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次の日、目を覚ますと雨。夜中けっこう降ってたんですよね。チェックアウトする時にはどうにか止んだのですが、天気予報によると一旦回復して晴れるもののすぐまた雨になるらしく、ブルーな気分です。
フロントに置いてあったパンフレットを見ていたら、何とこの足利、「人間だもの」で有名な、書家の「相田みつを」さんの出身地だったんですね。それと、大昔に森高千里ちゃんが唄ってヒットした「渡良瀬橋」のある町……げ〜っ、全然知りませんでしたぁ〜!! ワタシ、旅するときは前もって情報集めたりしないんですよねぇ。今も、森高千里ちゃんのCD持っているのにぃ〜。
「渡良瀬橋」はバイクで6〜7分くらいのところにありました。ここ、夕陽がとてもキレイな場所として有名らしいですね。そういや歌詞の中にもあったなって今頃気づいているワタシ。昨日来ていればバッチリ写真撮れてたのに、残念!!
そして足利といえばやっぱり「足利学校」です。ここだけはモチロン知っていましたよ。
何でも日本にキリスト教を伝えたフランシスコ・ザビエルが「日本で一番大きくて有名な大学だ」と西洋にも紹介したというくらい歴史が古いそうですよ。
中国の孔子の思想なんかを教えたりしていたそうなんですが、なかでも「宥座之器(ゆうざのき)」の復元模型がおもしろかった。器に水を入れていくのですが、ほどほどの量だと静止するものの、欲をかいてそれ以上入れると器がひっくり返り水がこぼれてしまうのです。
孔子はこれを見て「満ちて覆らないものはない」と弟子達に教えたそうなんですが、この国は俺たちのものだ、この島も俺たちのものだ、この領海も当然俺たちのものと言って、世界中の資源をガメている「あの国」の党員どもに今こそ教えてやりたいものですよね。ホントにさ!!
足利学校のすぐ隣には「鑁阿寺(ばんなじ)」という、室町幕府を起こした足利家の住居跡に立つ、大日如来を祀ったお寺がありました。本堂をはじめ鐘楼や山門などが重要文化財に指定されている、美しい建物でしたよ。
また、小高い山の中腹にある「足利織姫神社」もキレイなトコでした。約1300年の歴史があるそうで、産業と縁結びの神様として、足利の方々に親しまれているのだそうです。
そのあと少し街中をブラブラして足利に別れを告げ、14キロほど離れた「名草の巨石群」へと移動します。30分で到着。駐車場にセロちゃんを停め歩くこと約10分、巨大な岩の上に乗った神社が見えてきました。
花崗岩が、長い歴史の中で風雪にさらされるうちに、割れたり削られたりしてできたという不思議な光景であります。