CRF125F 299,250円(10月11日発売)

★ホンダ CRF125F 車両解説

“入門ミニ・オフローダー”CRF125F登場、限定100台を発売

ホンダのミニ・オフ専用車が4ストローク化したのは2003年9月に発売されたCRF50F、CRF70F、そしてCRF100Fから。その中でもCRF100Fは、前19インチ、後16インチのホイールを持つダイヤモンドタイプのフレームに、5速ミッションを組み合わせた99.2ccエンジンを搭載する本格的な入門オフ車として登場した。そして、年々カラー&グラフィックの変更や、マイナーチェンジを経て現在に。2013年の1月にも、マイナーチェンジを受けたCRF50Fと同時に受注期間限定で発売されている。

そしてもうひとつ、2006年10月にミニCRFシリーズに加わったのが、兄貴分のCRF150Rだ。サイズこそ小さいが小排気量クラスの本格的モトクロス競技車といえる存在のモデルで、エンジンも水冷でユニカム方式ヘッドを採用(CRF250Rなどと共通する最新技術だ)し、前17インチ+後14インチの組み合わせのCRF150R、前19インチ+後16インチのCRF150RIIという2タイプのモデルを選ぶことが出来るモデルだった。こちらもカラー&グラフィックの変更やマイナーチェンジを経て現在に至っている。

では、今回登場したCRF125Fのポジションはというと、より乗りやすく専用開発した前後サス、フレームに、より扱いやすく力強い出力特性とした空冷エンジン組み合わせた、初心者には特にお勧めの入門オフ車としてCRF100Fの後継モデルとなるのだろうか。セルモーターを採用しているのもこのマシンの性格を表している。気軽にオフ・スポーツに入門し、オフロードを楽しむことから始めよう、というマシンだ。ちなみに、CRF50Fは60台限定で、CRF150R、CRF150RIIも受注期間限定で継続販売されることが同時発表されたが、CRF100Fのみアナウンスがなかったので、やはり入門オフ車のポジションはCRF125Fへバトンタッチということだろう。
 

新しいモトクロス入門マシンCRF125F。
CRF125F。カラーはエクストリームレッド1色。
兄貴分の本格的ミニモトクロッサーCRF150Rは受注期間限定で継続発売。
CRF150Rのラージホイール車、CRF150RII。前17インチが19インチに、後14インチが16インチホイールに。
ミニモトクロッサーのCRF50F。限定60台で継続発売。
エンデューロマシンのCRF250Xも受注期間限定で継続販売。50や150同様外観、主要諸元に変更無し。

★HONDA プレスリリースより (2013年8月8日)

新型のオフロード専用車「CRF125F」を限定発売
~「CRF50F」「CRF150R」「CRF150RII」「CRF250X」の継続モデルも限定発売~

Hondaは、空冷・4ストローク・単気筒125ccエンジンを搭載した新型のオフロード専用車「CRF125F」を100台限定で10月11日(金)に発売します。

CRF125Fは、開発コンセプトを“Your First Real Dirt Bike”と定め、初心者にも取り回しやすい車体サイズと扱いやすく力強い出力特性のエンジンを搭載したモデルです。
車体は、フレームおよび前・後のサスペンションをCRF125F専用に設計し、走破性と操縦安定性を高めています。

エンジンは、低・中速域で粘り強く扱いやすい出力特性としています。なお、セルフスターターを装備することで、簡便な始動性を実現しています。

スタイリングは、モトクロスマシンのフラッグシップモデルである「CRF450R」のしなやかで鋭い矢のようなイメージを踏襲しています。

また、オフロード専用車「CRF50F」は、60台限定で10月11日(金)に発売。「CRF150R」「CRF150RII」「CRF250X」は、それぞれ9月20日(金)に受注期間限定※で発売します。
なお、CRF50F、CRF150R、CRF150RII、CRF250Xは、現行モデルと外観、主要諸元の変更はありません。

