マジェスティS XC155 340,200円(10月30日発売)
★ヤマハ マジェスティS XC155 車両解説
ニューミドル・スクーター、マジェスティSが登場
台湾で先行発売された「S-MAX」の国内向け仕様。車名も伝統のマジェスティシリーズを引き継いだ「Majesty S」として発売開始。洗練された中に力強さも感じさせる、一目で見てヤマハ車とわかるデザインを採用。
新開発の水冷155ccエンジンをマジェスティとシグナスXの中間サイズのバックボーンフレームに搭載。フロントにφ267mmのウェーブ・ディスク、リアにはφ245mmディスクの組み合わせ。
ちなみにヤマハは、欧州では「S-MAX」と同じ水冷155cc、4バルブエンジンを搭載する前後16インチホイール採用の「Xenter」というスクーターをリリースしている。同車には125cc版もラインナップされていることから、原付二種版Majesty Sの国内投入も期待したいところ。
★YAMAHA プレスリリースより (2013年10月30日)
高い利便性とスポーティな走行性能を両立した
新型軽二輪スクーター「マジェスティS XC155」発売
ヤマハ発動機株式会社は、新開発の155ccエンジンを搭載した軽二輪スクーターの新製品「マジェスティS XC155」を2013年10月30日より発売します。
「マジェスティS XC155」は“Next Generation Fun to Ride Commuter”をコンセプトに開発したモデルです。1995年の初代モデルの発売以降、ビッグスクーター市場を牽引する250ccスクーター「マジェスティYP250」の高い走行性能とデザイン性を受け継ぎ、スポーティな走行性能、都市部で扱いやすいコンパクトなボディサイズと高い利便性、新世代を予感させるスタイリングなどが特徴です。
なお本製品の製造は、ヤマハモーター台湾で行います。
- <名称>
- 「マジェスティS XC155」
- 発売日
- 2013年10月30日
- メーカー希望小売価格
- 340,200円(本体価格324,000円、消費税16,200円)
- ※メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれない。
- カラーリング
- ■シルキーホワイト(ホワイト)
- ■ブラックメタリックX(ブラック)
- ■マットチタン1(マットチタン)
- ■ダルレッドメタリックD(レッド)
- <販売計画>
- 5,000台(年間、国内)
- 《市場背景と製品概要》
- 国内の軽二輪車(126cc~250cc)市場は2012年に45千台・前年比116.5%と需要が伸長※1 し、2013年も5月までの登録が140%以上※2 の伸長であることから、引き続き好調な市場となっています。経済性が高く高速道路も走行できるところなどが軽二輪車人気の理由です。
- 好調な市場背景のなか、今回発売の新型「マジェスティS XC155」は、高い走行性能と斬新なスタイリングで人気の「マジェスティYP250」のイメージを受け継ぐ155ccスクーターです。都市部での機動力を発揮するコンパクトな車体サイズや、スポーティな走行性能を備えています。
- ※1 一般社団法人日本自動車工業会調べ、※2 当社調べ
- 《主な特徴》
- 1) 新開発の155ccエンジン
- 新開発の水冷・4ストローク・FI(電子制御燃料噴射装置)のCVTエンジンを採用しました。FIと最適化を図ったコンパクトな4バルブ燃焼室を採用し、扱いやすい出力特性、幅広いトルク特性と優れた加速性能を備えています。耐熱性に優れ低振動化に貢献するアルミ鍛造ピストン、優れた放熱性をもつメッキシリンダー、低振動化に貢献するバランサーなどを採用しています。
- 2) スポーティな走行性を実現する足回り
- ダイレクト感あるスポーティな操縦性と、優れた収納性を合わせて実現するため、ユニットスイングの車体搭載は“プログレッシブピボットマウント”としました。現行「マジェスティYP250」同様の構造で、防振リンクを介さない直接懸架方式を採用することによりダイレクト感ある操縦性を引き出しています。
- 3) グリップ性に優れた前後タイヤ及び、前後ディスクブレーキを採用
- スポーティな走りを支えるグリップ性に優れた専用開発タイヤを装着しました。ブレーキは前後ともに、良好な操作性を備えたディスクブレーキを採用。フロントはスポーティイメージを強調するウェーブ形状としています。
- 4) フルフェイスヘルメットと雨具などを同時収納できる約32リットルのシート下スペース
- フルフェイスヘルメット※に加え雨具なども収納できる広いシート下収納スペースを備えています。メインスイッチでシートのフルオープンが可能、シートを手で持ち上げることなく収納部へアクセスできる設計としました。
- ※一部サイズ・形状により収納できないものもあります
- 5) タンデム時の快適性とスポーティな走りを両立する設計
