スカイウェイブ250リミテッド 672,000円(4月30日発売)
★スズキ スカイウェイブ250リミテッド車両解説
冬も快適ビッグスクーター、スカイウェイブ250リミテッドがマイナーチェンジ
1998年に登場したスズキ初のビッグスクーター、スカイウェイブ。2月が250版、そして10月に400と発売時期は若干ずれたが、基本的に同一構成の兄弟車だった。
前後13インチ・タイヤにディスクブレーキ、リアにはリンク式モノショックという足回りを持つ車体に搭載されたのは、1軸バランサーを採用し、単気筒SOHCながら4バルブの元気なエンジン。「スクーターにも楽しい走りを」というスズキらしいモデルだった。シート下にはA3サイズの書類が入るアタッシュケースが収納できる“パーソナルスペース”を備えるなど、的を得た使い勝手とともに人気を集めることに成功している。
その後、1999年7月にはニューカラーのパールホワイトを追加設定、250ではタイプIIの名称が使われるようになった。そして1999年11月にはナックルバイザーとグリップヒーターを採用した“冬季向け仕様”の特別仕様車、250tタイプIIリミテッド、400リミテッドを発売。
2000年7月(400は8月)には初のマイナーチェンジによりシート下の収納スペースを拡大。ヘルメット2個を収納可能としたほか、スクリーン内部に走行風を導入し、ライダーの疲労を軽減するエアインテークを採用。
2002年8月(400は9月)、フルモデルチェンジにより2世代目に発展。全体のデザインをよりスポーティなものへと変更するとともに、ヘッドライトに2灯式マルチリフレクターを採用、ホイールもディッシュタイプから5本スポークタイプへと変更、リアスポイラーも採用している。エンジンには当時の国産ビッグスクーターでは初のフューエルインジェクションが採用された。
2002年12月には250モデルに“ストリート仕様”として、メッキパイプハンドル、メッキハンドルポスト、スモークタイプのウインカー、テールランプ、ショートスクリーン、ハイマウントストップランプ、黒塗装のホイールとフロントフォークなどを採用した250タイプSを発売。400では2003年8月に、テールランプの点灯方法を1灯から3灯へ変更、ガソリンタンクキャップ、およびフロントの小物入れのフタの開閉方法変更するなどのマイナーチェンジを受けたのと同時に、250同様のタイプSが加わっている。
より“ストリートカスタム”色を強めたSSが発売されたのは、250が2005年1月、400が6月だ。当時若者を中心にスクーターのカスタムブームが起こり、それに合わせてメーカー・カスタム的なモデルとして登場している。車体前部の風防部分に、車体色と同色の“エアロマスク”を被せ、ヘッドライトには透明感のある青色のマルチリフレクターを採用、ライダー側の背もたれのない新形状シート、各部にメッキ部品を採用、特にハンドルにはクラス初のクロームメッキ仕上げの“インチバー”を採用するなどカスタム色の強いモデルだった。
2006年4月(400タイプSは5月、400は6月)スカイウェイブ・シリーズをフルモデルチェンジして第3世代に。新開発の水冷エンジンはDOHC4バルブを採用、ブランニューのフレームに搭載された。400には新形状の大型スクリーン、400 タイプSにはスモーク調小型スクリーンと併せてリアアンダースポイラーを採用した。ちなみにこの第3世代のスカイウェイブでも、250のタイプSのみは1ヵ月早く発表されている(発売も250が4月27日からなのに対して、250 タイプSは4月18日と一足早く発売されている)。
電子制御式CVTによる7速マニュアルモードを搭載するバリエーションモデル、250タイプMは2007年3月に発売されている。2004年発売のホンダのフォルツァのマニュアルモード(6速)搭載に対抗するモデルとしての登場だった。
2011年1月のカラーチェンジでは、250のタイプS、タイプSベーシック、SS、タイプM、そしてリミテッド、400ではタイプS ABS、リミテッド ABS全てのモデルが新色設定となった。
2012年3月には、400リミテッド ABS、400タイプS ABSともにマイナーチェンジを受け、車載工具の内容見直し(両モデル共通)、ブレーキスイッチの防水化、マフラーエンドキャップ等のパーツをブラックに、ホイールピンストライプを追加、新色1色の設定に(400リミテッド ABS)、ブレーキレバー部のゴムカバーの廃止、トランスポンダイモビライザーを変更(400タイプS ABS)、継続色2色の設定に、とそれぞれマイナーチェンジが行われていた。
今回は250シリーズをまとめてマイナーチェンジ。車体色の変更と、マフラーリアカバー、メーターアッパーパネルが変更された。250リミテッドでは、黒系の新色1色となった。
★SUZUKI プレスリリースより (2013年3月1日)
大型スクーター「スカイウェイブ250シリーズ」を
カラーリング変更して発売
スズキ株式会社は250cm3スクーター「スカイウェイブ250シリーズ」4機種をカラーリング変更し、「スカイウェイブ250タイプSベーシック」を2013年4月2日(火)、「スカイウェイブ250タイプM」・「スカイウェイブSS」・「スカイウェイブ250リミテッド」を2013年4月30日(火)に発売する。
- ●主な変更点
- ・車体色の変更、マフラーリヤカバー・メーターアッパーパネルの色変更
- ※主要諸元、メーカー希望小売価格に変更は無い。
- ●車体色
- ・スカイウェイブ250 タイプS ベーシック
