2013年4月5日
■ヤマハが、インドネシア向け115ccATコミューターの新製品「X Ride」を発売
「X Ride(エックス・ライド)」は、オフロードテイストの個性的なデザインが特徴のFIモデルで、ヤマハ独自のFI技術YMJET-FI(Yamaha Mixture Jet-Fuel Injection=主通路とは別に設けた副通路からのエアアシストを行い噴射燃料と空気を効率的に混合させ、実用域での燃費向上に貢献するFIシステム)採用の115ccエンジンを、斬新なオフロードテイストの車体に搭載した新製品。2013年4月よりインドネシアにて発売する。
インドネシアの二輪車市場は年間約700万台の規模を誇り、ATモデルの比率は約60%。近年、20代~30代男性を中心に、個性に合わせて愛車をドレスアップするなど、自己表現ツールとして二輪車を楽しむライフスタイルが多く見らるようになってきたという。こうしたユーザーに向け、“New Off-Taste AT”をコンセプトに開発したのが、このオフロードテイストのATコミューター「X Ride」だ。
「X Ride」は、YMJET-FI採用エンジンによる低燃費で爽快な加速フィーリングに加え、スポーティーで個性的な外観と、優れたトラクション性能を実現する専用サスペンション、および幅広タイヤ(後輪100/70-14)などを特徴としている。カラーリングデザインは、大胆な塗装色や鮮やかな着色パーツのアクセントで彩ったボディに、“X”をモチーフとしたダイナミックなグラフィックなどを配し、“エキサイティング”なイメージを強調している。
また、多彩な純正アクセサリー用品も設定し、個性的なドレスアップを楽しむユーザーのニーズに応えるという。製造・販売は、インドネシアのグループ会社YIMM(PT.Yamaha Indonesia Motor Manufacturing)が行い、年間販売計画は10万台(発売から1年間、インドネシア国内)を予定している。現地ジャカルタでの乗り出し価格は、14,400,000ルピア(4月5日現在で約14万2千円)。
ちなみにこの「X Ride」は、2012年12月に発表したヤマハの新中期経営計画にある「事業規模拡大・収益力向上」を担う製品のひとつとされている。