スカイウェイブ650LX 1,113,000円(10月15日発売)

★スズキ スカイウェイブ650LX 車両解説

650ビッグスクーター、スカイウェイブ650LXがマイナーチェンジ

1998年に始まるスズキ初のビッグスクーター、スカイウェイブシリーズ(250/400)に、2002年6月、世界初の電子制御式CVTシステムと量産スクーターとしては世界最大排気量となる638cm3エンジンをひっさげて加わったフラグシップ・スクーター、スカイウェイブ650。

翌2003年3月には、スズキの二輪車事業進出50周年を記念した特別仕様車をラインナップ。黒ベースの特別色、電動格納式ミラー、シシーバーを標準装備するなど全体に高級感をプラス。8月にはフロントフォークなど足回りをチューニング、シート形状の変更で足つき性の向上などのマイナーチェンジが行われた。さらに2004年1月にはABSを装備するアップグレードバージョンのスカイウェイブ650LXが発売されている。

2004年11月、冬季の使用に配慮したグリップヒーターを装備、特別色を採用したスカイウェイブ650リミテッドをタイプ設定。2005年2月にはイモビライザーを採用、マニュアルモードにオーバードライブを追加し6速とするマイナーチェンジ。同4月にはスクーター初の可動式スクリーンを採用。2006年は1月にカラーチェンジ、2007年1月光沢のあるホワイトカラーを追加。

2008年11月には650LXのヘッドライトのリフレクターを淡青色メッキとし、シートヒーター、グリップヒーターを標準装備するマイナーチェンジ。そしてその後はしばらく間が空くことになって2011年6月のマイナーチェンジへと続く。

この時のマイナーチェンジでは、センターに大型液晶を配した新デザインのメーターパネル、フロントフェンダー左右のABSステッカー貼り付け位置を左ヘッドライト上の一箇所へ変更、そしてカラー設定の変更が行われた。

2012年5月には、車体色の変更が行われ、新色の“パールムーンストーングレー”を採用、既存色の“パールミラージュホワイト”と合わせ、計2色の設定となった。

2013年1月、「凛々しさと上品さ」をキーワードにスタイルが一新され、2世代目のスカイウェイブ650LXとなった。電動格納ミラーや電動スクリーン等の快適な装備に加え、アナログ式のメーターとマルチファンクション液晶を組み合わせたインパネの採用等により機能も充実させている。外観以外でも、エンジンのフリクションロスの低減やCVTの制御変更など、各部の様々な熟成が行われ、燃費面でも約19%の向上をはかっている。

今回、モデルチェンジ後早々のマイナーチェンジとなったが、フロントSマークの変更のみで、諸元、価格はもちろんカラー設定にも変更無し。

マットフィブロイングレーメタリック。
パールブレーシングホワイト。
グラススパークルブラック、で計3色設定のまま。

★SUZUKI プレスリリースより (2013年10月1日)

大型スクーター「スカイウェイブ650LX」を一部変更して発売

スズキ株式会社は、大型スクーター「スカイウェイブ650LX」を一部変更して、2013年10月15日(火)より発売する。

「スカイウェイブ650」は2002年の発売以来、快適な走りと上質な装備で日本をはじめ、欧州、米国を中心に多くのお客様より支持されているスズキの最上級スクーターである。

「スカイウェイブ650LX」は凛々しさと上品さを表現した洗練されたスタイリングを採用し、エンジンとCVT制御の改良により32.0km/L※の燃費を実現して環境性能を高めた。電動格納ミラーや電動スクリーン等の快適な装備に加え、アナログ式のメーターとマルチファンクション液晶を組み合わせたインパネの採用等により機能を充実させた。

●主な変更点
・フロントSマークの変更
※車体色、主要諸元、メーカー希望小売価格に変更は無い。
 
●「スカイウェイブ650LX」の主な特徴
・凛々しさと上品さを表現したデザインは、車体全体に一体感を持たせ、スリムで引き締まったスタイリングとした。
・車体色は、艶消しの灰色(マットフィブロイングレーメタリック)と白(パールブレーシングホワイト)、黒(グラススパークルブラック)の全3色を設定。
 
エンジン・CVT
・エンジンのフリクション(摩擦抵抗)の低減と、CVTの制御の変更により、燃費を先代モデル比で約19%(27.0km/L→32.0km/L) ※1向上させた。
・クラッチの材質と形状を工夫することで、押し歩き時の重さを低減させた。
 
インストルメントパネル
・アナログ式の速度計と回転計の間にマルチファンクション液晶を装備。常時表示式の時計に加え、燃費計や外気温計等を表示することができる。
・燃費効率が良い状態になると点灯する、エコドライブインジケーターを回転計内に採用。
 
足回り
・軽快なハンドリングと直進安定性を両立させた前後サスペンション。二人乗り走行時にも快適なセッティングとした。
・フローティングディスクを採用したブレーキに、小型・軽量化したABSを標準装備した。
 
その他の装備
・タンデムシートと、タンデムシートバックレストの形状を変更し、同乗者の快適性を高めた。
・シート下ラゲッジスペースは、フルフェイスヘルメットを2個収納しても余裕のある容量※2を確保した。
・グリップヒーターとシートヒーターを標準装備した。
・レッグシールド先端にLEDポジションランプを新採用した。
商品名
スカイウェイブ650LX(AN650AL4)
メーカー希望小売価格
1,113,000円(消費税抜き 1,060,000円)
発売日
2013年10月15日
車体色
3色
マットフィブロイングレーメタリック(PGZ)、パールブレーシングホワイト(RE5)、グラススパークルブラック(YVB)
 
* 価格には、保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う費用は含まれない。
※1 60km/h定地走行燃費(km/h)。国土交通省届出値。値は定められた試験条件での数値。実際の走行は、この条件(気象・道路・車両・運転・整備などの状況)が異なってくるため、それに応じて燃費が異なる。
※2 形状・大きさにより収納できないヘルメットがある