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●「8耐を振り返って」
8耐に参戦しての感想、感じたこと、反省点などを帰校後に書いていただきました。参戦前に書いた 前編と、ぜひ読み比べててみてください。
「いい経験ができた」
自動車整備科2年 皆見祐介
完走出来ず残念だったが、とてもいい経験ができた。頭を使わず動いていたので、もう少し頭を使えるようにしたかった。
「コミュニケーションの大切さを学んだ」
自動車整備科2年 所 誠弥
決勝のゴールまでとてもしんどかったです。でもチェッカーが振られた時、世界耐久の8耐に参戦したことを強く実感出来、この同好会に参加して本当に良かったと感じました。作業に関しては、やはり動いているものを整備しているので、思いやりを持ってマシンに接することが大切だと感じました。8耐を通じてコミュニケーション能力の大切さを学びました。レースは一人でやるものじゃなく、チームで戦っているので、作業中の仲間への思いやり、声かけなど大切なことを学びました。ピットに来られた関係者の方々に大きな声であいさつが出来たので、今後も意識して続けて行きたいと思います。
「もっと変わらないと」
自動車整備科2年 加角 亮
8耐が終わった後「ホンマに自分がメカ担当でよかったのか」と感じました。結果的には1回しかなかったルーティンでは自分がミスをしてしまい順位を下げてしまうことになり、悔しいし申し訳ない気持ちでいっぱいです。自分が作業をしていても、集中出来ていなかった所や、人への接し方や言葉遣いも改善しようと試みましたが、結果としみれば全然出来ていませんでした。もっと変わらないとダメだと思います。これからは話し方や接し方、工具の持ち方、使い方、部品の置き方など責任感を持って集中して、授業でも確実に考えて作業します。
「多くの人の応援に感動」
自動車整備科2年 梅林隆志
8耐ウィークに参加してすごくしんどかったです。決勝当日は短い時間でしたが、とてもよい体験が出来ました。リタイヤした後、「応援してましたよ。今回は残念だったね」等々声をかけてもらいました。自分が思っているより多くの人達に応援されていることにすごく感動しました。これに恥じないよう、考えて行動していきたいと思います。
「考えが甘かった」
一級自動車整備研究科3年 長谷圭祐
今の心境はくやしい気持ちでいっぱいです。「8耐ウイークになってからがんばればいいや」と思っていましたがすごく甘かったです。もっと前から頑張ればよかった、もっと前にあの作業をすればもっと上手にやれたと後悔しています。こんな思いはもうしたくないので、今後全力で取り組みたいと思います。
僕の担当はガスでした。自分のタイミングで打ち込んでもうまく入りませんでしたが、二人で話し合って声を出して息を合わせるとうまく入りました。周りと息を合わせ協力することがすごく大切な事だと思いました。来年こそ完走して、笑って終われる8耐にしたいです。
「来年のために何が出来るか」
一級自動車整備研究科3年 宮下勇作
レース中は常に何かをしていたので楽しく充実していましたが、耐久レースは突然終わってしまうということが、本当に悔しくやるせない気持ちでいっぱいです。自分が成長できたと思う所は、自分は今何をしなければいけないかを考える力が付いてきた事です。それでもまだ何をしたらいいのか解らないことが多いことが反省点です。ガス担当で最初はできなかったことも多かったのですが、長谷君と工夫することでキレイに打ち込むことが出来るようになりました。
「来年の8耐のために何ができるか」を考え、1年生と話し合いをして、いろいろ決めることができました。それを実施して来年は完走できるようがんばりたいです。
「何をしたらいいか予測できるようになった」
自動車整備科1年 前田 翼
ピットクルーになるとレースが見られると思っていましたが、状況が全然つかめずそれどころではありませんでした。リタイアして残念でしたが、タイム記録係としてはパソコンとモニターの行き来がなくなり、正直少しだけ気が楽になりました。ピットでは先輩の作業を奪ってやるという考えもでるようになりました。作業を見て次に何をしたらいいのか、何が必要なのかを予測することが出来るようになったのですが、外したタイヤをどうすればいいのか分からなかったことが反省点です。この経験を活かし、ますは8耐完走で、周りの人に胸を張って、「自分たちが整備した」と言いたいです。
「初めての鈴鹿8耐」
自動車整備科1年 三田村朋紀
8耐に参加したことはもちろん、実際に見に行くのも初めてでした。テレビでは見たことがありましたが行ってみると迫力が全然違うし、観客の多さにも驚きました。こんなにたくさんの人達が応援してくれているんだと思うと凄く緊張しましたが、それ以上に頑張ろうと思いました。僕はサインを担当しました。テストではたくさん失敗しましたが、決勝ではしっかり出来たと思います。レースウイーク中に、あいさつのことで注意されましたが、結果全員が大きな声で挨拶できるようになりました。この経験を学園生活にも活かしていきたいと思います。リタイアは残念でしたが、いい経験が出来てよかったです。