- 新色の青色「トリトンブルーメタリック」、白色「パールブレーシングホワイト」と既存色の黒色「グラススパークルブラック」の全3色設定とした。
- ・スカイウェイブ250 タイプM
- 新色の白/灰2トーン色「パールブレーシングホワイト/マットフィブロイングレーメタリック」赤/つや消し黒2トーン色「パールミラレッド/マットブラックメタリックNo.2」、既存色の黒色「グラススパークルブラック」の全3色設定とした。
- ・スカイウェイブSS
- 新色の白色「パールグレッシャーホワイト」と既存色の茶色「グラスミッドナイトブラウン」の全2色設定とした。
- ・スカイウェイブ250 リミテッド
- 新色の黒色「グラススパークルブラック」の1色設定とした。
- ●スカイウェイブ250シリーズの主な特長
- ・フューエルインジェクションシステムを搭載する、最高出力19kw<26PS>/7,500rpmを発揮する水冷DOHC4バルブエンジンを採用。
- ・リンク式リヤサスペンションを採用し、二人乗り時にもしなやかで快適な乗り心地とスポーティな走りを両立。
- ・フルフェイスヘルメット(※1)2個を収納しても余裕のある63Lの大容量シート下トランクや、エンジンの始動に便利なキーレススタートシステムを採用。(※2)
- ※1 形状、大きさにより収納できないヘルメットもあります。
- ※2 キーレススタートシステムはスカイウェイブ250 タイプSベーシックを除く。
- 商品名
- スカイウェイブ250 タイプSベーシック(AN250SUL2)
- メーカー希望小売価格
- 640,500円(消費税抜き 610,000円)
- 発売日
- 2013年4月2日
- 車体色3色
- トリトンブルーメタリック(YSF)、パールブレーシングホワイト(RB5)、グラススパークルブラック(6UX)
- 商品名
- スカイウェイブ250 タイプM(AN250ML2)
- メーカー希望小売価格
- 714,000円(消費税抜き 680,000円)
- 発売日
- 2013年4月30日
- 車体色3色
- パールブレーシングホワイト/マットフィブロイングレーメタリック(ARD)、パールミラレッド/マットブラックメタリックNo.2(ARB)、グラススパークルブラック(6UX)
- 商品名
- スカイウェイブSS(AN250SSL2)
- メーカー希望小売価格
- 682,500円(消費税抜き 650,000円)
- 発売日
- 2013年4月30日
- 車体色2色
- パールグレッシャーホワイト(YWW)、グラスミッドナイトブラウン(ANX)
- 商品名
- スカイウェイブ250 リミテッド(N250ZL2)
- メーカー希望小売価格
- 672,000円(消費税抜き 640,000円)
- 発売日
- 2013年4月30日
- 車体色1色
- グラススパークルブラック(6UX)
★主要諸元
車名型式 | JBK-CJ46A | |
---|---|---|
スカイウェイブ250リミテッド | ||
発売日 | 2013年4月30日 | |
全長×全幅×全高(m) | 2.270×0.825×1.385 | |
軸距(m) | 1.585 | |
最低地上高(m) | 0.125 | |
シート高(m) | 0.710 | |
車両重量(kg) | 218 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費(km/L) | 39.0(60km/h定地走行テスト値) | |
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転半径(m) | 2.7 | |
エンジン型式 | J441 | |
水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ | ||
総排気量(cm3) | 249 | |
内径×行程(mm) | 69.0×66.8 | |
圧縮比 | 11.3 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 19[26]/7,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 25[2.5]/6,000 | |
燃料供給装置形式 | 電子式燃料噴射 | |
始動方式 | セル式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式バッテリ点火 | |
潤滑油方式 | 圧送式 | |
潤滑油容量(L) | 1.5 | |
燃料タンク容量(L) | 13 | |
クラッチ形式 | 自動遠心式 | |
変速機形式 | Vベルト無段変速 | |
変速比 | 2.480~0.814 | |
減速比1次/2次 | 1.000/2.714×2.928 | |
キャスター(度) | 25°20′ | |
トレール(mm) | 102 | |
タイヤサイズ | 前 | 120/80-14 M/C58S |
後 | 150/70-13M/C 64S | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク |
後 | 油圧式シングルディスク | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | ユニットスイング式 | |
フレーム形式 | パイプアンダーボーン式 |