XP500 TMAX 945,000円(8月20日発売)
★ヤマハ XP500 TMAX 車両解説
孤高の“オートマチック・スポーツ・モデル”に新色設定
スタイルはスクーターに似ていながら走行性能はスポーツ・モデル、というユニークな乗り物、TMAXが国内市場導入されて早10年が経った(2001年8月国内発売)。その後他社からもオートマチックを組み合わせたスポーツ・モデルが誕生するなど、オートマチックの世界は徐々に広まってきてはいるが、それにしてもこの10年で劇的な環境変化があったかと言えば、残念ながらスポーツ・モデルのオートマチック化はあくまで独自のジャンルとしてしか認知されていないというのが現状だろう。
そんな世間の趨勢はともかく、この10年でTMAXは熱烈なファンを着実に増やしてきたのは事実だろう。オートマチックがどうのこうのではなく、「TMAXの走り」そのものが支持されてきた証だ。支持されていればこその10年。で、今回もそのユニークな成り立ちには一切変更はなく、新色を追加して更なるファンを獲得しようというカラーチェンジが行われた。
★YAMAHA プレスリリースより (2010年7月27日発表)
スポーティで上質感のある新色シルバーを設定
オートマチック・スーパースポーツ
「XP500 TMAX」発売について
ヤマハ発動機株式会社は、500ccの水冷4ストロークのオートマチックエンジンを搭載し、“走りのパフォーマンス”と“クオリティ感”で人気のオートマチック・スーパースポーツ、「XP500 TMAX」について、カラーリング設定を変更し2010年8月20日より発売する。
「XP500 TMAX」はスポーツバイク感覚のハンドリングを楽しめる新世代コミューターとして2001年より国内に導入。2004年にはF.I.(フューエルインジェクション)、ラジアルタイヤを装備、さらに2008年には新設計フレーム採用、前後15インチ化、デザイン一新などで“走りのパフォーマンス”と“クオリティ感”を向上させている。
今回の新色は、スポーティなイメージに上質感・高級感を加えた「ハイテックシルバー」で、大胆かつ精悍なスタイリングを一層強調している。なお「ブラックメタリックX」は継続設定とした。また両色ともフロントカウルのサイドに音叉マークを織り込んだ。
- 発売日
- 2010年8月20日
- カラーリング
- ■ハイテックシルバー(新色/シルバー)
- ■ブラックメタリックX(ブラック)
- 販売計画
- 1,000台(シリーズ合計/年間、国内)
- メーカー希望小売価格「XP500 TMAX」
- 945,000円
(本体価格900,000円/消費税45,000円)
★主要諸元
車名型式 | EBL-SJ08J | |
---|---|---|
XP500 TMAX | ||
発売日 | 2010年8月20日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.195×0.775×1.445 | |
軸距(m) | 1.580 | |
最低地上高(m) | 0.125 | |
シート高(m) | 0.800 | |
車両重量(kg) | 222 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費(km/L) | 25(60km/h定地走行テスト値) | |
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転半径(m) | - | |
エンジン型式 | J408E | |
水冷4ストローク直列2気筒DOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 499 | |
内径×行程(mm) | 66.0×73.0 | |
圧縮比 | 11.0 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 28[38]/7,000 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 44[4.5]/5,500 | |
燃料供給装置形式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | T.C.I.式(フルトランジスタ) | |
潤滑油方式 | 強制圧送ドライサンプ | |
潤滑油容量(L) | 3.6 | |
燃料タンク容量(L) | 15 | |
クラッチ形式 | 湿式遠心多板式 | |
変速機形式 | Vベルト式自動 | |
変速比 | 2.025~0.728 | |
キャスター(度) | 25°00′ | |
トレール(mm) | 92 | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70-15M/C 56H |
後 | 160/60-15M/C 67H | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式ダブルディスク |
後 | 油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム | |
フレーム形式 | ダイヤモンド |