スカイウェイブ650LX 1,113,000円(1月29日発売)

★スズキ スカイウェイブ650LX 車両解説

650cm3ビッグスクーターが「凛々しさと上品さ」をキーワードにスタイルを一新

1998年に始まるスズキ初のビッグスクーター、スカイウェイブシリーズ(250/400)に、2002年6月、世界初の電子制御式CVTシステムと量産スクーターとしては世界最大排気量となる638cm3エンジンをひっさげて加わったフラグシップ・スクーター、スカイウェイブ650。

翌2003年3月には、スズキの二輪車事業進出50周年を記念した特別仕様車をラインナップ。黒ベースの特別色、電動格納式ミラー、シシーバーを標準装備するなど全体に高級感をプラス。8月にはフロントフォークなど足回りをチューニング、シート形状の変更で足つき性の向上などのマイナーチェンジが行われた。さらに2004年1月にはABSを装備するアップグレードバージョンのスカイウェイブ650LXが発売されている。

2004年11月、冬季の使用に配慮したグリップヒーターを装備、特別色を採用したスカイウェイブ650リミテッドをタイプ設定。2005年2月にはイモビライザーを採用、マニュアルモードにオーバードライブを追加し6速とするマイナーチェンジ。同4月にはスクーター初の可動式スクリーンを採用。2006年は1月にカラーチェンジ、2007年1月光沢のあるホワイトカラーを追加。

2008年11月には650LXのヘッドライトのリフレクターを淡青色メッキとし、シートヒーター、グリップヒーターを標準装備するマイナーチェンジ。そしてその後はしばらく間が空くことになって2011年6月のマイナーチェンジへと続く。

この時のマイナーチェンジでは、センターに大型液晶を配した新デザインのメーターパネル、フロントフェンダー左右のABSステッカー貼り付け位置を左ヘッドライト上の一箇所へ変更、そしてカラー設定の変更が行われた。

2012年5月には、車体色の変更が行われ、新色の“パールムーンストーングレー”を採用、既存色の“パールミラージュホワイト”と合わせ、計2色の設定となった。

今回、「凛々しさと上品さ」をキーワードにスタイルを一新、またエンジンのフリクションロスの低減やCVTの制御変更など、各部を熟成した初のモデルチェンジが行われた。燃費も約19%向上させている。

スカイウェイブ650LXに採用された新色、マットフィブロイングレーメタリック。
こちらも新色のパールブレーシングホワイト。
継続色、グラススパークルブラック、で計3色の設定に。

★SUZUKI プレスリリースより (2013年1月9日)

大型スクーター新型「スカイウェイブ650LX」を発売

スズキ株式会社は、大型スクーター新型「スカイウェイブ650LX」を2013年1月29日(火)より発売する。

「スカイウェイブ650」は2002年の発売以来、快適な走りと上質な装備で日本をはじめ、欧州、米国を中心に多くのお客様より支持されているスズキの最上級スクーターである。

新型「スカイウェイブ650LX」は凛々しさと上品さを表現した洗練されたスタイリングを採用し、エンジンとCVT制御の改良により32.0km/L※1の燃費を実現して環境性能を高めた。電動格納ミラーや電動スクリーン等の快適な装備に加え、アナログ式のメーターとマルチファンクション液晶を組み合わせたインパネの採用等により機能を充実させた。

●「スカイウェイブ650LX」の主な変更点
デザイン
・凛々しさと上品さを表現したデザインは、車体全体に一体感を持たせ、スリムで引き締まったスタイリングとした。
・車体色は、新色の艶消しの灰色(マットフィブロイングレーメタリック)と白(パールブレーシングホワイト)、黒(グラススパークルブラック)の全3色を設定。
エンジン・CVT
・エンジンのフリクション(摩擦抵抗)の低減と、CVTの制御の変更により、燃費を先代モデル比で約19%(27.0km/L→32.0km/L) ※1向上させた。
・クラッチの材質と形状を工夫することで、押し歩き時の重さを低減させた。
インストルメントパネル
・アナログ式の速度計と回転計の間にマルチファンクション液晶を装備。常時表示式の時計に加え、燃費計や外気温計等を表示することができる。
・燃費効率が良い状態になると点灯する、エコドライブインジケーターを回転計内に採用。
足回り
・軽快なハンドリングと直進安定性を両立させた前後サスペンション。二人乗り走行時にも快適なセッティングとした。
・フローティングディスクを採用したブレーキに、小型・軽量化したABSを標準装備した。
その他の装備
・タンデムシートと、タンデムシートバックレストの形状を変更し、同乗者の快適性を高めた。
・シート下ラゲッジスペースは、フルフェイスヘルメットを2個収納しても余裕のある容量※2を確保した。
・グリップヒーターとシートヒーターを標準装備した。
・レッグシールド先端にLEDポジションランプを新採用した。
商品名
スカイウェイブ650LX(AN650AL3)
メーカー希望小売価格
1,113,000円(消費税抜き 1,060,000円)※3
発売日
2013年1月29日
車体色
3色
マットフィブロイングレーメタリック、パールブレーシングホワイト、グラススパークルブラック
 
※1 60km/h定地走行燃費(km/h)。国土交通省届出値。値は定められた試験条件での数値。実際の走行は、この条件(気象・道路・車両・運転・整備などの状況)が異なってくるため、それに応じて燃費が異なる。
※2 形状・大きさにより収納できないヘルメットがある
※3 価格には、保険料、税金(消費税を除く)、登録等に伴う費用は含まれない。

★主要諸元

車名型式 EBL-CP52A
スカイウェイブ650LX
発売日 2013年1月29日
全長×全幅×全高(m) 2.265×0.810×1.420
軸距(m) 1.585
最低地上高(m) 0.125
シート高(m) 0.760
車両重量(kg) 277
乾燥重量(kg) -
乗車定員(人) 2
燃費(km/L) 32.0(60km/h定地走行テスト値)
登坂能力(tanθ) -
最小回転半径(m) 2.7
エンジン型式   P506
水冷4ストローク2気筒DOHC4バルブ
総排気量(cm3) 638
内径×行程(mm) 75.5×71.3
圧縮比 11.2
最高出力(kW[PS]/rpm) 37[50PS]/7,000
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm) 60[6.1]/5,000
燃料供給装置形式 フューエルインジェクション
始動方式 セル式
点火方式 フルトランジスタ式
潤滑油方式 圧送式
潤滑油容量(L) 3.4
燃料タンク容量(L) 15
クラッチ形式 湿式多版
変速機形式 電子制御式Vベルト無段変速
変速比 1.333~1.566
減速比1次/2次 1.333/3.986×1.566
キャスター(度) 25°25′
トレール(mm) 103
タイヤサイズ 120/70R15M/C 56H
160/60R14M/C 65H
ブレーキ形式 油圧式ダブルディスク(ABS)
油圧式シングルディスク(ABS)
懸架方式 テレスコピック式
ユニットスイング式
フレーム形式 パイプアンダーボーン式