2013年1月15日 

■ヤマハが125ccATコミューター「Xeon RC」をインドネシアで発売

ヤマハ発動機は、125cc水冷4ストロークエンジン搭載のインドネシア向けATモデル「Xeon (セオン)」に、FIを採用するなどにより経済性と加速性を向上させたニューモデル「Xeon RC(セオン・アールシー)」を2013年1月中旬より同市場で発売すると発表した。製造・販売はグループ会社のYIMM(PT.Yamaha Indonesia Motor Manufacturing)が行う。

現行車の「Xeon (セオン)」は2010年から導入したモデルで、インドネシアでは累計約36万台を販売している人気モデル。ヤマハは、さらなる商品競争力強化のためアセアン二輪車のFI化を進めており、「Xeon RC」は、ヤマハの独自のFIシステムであるYMJET-FI※など新しい装備を織り込み燃費を向上させたほか、加速性、走行性などを高め、ボディデザインもよりスポーティで躍動的な外観とした。また、カラーリングも、スポーツマインドの強いインドネシアのユーザーニーズに応えるべく、「X-TREME SPORT RACING CAR」をコンセプトとした、高性能なスポーツカーが醸し出すスピード感や力強さを表現しているという。

またこのモデルは、2012年12月にヤマハが発表した新中期経営計画にある「事業規模拡大・収益力向上」を担う商品のひとつにもなっている。発売は2013年1月中旬。販売計画台数は25万台(発売から1年間、インドネシア国内)。価格は、15,100,000ルピア(ジャカルタ乗り出し価格)、日本円にして約13万6千円(1月15日現在)だ。

※ YMJET-FI:Yamaha Mixture Jet-Fuel Injection/主通路とは別に設けた副通路からのエアアシストを行い噴射燃料と空気を効率的に混合させ、実用域での燃費向上に貢献するFIシステム。