 
※ 受注期間は、2013年8月8日(木)から12月10日(火)まで
 
●販売計画台数(国内・年間)
CRF120F 限定100台
CRF50F 限定60台
CRF150R、CRF150RII 50台
CRF250X 10台
 
●メーカー希望小売価格
CRF125F 299,250円(消費税抜き本体価格 285,000円)
CRF50F 189,000円(消費税抜き本体価格 180,000円)
CRF150R 479,850円(消費税抜き本体価格 457,000円)
CRF150RII 496,650円(消費税抜き本体価格 473,000円)
CRF250X 699,300円(消費税抜き本体価格 666,000円)
※価格にはリサイクル費用を含みます
 
=CRF125Fの主な特徴=
●車体・足回り
オフロードの初心者にも気軽にライディングを楽しんでいただけるように、CRF100Fとほぼ同じ車体サイズとしています。フレームは、新設計とし操縦安定性を高めています。
フロントサスペンションには、インナーチューブ径31mmのテレスコピックタイプを採用。リアクッションは、エア室とガス室がフリーピストンで分離されている分離加圧式とし、プロリンクと組み合わせることで、路面追従性を高めるとともに走破性の向上を図っています。
タイヤサイズは、フロントに19インチを、リアに16インチを採用。ブレーキは、フロントにコントロール性と制動フィーリングに優れたディスクブレーキを装備しています。
シート高は、足着き性に配慮した785mmとして、CRF100Fに比べ10mm高に抑えています。
●エンジン
低・中速域で粘り強く扱いやすい出力特性を実現するために、CRF100Fに比べバルブタイミングを変更し、吸気充填率を向上させました。排気量の増大に合わせ、低・中速域ではフラットなトルク特性により力強い加速性能を実現しました。
始動方式は、キック式にセルフスターターを併設することで、簡便な始動を可能としています。
●スタイリング
CRF450Rや「CRF250R」のしなやかな面構成と鋭い矢のようなスタイリングを踏襲することで、コンパクトな車体サイズでありながら本格的なモトクロスマシンのイメージとしています。シュラウド、サイドカバー、シートを連続させたデザイン形状とし、快適なポジションと良好な車体ホールド感を実現しています。さらに、サイドカバーからリアフェンダーまで一体感のあるシャープなライン構成としています。
車体色は、CRFシリーズ共通のエクストリームレッドのみの設定です。
※CRF125F、CRF50F、CRF150R、CRF150RII、CRF250Xは、公道および一般交通の用に供する場所では一切走行できません。また、登録してナンバープレートを取得することもできません
 また、登録してナンバープレートを取得することもできません
※CRF50Fは体重40kg以下の方が使用する事を目的とした製品です

★主要諸元

車名型式 JE03
CRF125F
発売日 2013年10月11日
全長×全幅×全高(m) 1.860×0.770×1.075
軸距(m) 1.255
最低地上高(m) 0.265
シート高(m) 0.785
車両重量(kg) 88
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 1
燃費(km/L) -(60km/h定地走行テスト値)
登坂能力(tanθ) -
最小回転半径(m) -
エンジン型式 -
空冷4ストローク単気筒SOHC
総排気量(cm3) 124.9
内径×行程(mm) 52.4×57.9
圧縮比 9.0
最高出力(kW[PS]/rpm) -[-]/-
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) -[-]/-
燃料供給装置形式 キャブレターPD B4C φ20mm
始動方式 セルフ式(キック式併設)
点火方式 CDI式バッテリー点火
潤滑油方式 圧送飛沫併用式
潤滑油容量(L) -
燃料タンク容量(L) 4.3
クラッチ形式 湿式多板コイルスプリング式
変速機形式 常時噛合式4段リターン
変速比 1速 3.181
2速 1.706
3速 1.238
4速 0.916
減速比1次/2次 3.250/3.769
キャスター(度) 27°30′
トレール(mm) 94
タイヤサイズ 70/100-19M/C 42M
90/100-16M/C 51M
ブレーキ形式 油圧式シングルディスク
機械式リーディングトレーリング
懸架方式 テレスコピック式
スイングアーム式(プロリンク)
フレーム形式 ダイヤモンド