2013年8月9日 

■Megelliのリコール(平成25年8月5日届出)

 対象車両は型式LWGYDNL(通称名:250r)の車台番号00BA001730~09CA002683(輸入期間:平成23年12月14日~平成24年12月5日)の395台、計1型式(計1車種)、計395台。

 不具合の部位(部品名)は「 ①ドライブスプロケット(393台)②インジェクターコネクター(395台)③バンクアングルセンサープログラム(312台)④リアブレーキホース(274台)⑤クラッチボス(36台)」。

 基準不適合状態にあると認める構造、装置又は性能の状況及びその原因は「①ドライブスプロケットの整備時において、固定ボルトに過剰な増し締めを行うことでねじロック剤が剥がれたり、固定ボルトにねじロック剤を塗布せずにドライブスプロケットを再組み付けすると、振動等により締め付けが緩み、駆動力を伝達できないおそれがある。最悪の場合、走行中に固定ボルトとともにドライブスプロケット及びドライブチェーンが外れて回転部分に噛み混み転倒するおそれがある②インジェクターコネクターの材質が不適切なため、整備時に過度な負荷をかけたり、適切に取り付けしていない場合、損傷して燃料が漏れるおそれがある③バンクアングルセンサーにより転倒判定を行うECUプログラムが不適切なため、走行中に転倒したと誤判定し、エンジンが停止するおそれがある④リアブレーキホースの取付位置及び取付方法が不適切なため、リアブレーキホースが損傷してブレーキフルードが漏れてリアブレーキの制動力が低下するおそれがある⑤クラッチにおいて、メーカー指定と異なるクラッチボスが組み込まれたため、メインアクスルとの嵌合が不十分なものがある。そのため、トルクがかかると嵌合が外れて動力を伝達できず、走行不能になるおそれがある」というもの。

 改善措置の内容は「①皿バネを追加し、固定ボルトにねじロック剤を塗布して規定トルクで締め付けるとともに、ユーザーに対して適切な整備方法を説明する②インジェクターコネクター及び燃料ホースを対策品に交換する③バンクアングルセンサーの転倒判定条件プログラムを変更したECUに交換する④リアブレーキホースの取付方法を変更するとともに、リアブレーキホースを点検し、損傷がある場合には新品に交換する⑤クラッチボスを点検し、異品が使用されている場合には良品に交換する」という。

問:メガリジャパン TEL 076-259-6630