「見ている方が楽しいのですが」
自動車整備科1年 伊豫田将也
初めて8耐に参戦して感じたのは、率直に言って観客として見ている方が楽しいなということです。見ているだけならば、どんな結果でもくやしい思いをすることもなく、何も考えなかったでしょう。楽しい思いで終われなかった8耐は初めてでした。でも嫌な思いは全くありません。来年はさらなる上にいけるよう仲間たちと頑張ります。自分はヘルパー担当で、今までやったことのない作業で、人見知りするので難しいと思いました。実際にライダーさんから注意されたり、迷惑をかけてしまったりしました。その度、自分で対策を考えましたが、それが正しかったのか解りません。でも、8耐に参加して周りを見て行動できるようになったと思うし、ライダーさんともコミュニケーションを取れるようになったので、そこは成長できた点かなと思います。これからは周りの人達から同好会の活動を応援して頂けるように取り組んでいきたいと思います。
「来年のために今から練習を」
自動車整備科1年 高橋伸明
今年の8耐は約4時間でリタイヤでした。その前の転倒した時、2年生の整備修復のスピードが早くとても感動したが、私達1年生は何をやっていいのか解らず、行動できなくてとても悔しかった。なので、先輩たちの良い所を受け継ぎ、技術面では何度も同じ部品の付け外しの練習を今から始めて来年転倒してもとまどいなく自信を持って整備が出来るように、たくさんのことを学んでいきたい。挨拶などみんなの見本になれるように頑張りたい。
「段取りが悪かった」
自動車整備科2年 新 隆弘
完走出来なかったことがとても残念です。自分で考えて動くことが出来ず、時間を見て動いたつもりでしたが、それも出来ていませんでした。全体的に段取りが悪かったと思います。
『思いやりの大切さを実感しました』
自動車整備科2年 三宅束穂
まずはじめに、応援してくれた人、先生、スポンサーのみなさん、ありがとうございました。僕としては学べたことがとても多くて、人としてメカニックとしてちょっとでも成長できたんじゃないかなあと思ってます。レースの結果としてはとても残念な終わり方になってしまいましたが結果は結果で変わらないのでそれを受け止めて、次にどう活かすかを考えていきたいです。
本当の願いで言えば8時間を走りきって、みんなで喜び合いたかったです。決勝開始4時間でリタイアになった時、動かないマシンを見た時、急に涙が出てきて、けれどリーダーとしての仕事は残っていたのでトラックの近くで泣いてすぐに涙をぬぐってみんなの所に戻り、指示を出したり、やらないといけないことをしたりしました。
そして先生からちょっと休憩しようと言われて休憩になった時、すぐに涙が出てきて泣いてしまいました。それだけ自分はこの8耐の活動に真剣に取り組み本気で活動していたんだなあって初めて実感しました。その時、この同好会をやっていてよかったなあって思いました。
リーダーとして力不足だったんじゃないかなあって思います。もっとみんなと向き合えたんじゃないか? もっとみんなの元気を引き出せたのではないかって考えます。けど僕としてはみんなの前で絶対に気を抜かずに、元気よく、大きな声を出して行動できていたと思います。
僕も本音を言えば、暑くてしんどかったし、メンタル面だってよくはありませんでした。けど会長としてリーダーとして「みんなを引っぱっていかないと」っていう気持ちのほうが大きかったので最後までがんばれたんだと思います。
テンションが低い時に気持ちを高める方法、仲間のテンションややる気を上げる方法、自分の考えをうまく伝える方法、いろんなことを学びました。小さい頃からのことはみんな知っていると思いますが、実感や痛感するタイミングは人それぞれ違うと思います。
僕はこの8耐で「思いやりの大切さ」を実感しました。そして思いやりを持って人にマシンに接すれば答えてくれるということも解りました。この活動を通じて感じたことは成長できたことはきっと将来にもなんらかの糧となってまた自分を成長させてくれると信じています。
今後の学園生活で8耐で学んだことをどんどん活用して、自分が他の人を変えるつもりで元気で明るく思いやりをもって日々の学園生活を過ごしていきたいと思っています。そして同好会活動では、1年生たちに僕たちの学んで解ったこと、改善しないといけないことを伝えてひとつでも多くのことをチームとして個人として活かせされたらいいなと思います。
そして先生たちの負担を少しでも軽くできるように僕たち2年生が1年生にしっかりと色んなことを引き継いでいきます。僕は気を抜かず、リーダーとしてみんなをまとめられるように毎日の同好会活動をしていきます。
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