- メインシートの着座位置を後方にまで十分とり、自由度の広い乗車姿勢が可能です。またフラットなフットボードで良好な乗降性を実現しています。リアサスペンションには、マスの集中化、そしてスペース効率の良い、ミッドシップダンパー(モノクロスサスペンション)を採用。路面からの上下方向の動きを水平方向に転換する水平方向配置とし、タンデム時の良好な乗り心地と路面追従性に優れたスポーティな走行性能を両立しています。便利なワンプッシュオープンタンデムステップも採用しました。
- 6) デザインの特徴
- デザインキーワードは、「Advance Sporty Deluxe」とし、①落ち着きのある流れるようなボディライン、②ポジションランプを一体とし、スポーティさに上質さを加えた大型ヘッドランプ、③抑揚のある造形でコンパクトな軽量感を表現する流麗なリアボディ、などを調和させています。
- 7) その他の特徴
- 時計付きのスポーティな3連メーター、LEDポジションランプ&テールライト、可動式アルミ製コンビニフック(最大荷重3kg)、盗難抑止キーシャッター付メインスイッチ、フロント給油口、フロントポケット(約2.7L容量)などを装備しています。
- 「マジェスティS XC155」フィーチャーマップ
- ・スポーティな3連メーター(時計付)
- ・プログレッシブピボットマウント
- ・水平配置ミッドシップダンパー
- ・フレーム剛性バランス最適設計
- ・明るいH4ヘッドライト
- ・LEDポジションランプ
- ・フロントウェーブディスクブレーキ
- ・広々としたフットボード
- ・500mℓのペットボトルが余裕で収納できるフロントポケット(約2.7ℓ容量)
- ・上質感ある可動式アルミ製コンビニフック
- ・大容量シート下収納スペース
- ・LEDテールライト
- ・リアディスクブレーキ
- ・ワンプッシュオープンタンデムフットレスト
- ・始動性、燃費性、環境性能に優れたF.I.
- ・放熱性に優れたメッキシリンダー
- ・新開発155cc水冷CVTエンジン
- ・クランクバランス最適設計
- ・鍛造ピストン、メッキシリンダー
- ・ローラーロッカーアーム
- ・サイドラジエター
★主要諸元
車名型式 | JBK-SG28J | |
---|---|---|
マジェスティS XC155 | ||
発売日 | 2013年10月30日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.030×0.715×1.115 | |
軸距(m) | 1.405 | |
最低地上高(m) | 0.90 | |
シート高(m) | 0.795 | |
車両重量(kg) | 145 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費消費率(km/L)※1 | 40.0(国交省届出 定地燃費値 60km/h 2名乗車時)※2 | |
37.1(WMTCモード値 クラス2 サブクラス2-1 1名乗車時)※3 | ||
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転半径(m) | - | |
エンジン型式 | G3B8E | |
水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 155 | |
内径×行程(mm) | 58.0×58.7 | |
圧縮比 | 11.0 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 11[15]/7,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 14[1.4]/6,000 | |
燃料供給装置形式 | フューエルインジェクション | |
始動方式 | セルフ式 | |
点火方式 | TCI(トランジスタ式) | |
潤滑油方式 | 強制圧送ウェットサンプ | |
潤滑油容量(L) | 1.0 | |
燃料タンク容量(L) | 7.4 | |
クラッチ形式 | 乾式・遠心・シュー式 | |
変速機形式 | Vベルト式オート | |
変速比 | 2.480~0.740 | |
キャスター(度) | 26°00′ | |
トレール(mm) | 82 | |
タイヤサイズ | 前 | 120/70-13 M/C 53P |
後 | 130/70-13 M/C 57P | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク |
後 | 油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | ユニットスイング | |
フレーム形式 | バックボーン |
※1:燃費消費率は、定められた試験条件のもとでの値。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状態などの諸条件により異なります。
※2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測の燃料消費率。
※3:WMTCモード値は、発進、加速、停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果からの計算値。