Ninja 400R 649,000円(8月1日発売)
★カワサキ Ninja 400R 車両解説
400クラスに新たな魅力を! で登場したフルフェアリング装着のツインスポーツ
話題を集めたNinja 250Rを見るにつけ、バイク乗りが求めているモデルには、まだまだ埋もれてしまった部分が多いことが分かる。あまりの逆風にバイク・メーカーさんも躊躇してしまうのだろうが、かつての多彩なモデルが溢れていた時代を彷彿とさせる多様なジャンルに果敢に挑戦してくれるメーカーには、ライダー側もきっちりと応える必要があるだろう。新車の火を消してはならない。で、スズキのグラディウスに続き「ヨンヒャク」クラスを盛り上げるべく、カワサキが放ったマシンはフルカウルのツインスポーツNinja 400RとノンカウルのER-4nだ。
基本的には2006年モデルとして発売開始されている海外向けのER-6nとNinja 650R(ER-6F)の関係と同様で、フルカウルバージョンのこちらNinja 400RとノンカウルバージョンのER-4nの同時発売となった。エンジンなどのメカはER-4nの項を見ていただくとして、こちらNinjaの特徴と言えるスタイリッシュなボディ周りを見ていこう。
デュアルヘッドライトを装備し、段付きウインドスクリーンが高いウインドプロテクション効果を発揮してくれるフロントカウル。自然で疲れにくいライディングポジションを実現するややアップライトなハンドル位置、空気抵抗を軽減するフロントカウル中央のダクトなど、スポーツ性能だけでなく高いツーリング性能も備えていることが分かる。
エンジン下に配置されたコンパクトなショートサイレンサーはマスの集中化と低重心化に貢献。ERシリーズのデザインポイントにもなっている車体右側にオフセットされた特徴的なレイダウンリヤショックは、個性的なデザインを強調するだけでなく、滑らかな作動性と優れた衝撃吸収性を実現しているという。
メーターパネルには、レーシングマシンをイメージさせる多機能デジタルメーターを採用。他にも、握りやすい大型のアルミ製グラブバーや、視認性に優れるLEDテールランプ、前後に装備したペタルディスクなど、所有感を満たしてくれる高品質で機能的な装備を誇る。
★KAWASAKI プレスリリースより (2010年6月10日)
2011年モデル Ninja 400R
新発売のご案内
- モデル情報
- 車名(通称名) Ninja 400R
- モデルイヤー 2011
- マーケットコード EX400CBF
- 型式 EBL-ER400B
- 型式指定・認定番号 16520
- メーカー希望小売価格 649,000円
- (本体価格618,096円、消費税30,904円)
- カラー(カラーコード) ライムグリーン (LIM)
メタリックスパークブラック (BLK) - 発売予定日 2010年8月1日
- 【Ninja 400R】
- フルフェアリングを装着したツインスポーツ、Ninja 400R。「Ninja」のイメージを強調するスタイリッシュなフロントカウルはデュアルヘッドライトを装備し、段付きウインドスクリーンが高いウインドプロテクション効果を発揮します。また、自然で疲れにくいライディングポジションを実現するややアップライトなハンドル位置、空気抵抗を軽減するフロントカウル中央のダクトなど、スポーツ性能だけでなく高いツーリング性能も誇っています。
- 高張力鋼管を使用したスリムなトレリスフレームに搭載されるのはコンパクトな水冷DOHC4バルブ並列2気筒エンジン。ツインならではの低中回転域の豊かなトルクと、サブスロットルを備える34mmスロットルボディが生み出すスムーズなスロットルレスポンスが、市街地走行での扱いやすさと俊敏で飽きのこないスポーツ性能を両立しています。また、エンジン下に配置されたコンパクトなショートサイレンサーはマスの集中化と低重心化に貢献。車体右側にオフセットされた特徴的なレイダウンリヤショックは、美しい車体デザインの一部をつくるだけでなく、滑らかな作動性と優れた衝撃吸収性を実現しています。メーターパネルには、レーシングマシンをイメージさせる多機能デジタルメーターを採用。他にも、握りやすい大型のアルミ製グラブバーや、視認性に優れるLEDテールランプ、前後に装備したペタルディスクなど、所有感を満たしてくれる高品質で機能的な装備を誇っています。
- ■主な特徴
- ・低中回転域の優れたトルクとスムーズな吹け上がりを実現する、水冷DOHC4バルブ並列2気筒399cm3エンジンを搭載。
- ・燃料供給方式にフューエルインジェクションを採用。34mmのスロットルボディはサブスロットルバルブを備え、優れたスロットルレスポンスとスムーズな出力特性を実現。
- ・エンジン下部に配置したショートサイレンサーはマスの集中化、低重心化に貢献。
