アドレスV125SS 266,700円(3月27日発売)
★スズキ アドレスV125SS 車両解説
アドレスV125Sにアップグレードバージョン、アドレスV125SSを発売
2005年2月、それまでの2ストロークエンジンを搭載するアドレスV100の跡を継ぐ、スズキの原付二種スクーターとして発売開始されたのがアドレスV125だ。当然ながらエンジンは環境対応の新設計4ストロークへと変更され、同時に国産125ccとしては初のフューエルインジェクションが採用されていた。この時同時に発売されたアドレスV125Gは、アップグレードモデルと言えるもので、フロントのウインカーにクリアレンズを採用、車体横には立体エンブレム、ハンドルロックと同時にアラームがセットできる盗難抑止アラームの標準装備、シート下トランク内にDCソケットを配置、サイドスタンド、ハンドル下のインナーラックやリヤキャリアなどが採用されていた。
その後、2006年3月発売以降のモデルからは、台湾の合弁会社で生産され、日本に輸入されるモデルへと切り替えられている(それまでは愛知県の豊川工場で生産されていた)。価格はそれまでと同一で、年間販売目標は28,000台だった。
2007年2月、メーターパネルにウインカーのインジケーターを新たに採用、文字盤のデザインも変更、シート下トランクに荷物の損傷を軽減するスポンジタイプのインナーマットを採用、カラー設定も変更するマイナーチェンジ。同年8月、鮮やかな「パールグラスホワイトNo.2」の車体色を採用した2,000台限定のアドレスV125Gリミテッドエディションを発売。
2008年1月、防風効果の高い専用設計ナックルバイザー、5段階に温度調整が可能なグリップヒーター、そしてレッグシールドに“Limited”のエンブレムを貼付し、寒冷時の快適性を高めた限定車、アドレスV125Gリミテッドを発売。同年12月、アドレスV125GとアドレスV125Gリミテッドをマイナーチェンジ。新排出ガス基準である平成19年国内排出ガス基準に対応、発電機を改良、メーターパネルのデザインと質感を向上、シャッターキーの形状を変更。
2009年9月、アドレスV125Gに新色を設定。2010年1月、基本モデルといえるアドレスV125にも小物の収納に役立つフロントインナーポケット、荷物の積載に便利なリアキャリアを採用するマイナーチェンジ。実質的にV125Gと合体したカタチに。
2010年8月、アドレスV125シリーズのスポーティ・バージョンと言えるアドレスV125S/アドレスV125Sベーシックを発売。メカニズムの基本構成は変わらないものの、外観はよりスポーティにエッジを効かせた流線的なラインを効果的に取り入れたスタイリングが採用された。クリアレンズではなく通常のウインカーレンズ仕様となり、盗難抑止アラームが省略されているのがアドレスV125Sベーシック。
2011年1月、アドレスV125Sに「キャンディカプリブルー」という特別色を設定。2011年10月、アドレスV125Sにナックルバイザー、グリップヒーター、シートヒーターを採用した寒冷地仕様を施したアドレスV125Sリミテッドを発売。
2012年1月、前年に引き続き「キャンディソノマレッドNo.2」という特別色を設定。そして2012年6月には、ノーマルバージョンと言えるアドレスV125の方のカラーチェンジが行われている。新色の「キャンディカプリブルー」の採用と継続色の3色を合わせ、計4色のラインナップに。諸元、価格に変更なし。
2012年9月は、スポーティーバージョン、アドレスV125Sの方のカラーチェンジの番で、新色「ファントムブラックメタリックNo.2」(灰色)という新色を採用、既存色2色、特別色2色と合わせて計5色の設定となった。そして2013年1月に、2013年モデルとして「グレリームグレーメタリック」という特別色が設定されている。
今回は、アドレスV125Sの上級バージョンといえるアドレスV125SSがラインナップに加わった。車体色と同色のピリオンライダーハンドル、同色のカバーを装着したリアビューミラー、アルミ製タンデム用ピリオンフットレバー、専用ロゴデカールを採用。カラーも3色を設定。
★SUZUKI プレスリリースより (2013年3月1日)
心揺さぶるスポーティなスタイリングの125cm3スクーター
新型「アドレスV125SS」を発売
スズキ株式会社は、2010年8月に発売した「 アドレスV125S 」をベースに、スポーティさを演出した125cm3スクーター「アドレスV125SS」を2013年3月27日(水)より発売する。
アドレスV125シリーズは、2005年の発売以来、「軽量・コンパクトで取り回ししやすい車体」、「便利で実用的な装備類」、「パワフルで扱いやすいエンジン」などで定評を頂いている原付二種 スクーターである。「アドレスV125S」ではシャープで上質感のあるスタイリングを採用し、ガソリン残量や時計、オイル交換時期などを表示する多機能メーターや、持ち手の太いかばんでも掛けやすいかばんホルダーを装備するなど、日常での使い勝手の良さで好評を頂いている。
- ●アドレスV125SSの主な特長
- ・車体色と同色のピリオンライダーハンドルを装備した
- ・車体色と同色のカバーをミラーに装着したリアビューミラーを装備した
- ・アルミ製のタンデム用ピリオンフットレストバーを装備した
- ・専用のロゴデカールを採用した
- ・車体色には白色「パールグラスホワイトNo.2」、黒色「グラススパークルブラック」、青色「キャンディカプリブルー」の3色を設定
- 商品名
- アドレスV125SS(UZ125SSL3)
- メーカー希望小売価格
- 266,700円(消費税抜き 254,000円)
- 発売日
- 2013年3月27日
- パブリシティー
- 2013年3月1日
- 車体色3色
- パールグラスホワイトNo.2 (YPK)、グラススパークルブラック (YVB)、キャンディカプリブルー (YRG)
★主要諸元
車名型式 | EBJ-CF4MA | |
---|---|---|
アドレスV125SS | ||
発売日 | 2013年3月27日 | |
全長×全幅×全高(m) | 1.780×0.635×1.035 | |
軸距(m) | 1.235 | |
最低地上高(m) | 0.120 | |
シート高(m) | 0.745 | |
車両重量(kg) | 101 | |
乾燥重量(kg) | - | |
乗車定員(人) | 2 | |
燃費(km/L) | 52.0(60km/h定地走行テスト値) | |
登坂能力(tanθ) | - | |
最小回転半径(m) | 1.8 | |
エンジン型式 | F468 | |
強制空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ | ||
総排気量(cm3) | 124 | |
内径×行程(mm) | 53.5×55.2 | |
圧縮比 | 9.6 | |
最高出力(kW[PS]/rpm) | 7.3[9.9]/7,500 | |
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) | 10[1.0]/6,000 | |
燃料供給装置形式 | 電子式燃料噴射 | |
始動方式 | セル(キック併用)式 | |
点火方式 | フルトランジスタ式バッテリ点火 | |
潤滑油方式 | 圧送式 | |
潤滑油容量(L) | 1.1 | |
燃料タンク容量(L) | 6.3 | |
クラッチ形式 | 乾式自動遠心シュータイプ | |
変速機形式 | Vベルト無段変速 | |
変速比 | 2.681~0.808 | |
減速比1次/2次 | 1.000/2.647×3.133 | |
キャスター(度) | 26°00′ | |
トレール(mm) | 82 | |
タイヤサイズ | 前 | 90/90-10 50J |
後 | 100/90-10 56J | |
ブレーキ形式 | 前 | 油圧式シングルディスク |
後 | 機械式リーディングトレーリング | |
懸架方式 | 前 | テレスコピック式 |
後 | ユニットスイング式 | |
フレーム形式 | アンダーボーン式 |