2013年5月27日
■ヤマハがインド向けスクーター第2弾「CYGNUS RAY Z」を発売
ヤマハ発動機は、インド向けスクーターの第2弾となる新製品「CYGNUS RAY Z(シグナスレイズィー)」を、2013年5月より同市場にて発売すると発表した。製造・販売はグループ会社のIYM(IndiaYamaha MotorPvt.Ltd.)で行う。
このCYGNUS RAY Zは、「Aggressive Sporty Design!」をコンセプトに10代後半~20代前半の若い男性向けの製品として開発したモデルで、2012年9月に導入した「CYGNUS RAY」をベースに、1)モーターサイクルをイメージさせるスモークのバイザー、2)アルミ製のリアウイング風タンデムグラブバー、3)カーボン柄メーターパネル、4)カーボン柄表皮シート、5)躍動感あるカラー&グラフィック、などを採用したスポーティなモデル。エンジンは、滑らかな発進と力強い加速を兼ね備えた「CYGNUS RAY」と同じ115cc空冷エンジンを採用している。
ちなみに、インドの二輪車市場は2012年に約1,400万台中国を抜いて世界第1位になったという(ヤマハ調べ)。なかでもスクーターカテゴリーが近年急速に拡大しており、“女性の社会進出に伴うスクーターユーザーの増加”が要因のひとつにあることから、ヤマハでは、若い女性をターゲットに「CYGNUS RAY」を開発。昨年の発売以降、コンパクトで扱い易い特徴などにより女性だけでなく男性からも好評を博し、2013年4月末までに約7万台を販売したという。
今回、男性をターゲットに開発した「CYGNUS RAY Z」の導入により、ヤマハのスクーターラインナップがさらに拡充され、今後も伸張が見込まれるインド市場での販売強化に努めていく計画だ。
また、ヤマハでは、続く6月よりスポーツモデルSZシリーズの新製品「SZ-RR(エスズィー・ダブルアール)」と「SZ-S(エスズィー・エス)」の2バリエーションモデルを同市場で発売する。「SZ-RR」は、スモークスクリーン、アルミ製グラブバー、“SZ”の立体エンブレムなどを採用したスポーティで高級感漂う外観が特徴。「SZ-S」はシンプルなタンクまわりのデザインなど、ファミリー層にも受け入れられやすい落ち着いた装いとしている。
「CYGNUS RAY Z」は現地価格で48,555インドルピー(5月27日現在のレートで約8万8千円)、「SZ-RR」が62,500インドルピー(同約11万3千円)、「SZ-S」は59,500インドルピー(同約10万8千円)でデリー店頭で販売される。販売計画はそれぞれ「CYGNUS RAY Z」5万台、「SZ-RR」「SZ-S」5万台(シリーズ合算。発売から1年間、インド国内)。