mm●総排気量:399cm3●圧縮比:11.0●最高出力:32kW(44PS)/9,500rpm●最大トルク:37N・m(3.8kg-m)/7,500rpm●燃料タンク容量:15リットル●燃料供給装置:F.I.●変速機:常時噛合式6段リターン●フレーム:ダイヤモンドタイプ●全長×全幅×全高:2,110×770×1,180mm●軸距離:1,410mm●シート高:805mm●最低地上高:130mm●重量:209kg●サスペンション:前φ41mmテレスコピック、後スイングアーム●ブレーキ:前φ300mmダブルディスク、後φ220mmシングルディスク●タイヤ:前120/70ZR17M/C 58W、後160/60ZR17M/C 69W

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よりシャープでアグレッシブなデザインが採用されたニューNinja 400。ウインドスクリーンは簡単な工具を使用することにより、高さを三段階に調整可能。燃料タンクは高さを20mmアップ、後端部分の傾斜を滑らかにし、よりスポーティな形状に。メーター類はアナログ+液晶タイプで、走行距離計、平均/瞬間燃費計を追加。シートはスポーティーなセパレートタイプとし、ウレタンの厚みを増し座面の拡大を図っている。
フロントフェンダーもシャープさを増してブラッシュアップ。マフラーエンド部の跳ね上がり角度をより鋭角にデザイン。テールランプも従来よりもシャープな形状に。スイングアーム、リアアクスルホルダーは鍛造タイプに変更、前後サスのセッティングも変更し、スポーツ性プラス乗り心地も向上。トレール値を変更、タイヤも最新スペックに。エンジンの放熱対策としてサイドカウリング開口部を大きく取り、内側にも導風板を装備。フレームカバーも追加している。
ベーシックなNinja 400、649,950円(カラー:キャンディバーントオレンジ×メタリックスパークブラックとメタリックムーンダストグレー×メタリックスパークブラック)発売と同時に、カラーリング、エンブレムを変更したNinja 400 Special Edition、669,900円も発売。 こちらはABS装着モデル、Ninja 400 ABS Special Edition、720,300円(カラーはキャンディライムグリーン×メタリックスパークブラックの1色)にオプションのパニアケースを取り付けたモデル。イグニッションキーと共用できるワンキーシステムを採用。Ninja 400 Special Edition、Ninja 400 ABS Special Editionともに12月1日発売。
Ninja 400 Special Editionには、燃料タンク上に追加されたパッドと、ラジエターサイドカバーに「Special Edition」のロゴが入る。さらにNinja 400 ABS Special Editionでは、ホイールに回転センサーが加わり、Fフェンダーには「ABS」のロゴが追加される。
ライダーの身長は175cm。

 残念ながら国内ではすでにラインナップ落ちしてしまっているが、カワサキ・ビッグバイク・ファンにはセカンドバイクとしても根強い人気のKSR。現在も海外向けとしてタイカワサキで継続生産されているそのKSR110に、マニュアルクラッチを装備するスポーティー・モデルが登場した。

■KSR PRO 主要諸元
●エンジン:空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ●ボア×ストローク:53.0×50.6mm●総排気量:111cm3●圧縮比:9.5●最高出力:6.3kW(8.6PS)/8,000rpm●最大トルク:8.6N・m(0.88kg-m)/6,000rpm(東南アジア仕様)●燃料タンク容量:7.3リットル●燃料供給装置:KEIHIN PB18●変速機:常時噛合式4段リターン●フレーム:バックボーン●全長×全幅×全高:1,725×740×1,020mm●軸距離:1,170mm●シート高:750mm●最低地上高:225mm●重量:95kg●サスペンション:前φ30mm倒立式テレスコピック、後スイングアーム●ブレーキ:前φ200mmシングルディスク、後φ184mmシングルディスク●タイヤ:前100/90-12 49J、後100/90-12 49J

 超弩級スーパー・クルーザーZX-14Rに、より走りの質を向上させるオーリンズ仕様が加わった。オーリンズ社と共同で開発された“TTX39”リアサスペンションが採用されたモデルだ。圧側と伸び側を完全に独立させた独自のツインチューブ構造を持つ最高峰のサスという。

 今やビッグ・ネイキッドの顔となったといえる“DAEG”がカラー&グラフィックの変更で2014年モデルになった。ニューカラーは“メタリックグラファイトグレイ”と“キャンディプラズマブルー”の2色の設定。

カラーは2色。メタリックグラファイトグレイ。 キャンディプラズマブルー。
すでに海外では9月に発表されているニューNinja 1000。エンジン、シャーシともに熟成のモデルチェンジを受けており、最先端技術の3モードKTRC(カワサキ・トラクション・コントロール)、パワーモードセレクション、よりダイレクトなレスポンスを実現したラジアルマウントモノブロックキャリパー、リモートプリロードアジャスターなどを採用。また、アクセサリー設定ながら、ボディデザインとすっきり融合するパニアケースシステムも開発された。


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