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1979年WGPへの復帰に際し、ホンダはあえて4ストロークを選び、長円ピストン8バルブのV4エンジンをモノコックボディに搭載したNR500を新規開発し参戦した。革新的な技術を満載したホンダらしいNR500であったが、新技術ゆえの試行錯誤も多く、実戦において結果を出すことは容易ではなかった。 |
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NS500のフルモデルチェンジ版ともいえるNSR500。初代モデルは数々の革新的なメカニズムであったが、整備性などが問題となりこのモデル限りとなった。これはイタリアGPでフレディ・スペンサーが優勝した仕様。 |
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野心作の初代から、タンク位置やチャンバーの取り回しがオーソドックスなレイアウトに変更された2代目となる1985モデルは、新開発のアルミ目の字断面ウルトラライトフレームを採用し、ハイパワーなエンジンと相まって戦闘力を格段に高めた。ロスマンズカラーを纏ったNSRはフレディ・スペンサーとのコンビで、出走した全11戦中7勝を挙げる圧倒的な強さを見せ、NSR500の名を不動のもとした。 |
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前年のチャンピオン、ワイン・ガードナーの#1マシン。1988年型は増強されるパワーに対してバランスが悪くなっていた車体回りを一新すべくニューフレームが投入されたが予想した結果が出せず、チャンピオンはヤマハに奪われてしまった。 |
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1992年から同爆のビッグバンエンジンとなり、1994年から無敵の快進撃を続けるドゥーハンとNSR500だったが、1997年モデルではドゥーハンの要望もあり、あえて等間隔爆発のニューエンジンが投入され、見事ドゥーハンがチャンピオンを獲得した。それは「マシンではなく腕だ」と言わんばかりの快進撃だった。 |
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1994年以降連覇を続け圧倒的な強さをみせたマイケル・ドゥーハン+NSR500対策という訳ではないかもしれないが、WGPといえど環境対策とマシン性能を抑えるために1998年から無鉛ガソリンの使用が義務化された。他社に比べNSRの受けた影響は大きく、加速性能が著しく低下、最高速度も10%近く低下したと言われる。しかし逆境を跳ね返すようにNSRの強さに変わりはなく、終わってみれば、ドゥーハンは9勝で5連覇を達成。NSRは14戦13勝、唯一優勝を逃した第8戦も2位入賞とは圧倒的な強さは変わるところはなかった。翌1999年、王者ドゥーハンは第3戦で負傷しまったが、その後を引き継いだアレックス・クリビーレは、この#3NSR500で16戦中6勝を納め、ホンダとNSR500は王者の座を死守した。チームメイトのた岡田忠之はWGP500クラス参戦4年目を迎えていた。NSR500のポテンシャルを充分引き出し、第7戦オランダGP、第10戦チェコGP、第13戦オーストラリアGPとWGP自己最多となる3勝を挙げ、前年の8位から大きくジャンプアップ、ランキング3位を獲得した。6年連続でメーカー、ライダーチャンピオンを獲得したNSR500は、まさに完熟の時を迎えていた。 |
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4ストのMotoGPマシンとの混走となったNSR500最後の2002年。NSR500に有終の美をという配慮もあって、最終モデルが加藤大治郎、アレックス・バロスらに託され、第3戦スペインGPで加藤が、第7戦オランダGPでバロスが2位に入賞するも優勝には届かず、残念ながら勝利という結果を残すことはできなかった。 |
[戦うDNA その4 二輪編-4|その5 二輪編-5|その6 二輪編-6]
[四輪編]
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[二輪編-1・ホンダミュージックが世界を征す] ●1959年 RC142(#8 125cc) ●1966年 RC116(#1 50cc) ●1965年 4RC146(#4 125cc) ●1966年 RC149(#117 125cc) ●1966年 RC164(#1 250cc) ●1966年 RC166(#7 250cc) ●1967年 RC174(#3 350cc) ●1968年 RC181(#2 500cc) [二輪編-2・トリコロールはここから始まった] ●1972年 CB750(#15) ●1975年 CB500R(#83) ●1976年 RCB(#5) ●1980年 RS125RW-T(#20) [二輪編-3・V4〜V2の黄金時代から、再び直4へ] ●1991年 RVF750(#11 OKI HONDA RT・8耐仕様) ●1995年 RVF750(#11 Team HRC・8耐仕様) ●1997年 RVF/RC45(#33 ホリプロホンダwith HART・8耐仕様) ●1999年 RVF/RC45 (#1 ラッキーストライクホンダ・全日本スーパーバイク仕様) ●2000年 VTR1000SPW(#11 チームキャビンホンダ・8耐仕様) ●2004年 CBR1000RRW(#7 セブンスターホンダ7・8耐仕様) [二輪編-4・7度の世界タイトルを獲得したワークスレーサー] ●1993年 NSR250(#18 岡田忠之仕様) ●1997年 NSR250(#1 マックス・ビアッジ仕様) ●1999年 NSR250(#4 宇川徹仕様) ●2001年 NSR250(#74 加藤大治郎仕様) ●2003年 RS125RW(#3 ダニ・ペドロサ仕様) [二輪編-5・無敵の6年連続チャンピオンなどWGP500クラスで他車を圧倒] ●1984年 NS500(#1 フレディー・スペンサー仕様) ●1984年 NSR500(#1 フレディー・スペンサー仕様) ●1985年 NSR500(#4 フレディー・スペンサー仕様) ●1988年 NSR500(#1 ワイン・ガードナー仕様) ●1997年 NSR500(#1 マイケル・ドゥーハン仕様) ●1999年 NSR500(#3 アレックス・クリビーレ仕様) ●2002年 NSR500(#74 加藤大治郎仕様) [二輪編-6・MotoGP元年をロッシとのコンビで圧勝した新世代の5気筒レーサー] ●2002年 RC211V(#46 バレンティーノ・ロッシ仕様) |
[四輪編-1・F1創生期 無謀とも思えた挑戦で2勝の快挙] ●1965年 RA272(#11) ●1967年 RA300(#14) ●1968年 RA301(#5) [四輪編-2・F1第二参戦期 エンジンサプライヤーとしての挑戦] ●1986年 ウィリアムズFW11(#5) ●1988年 ロータス100T(#2) ●1988年 マクラーレンMP4/4(#12) ●1989年 マクラーレンMP4/5(#2) ●1990年 マクラーレンMP4/6(#2) [四輪編-3・GTカー創成期 自動車メーカとしての名声を高めたマイクロ・スポーツの活躍] ●1966年 S800GT-1仕様(#25) ●1968年 S800マーシャル仕様 [四輪編-4・ツーリング&GTカーの時代 市販車の高いポテンシャルをサーキットでも証明] ●1983年 ヤマトCIVIC(#1) ●1987年 モチュールCIVIC(#16) ●1993年 JACCS CIVIC(#14) ●1998年 ギャザズ CIVIC(#77) ●1995年 NSXルマン(#84) ●2000年 カストロール無限NSX(#16) |
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