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真夏の祭典鈴鹿8時間耐久ロードレースの公開テストが7月の3〜4日に鈴鹿サーキットで行われました。ほとんどのチームがテストに参加した2日間行われたテストでしたが、両日ともテスト中に豪雨に見舞われ、良好なコンディションで走行できたのはわずかでした。それでも各チーム精力的に走行テストを行っていました。 |
今年の8耐の目玉は、なんたって加賀山就臣選手が率いる「Team Kagayama」でのケビン・シュワンツと芳賀紀行のドリームチーム。「レースをするなら勝てるチーム、勝てるライダーで走る!」と、前々から8耐を走りたいと訴えていたケビンの希望にこたえるべく、名乗りを上げたユッキー。8耐出場を決めたケビンは、体力、筋力作りのために毎日トレーニングを積み、日本にやってきました。 |
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チーム加賀山は今回が3人そろってのテストになりました。ケビン来日と聞いて、かつての思い出グッズを持ってピット裏に集まったファンに丁寧にサインするケビンです。乗り込むほどにタイムを上げていったケビンの走りに注目。 | ||
さて、そのほかのチームですが…… |
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なにかチューチューしているこれ、パワーバーのようなものだそうです。長身国の民ですから、足がながい! 慣れない鈴鹿をしっかり走り込んでました。TSRはペアライダーに清成選手です。 | ||
昨年2位のTOHO Racing は山口辰也に伊藤真一という、こちらもドリームなチームですね。第3ライダーはオーディションとなっていて、小林龍太、宮嶋佳毅、渡辺一馬が参加。みたところ2日目はほぼ渡辺が走行していたので、第3は渡辺に決定ですか? |
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ハルクプロは高橋巧にレオン・ハスラム。高橋がレオンを引っ張る場面もあり、怪我をしたレオンをいたわりながら決勝に向けて走行を繰り返して高橋はこの日の2番時計。 昨年は予選まで絶好調ながら、決勝で痛恨の転倒を喫してしまったモンスターヤマハYARTは今年も中須賀が走ります。チームメイトはブロック・パーカーとスズキから電撃移籍のジョシュ・ウォータース。 |
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高橋巧選手は今期はまだ全日本での優勝はない、8耐で実力を見せたいところだ。 | 開幕前に肩を脱臼、痛む身体でレースに出場し第3戦では優勝。去年の8耐のリベンジを誓う中須賀。 | |
そのヨシムラはテストでトップタイム、青木宣篤と先日の全日本ロードレースで初優勝を飾った津田拓也。優勝して速攻で監督に「8耐はこんな甘くないからな!」と釘をさされた津田選手、気持ちを締め直しての走行。 |
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今季は青木宣篤と若手津田拓也とのコンビ。津田はケニー・ロバーツのスクールでもっとも成長したライダー。 | ||
ホンダが力を入れているアジアからは、アズラン・シャー・カマルザマンと玉田誠、それに長嶋哲太選手です。アズランはアジアロードレース選手権でも絶好調! 玉田選手は先ほど結婚を発表したばかり。長嶋選手は初の1000CCでのレースになります。 |
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4耐優勝経験も8耐出場もあるアズランと、玉田誠のコンビでも十分なところに、若手育成ということで長島哲太が加入。明るい雰囲気のチームで、いいレースになりそうです! | ||
昨年の一番のハイライト? 残り6分でのエンジンストップという、想定外の見せ場を作ってしまったエヴァンゲリオンレーシングは同じく出口修、井筒仁康、芹沢太麻樹での参戦。全日本ロードレースにフル参戦の井筒選手はJ-GP2とST600 にダブルエントリーし、ST600ではオートポリスで優勝するなど大活躍です。テストはウェットの時間も多かったのですが、雨の太麻樹の走りの安定感にも定評ありますね。もう「活動限界」とか言わせないから! |
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テストなのでカウルが黒ゲルですが、それも雰囲気あっていいですね。今年もキャンギャルが・・いや、ライダーの魅力でグランドスタンドを沸かせて欲しい。 | ||
その他、酒井大作がBMWで参戦。自ら経営するうなぎ屋とスイーツ店を背負って上位を目指し、BGのアイドル朝比奈さんは、8耐はドカティで参戦!ホンダ学園は今年も生徒の実習の場を兼ねて、児玉勇太、古澤基樹選手を走らせます |
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酒井大作はうなぎ屋「うな次郎」のほかに「神戸スイーツラボ」も展開している実業家。8耐ウィークはスタンド裏にスイーツ店を出店するのでチェックです! | 今季は全日本ロードレースのJ-GP2クラスにも Z で参戦している朝比奈正。ドゥカティでもカッコいいライディングです。 | |
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KTM浜口レーシングはイタ車で参戦。月刊ヤングチャンピオン烈に連載の女子高生バイク漫画「ばくおん」とのコラボです。ちなみに、KTMはオーストリアのバイク会社です(イタリアじゃないよ)。 | ||
2日間のテストの総合トップはヨシムラスズキレーシングチームで、以下ハルク・プロ、Team KAGAYAMA、YAMAHA-YART、YAMAHA FRANCE GMT94、TEAM JP DOGFIGHTR YAMAHA、Honda Team Asia、TOHO Racing with MORIWAKI
その他鈴鹿8耐の詳細はサーキット特設サイトでどうぞ。ケビンのインタビューもありますよ。また事前の申し込みで入場料無料の「ヤング割」。大人1名で子供5名まで無料など、のチケット情報もお見逃しなく! |
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