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因島大橋の料金所にて、堺から来たという3人組の原二マシンとお互い記念撮影。因島では元気良く働いていたクロスカブの兄弟に遭遇しました。 | 橋を渡っていると、思わず飛び込みたくなる美しい海や島をいっぱい見ることができます。因島大橋以外は自動車専用道路と並行して走ります。対面通行です。 | 橋によっては歩行者・自転車と原付がそれぞれ独立した道になっています。伯方橋・大島大橋からは大神さん主催の無人島パーティー会場となる見近島へ降りることができます。 | 大島の駐在所前にて。交通安全運動中のクマさんが乗っているのはモンキーのトライク! 今治の街に到着したのは14時過ぎでした。たまたま通ったところにあったお城の前にて記念撮影。 |
なんだかんだで今治の街に着いたのは14時過ぎ。まずは香川県の県庁所在地・高松に向かいます。西条からは国道11号線へ。西日が強烈な、まだまだ暑い時間帯で、交通の流れもイマイチという状況にヘロヘロとなりながら、日没頃にはどうにか高松の街へ。ここからフェリーに乗り、再び本州へ。岡山の宇野港までは1時間ほどのクルーズで、束の間のゆったり気分。この日、ゴールの岡山市内までの時間の予想がつかず、どうなることかと思いましたが、22時頃までに到着しそうなことがわかり一安心。原付クラスのバイクだと、航行1時間ほどのフェリーなら料金もお手頃でいいですね。また違った旅気分も味わえるし。 |
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え? もう5日目!? って感じでした。かれこれ1,500kmほど走っているのですが、まったくそんな気がしません。この感覚、一般道で色んな景色や風土、文化に触れることができる(というか、触れざるを得ない)原二ならではじゃないでしょうか? 今まで何度も原二でロングランしてますけど、いつもそう思います。 この日は毎回恒例となっているイベントに遊びに行くため、美作の岡山国際サーキットへ。なので、岡山市内からは目と鼻の先のようなもの。今回はクロスカブでなるべく多くの距離を走りたいため、岡山市内から北上し、津山経由の遠回りで岡山国際入り。走行距離は119.6kmでした。 別名「大統領歓迎イベント」と呼ばれる催しには、2011年にDio110で訪れて以来2年ぶり。あの時、発売直前の大径タイヤ・スクーターということで、クルマがメインのイベントながらそこそこ目を引いていましたっけ。が、今回乗りつけたクロスカブ、反応がまるで違いました。鮮やかなイエローをまとった風変わりなスーパーカブということで、バイクの横に立っていると色んな方々に声をかけられました。中にはもちろんバイク好きな人も居たりして、跨ったり細部を覗き込んだり、とても気になっている様子。すでに発売されているモデルと知って驚いている人もいました。人々に身近なスーパーカブ系のモデルって、やはり注目度高いんですね。 「え! ここまで自走で来たの?」と驚かれた時は、注目を浴びるクロスカブ共々、鼻高々だったのは言うまでもありません。 |
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5日目、岡山市内を出発。この日は美作の岡山国際サーキットで開催された通称「大統領歓迎イベント」に参加。LFA、XK-Fの高級スポーツカーより、ココまで1500km以上を共にしてきたクロスカブの方がずっと愛おしい。 | 家族と共にイベントに参加していた19歳の青年が熱心にクロスカブを観察。何でも最近カブ110(JA07)を手に入れたそうで、よく見たらTシャツもルノーからカブへ衣替えしてた!(笑) お父さんはもっと大きなバイク乗りだそうです。 |
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「大統領歓迎イベント」を開催してくれた自動車雑誌「Tipo」の佐藤編集長とのショット。イベントの本当の模様はTipo9月号を参照ください。(撮影:桧井保孝) | 最近、黄色いモンキーを手に入れたというレーシング・ドライバーの握手に応じるピンキー大統領。毎年、ニュルブルクリンク24時間レースに参戦している有名な選手らしい。AMAZING! | ケータハムカーズのジャスティンさんはクロスカブに大興奮! 翌日、雨の中をスーパー7で九州に向かっていきましたが、同じ気象条件ならクロスカブの方が快適だったと思います……。 | ZX-14Rオーナーでもあるルノー・ジャポンのブレンさんは、初めて乗る自動遠心クラッチバイクを楽しんでました。何より、クロスカブの色が気に入った様子。あ~、なるほど……。 | |||
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クロスカブはクルマのイベント会場でも注目度高かったです。とても身近に感じる存在なのかもしれません。中にはCT110オーナーの方もいらっしゃいました。 |
陽が傾きはじめた蒲郡で給油。国道23号バイパスが知らぬ間に伸びていたおかげで、豊橋市街をパスすることができ、静岡との県境まで一気に進むことができたのには驚きでした。クロスカブは他の交通の流れに遜色ないスピードで流れていきます。浜松市内を19時頃通過。ここから先もしばらく流れの速いバイパス区間。クロスカブが想像以上にいい走りをしてくれたおかげで、一気に距離を稼ぐことができました。沼津では最後の給油。東京まであと100km弱ありますが、ここまで来ると、もうゴールはすぐそこって感じになります。 沼津からは国道246号線で御殿場までの長い上り坂を経て、厚木を通って多摩川渡って東京入り! ピンクハウスには深夜2時過ぎに無事帰還することができました。渋谷を経由して距離調整を行ったことで、総走行距離は2,500(.6)kmとなりました。東京、神奈川、山梨、長野、岐阜、福井、京都、兵庫、鳥取、島根、広島、愛媛、香川、岡山、大阪、奈良、三重、愛知、静岡の1都2府16県走破です! ふぅ……。前回触れました、シフトミスに対する懸念ですが、2,500km中、3回に留めました。約830kmに1回の割合です。世界のカブに対する苦手意識は多少克服されたようでちょっと嬉しいです。 |
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燃費について。今回のロングランの総走行距離2,500.7km(スタート前の給油~ゴール直前の給油)に対し給油量は43.03L。平均燃費は58.11km/Lという結果でした(満タン法)。タンク容量が4.3Lと比較的少ないため誤差もあると思われるのであくまで参考データですが、最も燃費が良かった区間は広島・尾道~香川・丸亀間214kmの3.38L、63.31km/L、最低燃費は静岡・沼津~東京間141.8kmの2.75L、51.56km/Lでした。短距離走行が多い市街地などの利用でも、おそらくリッター50キロ近く走ってしまうのではないかと思います。ただ、気温が下がるにつれて濃い燃料を吹くようになると思うので、冬場の燃費は多少悪化するでしょう。 |
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