一方、二人乗りクラスや市販車クラスももちろん、好燃費を目指しているのだが、ユニークなマシンやドライバー、ライダーが会場の雰囲気を和ませてくれる。そして、毎年オーバーオール・ウィンを獲っている「グループⅣ」(一般クラス)のマシンは、その美しい仕上がりも見どころとなっている。
2005年から設立された「ニューチャレンジクラス」は50cc以上150cc以下のホンダ製4ストロークエンジンをベースとするクラスで、海外からのエントリーが多いクラスだ。
前日の練習走行は雨、決勝当日は晴れたり小雨が降ったりの不安定な天候だったため、今年は各チーム共にセッティングに悩まされたようだ。さすが、1リットルで1000キロ以上の燃費を記録するチームにとって、とてもシビアな世界なのである。そんな中、今大会の最も優れた燃費 は2563.250km/リッターだった。
軽くてあらゆる抵抗の少ないマシン、ドライビング(ライディング)テクニックなど、“速さ”は無いけど“究極”を求める姿はMotoGPやF1と何ら変わらないのが、中学生から参加できるHondaエコ マイレッジ チャレンジなのである。