2013年2月13日
■ヤマハ、2013年海外・国内レース主要チームの体制を発表
「今シーズンもわたしたちは、チャレンジスピリットを原動力に国内外でさまざまなレース活動を展開し、皆様のご期待を超える『感動』の提供と共有を目指します」というヤマハ発動機。ロードレース世界選手権MotoGPクラス、全日本ロードレース選手権JSB1000クラス、全日本トライアル選手権IAスーパークラスでタイトルを獲得した昨年同様に、国内外モータースポーツ各カテゴリーでの活躍に注目が集まる。
ロードレースの世界最高峰・MotoGPクラスには昨年同様、2チーム4人のライダーが参戦。ディフェンディング・チャンピオンのホルヘ・ロレンソ、そして2年振りに自身4度チャンピオンを獲得したヤマハのマシンを駆るバレンティーノ・ロッシがファクトリーチーム「ヤマハ・ファクトリー・レーシング」から出走。サテライトチームの「モンスター・ヤマハ・テック3」は昨年2度の3位表彰台を獲得したカル・クラッチローを継続起用。昨年までMoto2クラスを戦ったブラッドリー・スミスが新たに加わった。マシンは過去6度の世界チャンピオンを獲得しているYZR-M1で、2010年以来となるライダー、コンストラクター、チームの三冠獲得を目指す。
モトクロス世界選手権はMX1クラスにファクトリーチーム「モンスター・エナジー・ヤマハ・チーム」が参戦。ライダーはスティーブン・フロサードに加え、今年からMX1クラスフル参戦を開始する若手ライダーのジョエル・ローランツを起用。マシンは市販モトクロッサーをベースにファクトリーチューンが施されたYZ450FMとなる。
全日本ロードレース選手権の最高峰・JSB1000クラスには昨年に引き続き、ディフェンディング・チャンピオンの中須賀克行が「ヤマハ・YSP・レーシング・チーム」から参戦。今シーズンはヤマハ・ライダー初となる国内最高峰クラス4度目のチャンピオンを目指す。マシンはYZF-R1。
全日本モトクロス選手権は国内最高峰のIA1クラスに「ヤマハ・YSP・レーシング・チーム」が参戦。田中教世、ホンダから移籍の平田優の2名が、ファクトリーマシンのYZ450FMでチャンピオン奪還を狙う。
全日本トライアル選手権には国内最高峰のIAスーパークラスに「チーム・黒山レーシング・ヤマハ」の黒山健一が出場。昨年は一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)の統括競技における史上最多記録となる11回目のチャンピオンを7戦全勝という快挙とともに獲得。今シーズンも記録の更新が期待される。
尚、7月28日に決勝が行われるFIM世界耐久選手権シリーズ第2戦「鈴鹿8耐」には、「MONSTER Energy YAMAHA-YART」が参戦することを早くも表明。ライダーは日本のエース・中須賀に加え、昨年スーパースポーツ世界選手権でランキング5位を獲得したブロック・パークス、ヨシムラから参戦した2011年の鈴鹿8耐で2位を獲得、昨年オーストラリア・スーパーバイク選手権でチャンピオンとなり、今シーズンはヤマハのマシンで英国スーパーバイク選手権を戦うジョシュ・ウォーターズが起用される予定となっている。
2013年 ヤマハ国内外の主要レース活動について
http://www.yamaha-motor.co.jp/profile/sports/race/team/