- ・サイレンサー内部に三元触媒を装備。平成19年二輪車排出ガス規制に適合する環境性能を実現。
- ・高張力鋼管を使用したスリムで軽量なトレリスフレームを採用。
- ・3D解析により理想的なフレームの剛性バランスを実現し、軽快なハンドリング特性に貢献。
- ・車体右側に配置されたレイダウンリヤショックは車体デザインにマッチした特徴的な外観と、スムーズな作動性、衝撃吸収性を両立。
- ・エンジン後部、ハンドル等をラバーマウントとし、不快な振動を低減。
- ・段付きのウインドスクリーンが高いウインドプロテクション効果を発揮。
- ・フロントカウル中央のダクトが空気抵抗を軽減し、高速走行時の快適性に貢献。
- ・ブレーキは放熱性に優れるペタルブレーキディスクをフロントにデュアルで、リヤにシングルで装備。
- ・テールカウル裏側への泥はねを防ぐリヤインナーフェンダーを装備。
- ・スポーティーな外観とバネ下重量の軽減に貢献する、6本スポークのホイールを採用。
- ・タンデム走行時の利便性を向上するアルミ製の大型グラブバーを採用。
- ・レーシングマシンをイメージさせる多機能メーターパネルには赤色のバックライトを採用。デジタル表示のスピードメーター、バーグラフ式のタコメーター、オドメーター、トリップメーター、燃料計、時計を表示。
- ・ウインカーにはクリアレンズとオレンジ色のバルブを採用。
- ・フロントウインカーをサイドカウルに内蔵しスタイリッシュな外観を演出。
- ・ハザードランプスイッチを装備。
- ・スーパースポーツイメージを強調するデュアルヘッドライトにはバルブカバーを装着。
- ・テールランプにはコンパクトで視認性に優れるLEDバルブを採用。
- ・シート下にETC車載器、U字ロック(カワサキ純正)を積載可能なスペースを確保。
※当モデルは川崎重工業株式会社の海外工場、Kawasaki Motors Enterprise(Thailand) Co.,Ltd(KMT)で日本向けに生産された車両です。
★主要諸元
車名型式 | EBL-ER400B | |
---|---|---|
Ninja 400R | ||
発売日 | 2010年8月1日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.100×0.760×1.200 | |
軸距(m) | 1.410 | |
最低地上高(m) | 0.145 | |
シート高(m) | 0.790 | |
車両重量(kg) | 203 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費(km/L) | 37.0(60km/h定地走行テスト値) | |
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転半径(m) | 2.7 | |
エンジン型式 | - | |
水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 399 | |
内径×行程(mm) | 68.4×54.3 | |
圧縮比 | 11.0 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 32[44]/9,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 37[3.8]/7,500 | |
燃料供給装置形式 | 電子制御燃料噴射装置 | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | 電子進角式トランジスタ | |
潤滑油方式 | 圧送飛沫併用式 | |
潤滑油容量(L) | 2.4 | |
燃料タンク容量(L) | 15 | |
クラッチ形式 | 湿式多板 | |
変速機形式 | 常時噛合式6段リターン | |
変速比 | 1速 | 3.000 |
2速 | 2.166 | |
3速 | 1.640 | |
4速 | 1.360 | |
5速 | 1.192 | |
6速 | 1.040 | |
減速比1次/2次 | 2.095/3.066 | |
キャスター(度) | 25° | |
トレール(mm) | 106 | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70ZR17M/C 58W |
後 | 160/60ZR17M/C 69W | |
ブレーキ形式 | 前 | φ300mm油圧式ダブルディスク |
後 | φ220mm油圧式ディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | スイングアーム式 | |
フレーム形式 | ダイヤモンド |